『系統看護学講座』準拠
解剖生理学ワークブック

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『系統看護学講座 解剖生理学』に準拠したワークブック。テキストの図や文章をそのまま活用した問題を掲載。用語の穴埋めや作図など、学生が手を動かしながら学習できる工夫を盛り込んだ。問題ごとにテキストの対応頁を掲載し、テキストを読む習慣も促す。学習授業の予習・復習、長期休みの課題などに最適。
編集 坂井 建雄 / 岡田 隆夫
発行 2019年02月判型:B5頁:136
ISBN 978-4-260-03824-9
定価 2,200円 (本体2,000円+税)
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はじめに

 解剖生理学は,看護師を含む医療専門職にとって,学習の基盤となる最重要の学問です。一方で,複雑に入り組むからだのしくみとはたらきを理解しなければならず,覚えなければならない用語もとても多くあります。テキスト『系統看護学講座 解剖生理学』をはじめて開いたとき,「こんなにたくさんのことを覚えなければならないのか」と心配になったかもしれません。
 本書は,『系統看護学講座 解剖生理学』の学習を助けるワークブックで,テキストの目次に沿って,15回に分けて構成されています。テキストに使用されている図や文章から,解剖生理学を学習していくうえでまず覚えるべきことを中心に厳選し,問題を作成しました。用語を書く問題,簡単なイラストを描く問題,グラフを完成させる問題など,さまざまなパターンの問題を用意しました。書き込む用語も多く,イラストやグラフを描く問題は少しむずかしく感じるかもしれません。しかし,「自分の手を動かして書いてみる」ことが,記憶の定着や知識の理解につながるのです。
 また,各問題には,テキストの該当ページを記しているので,わからないことがあれば,すぐに戻ることができます。答えをさがすうちにすみずみまで読むことになり,より深い学習へとつながります。
 本書は皆さんの学習方法に合わせて,さまざまに活用することができます。たとえば
 ・授業の予習・復習として取り組む
 ・知識定着の確認としての小テスト形式で取り組む
 ・解答・解説を書き込んで,自分だけのノートにする
 ほかにも工夫しだいでいろいろな方法で活用できます。自分に合った学習方法で,本書に取り組んでみてください。先生に相談してみるのもよいでしょう。
 本書を1冊解き終えたとき,最初は「こんなにたくさん」と思っていた知識が,しっかりと身についているはずです。最初は解けない問題があっても,あきらめず,繰り返し学習を進めてください。
 『系統看護学講座 解剖生理学』とともに,本書が解剖生理学を学習していく一助となることを願っています。

 2018年12月
 坂井建雄 岡田隆夫

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はじめに
本書の使い方

第1回 解剖生理学のための基礎知識
 形からみた人体
 素材からみた人体
 機能からみた人体

第2回 栄養の消化と吸収1 消化管のしくみとはたらき
 消化器系の概観
 口・咽頭・食道の構造と機能
 腹部消化管の構造と機能

第3回 栄養の消化と吸収2 膵臓・肝臓・胆嚢のしくみとはたらき,腹膜
 膵臓・肝臓・胆嚢の構造と機能
 腹膜

第4回 呼吸と血液のはたらき1 呼吸器のしくみ
 呼吸器の構造

第5回 呼吸と血液のはたらき2 呼吸・血液のしくみとはたらき
 呼吸
 血液

第6回 血液の循環とその調節1 心臓のしくみとはたらき
 循環器系の構成
 心臓の構造
 心臓の拍出機能

第7回 血液の循環とその調節2 血管・リンパ管
 末梢循環系の構造
 血液の循環の調節
 リンパとリンパ管

第8回 体液の調節と尿の生成
 腎臓
 排尿路
 体液の調節

第9回 内臓機能の調節
 自律神経による調節
 内分泌系による調節
 ホルモン分泌の調節

第10回 身体の支持と運動1 全身の骨格と筋
 骨・骨格筋
 体幹の骨格と筋

第11回 身体の支持と運動2 上肢・下肢・頭頸部の骨格と筋,筋の収縮
 上肢の骨格と筋
 下肢の骨格と筋
 頭頸部の骨格と筋
 筋の収縮

第12回 情報の受容と処理1 ニューロン・脳・脊髄のしくみとはたらき
 神経系の構造と機能
 脊髄と脳
 脳の高次機能

第13回 情報の受容と処理2 伝導路,感覚器
 感覚機能と上行伝導路
 眼の構造と視覚
 耳の構造と聴覚・平衡覚
 味覚と嗅覚
 痛み(疼痛)

第14回 身体機能の防御と適応
 皮膚の構造と機能
 生体の防御機構
 体温とその調節

第15回 生殖・発生と老化のしくみ
 男性生殖器
 女性生殖器
 受精と胎児の発生

解答 別冊

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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