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NANDA-I-NIC-NOCの基本を理解する 第2版
最新の動向と看護計画への活用の仕方

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NANDA-I看護診断、看護介入分類(NIC) および看護成果分類(NOC)の最新動向をわかりやすく解説。NANDA-I-NIC-NOCの基本的理解を踏まえたうえで、実際にそれらをどのように看護計画に活用するのか、身近な臨床の事例を交えながら紹介する。具体的な思考プロセスにもとづいた看護過程を展開しているので、臨床実践家はもとより看護学生にとっても有用な1冊となっている。
編集 黒田 裕子
発行 2019年02月判型:B5頁:280
ISBN 978-4-260-03801-0
定価 3,960円 (本体3,600円+税)

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まえがき

 本書は,2016年に刊行された『NANDA-I-NIC-NOCの基本を理解する―最新の動向と看護計画への活用の仕方』の改訂版である。2018年に,NANDA-I看護診断,NIC,NOCの最新版が出版された。そのために,本書の内容もそれら最新版にあわせ改版する必要が生じた。
 『NANDA-I看護診断―定義と分類 2018-2020 原書第11版』は,T. Heather Herdman氏と上鶴重美氏を編集者として2018年に刊行された(文献1)。一方,『看護介入分類(NIC) 原著第7版』は,H. K. Butcher, G. M. Bulechek, J. M. Dochterman, および C. M. Wagner氏を監修者として2018年に刊行された(文献2)。さらに『看護成果分類(NOC) 原著第6版』は,S. Moorhead, E. Swanson, M. Johnson, および M. L. Maas氏を監修者として2018年に刊行された(文献3)。
 本書はこれら最新版のNANDA-I看護診断,NIC,NOCをすべてにわたって使用させていただいた。

 第I章は,「最新のNANDA-I 2018-2020の基本的理解」として,分類構造を含め,新しく加わった看護診断名,修正された看護診断名,削除された看護診断名を詳しく解説し,最新版の全容を読者がわかりやすく理解できるように工夫した。第II章は,「最新のNIC原著第7版の基本的理解」,第III章は,「最新のNOC原著第6版の基本的理解」として,最新版の全容を紹介した。第IV章は,「看護計画にNANDA-I-NIC-NOCをどのように使うのか」として,まず,「NANDA-I-NIC-NOCを用いる看護過程の展開」を解説した。この考え方を使って,慢性期事例1,慢性期事例2,急性期事例,超急性期事例,終末期事例1,終末期事例2の合計6事例を取り上げ,NANDA-I-NIC-NOCを用いる看護過程の展開を解説した。これらの事例の解説には,データベースをNANDA-I看護診断の分類法の枠組みに沿って詳細に取り上げたうえで,13領域アセスメントを詳細に説明した。そのうえで,NANDA-I看護診断,NIC,そしてNOCの選定方法を根拠とともに解説した。
 本書は,NANDA-I看護診断,NIC,そしてNOCを日々の看護計画に使っている看護師の方々に,アセスメントの基本的な理解を基盤として,NANDA-I看護診断,NIC,NOCの選定の仕方を理解していただくことをねらいとしている。読者諸氏にご指導をいただきながら,今後,より理解しやすい解説を心がけていきたいと考えている。是非,本書へのご助言をいただきたい。
 最後に丁寧で適切な編集をしていただいた医学書院の編集者の方々と木下和治氏に,この場を借りて御礼申し上げる。

 2019年1月吉日
 黒田 裕子

参考文献
文献1
T. H. Herdman, & S. Kamitsuru(2017/2018)/上鶴重美(訳),NANDA-I看護診断―定義と分類 2018-2020 原書第11版.医学書院.
文献2
Butcher, H. K., Bulechek, G. M., Dochterman, J. M., & Wagner, C. M.(2018/2018)/黒田裕子,聖隷浜松病院看護部(監訳),看護介入分類(NIC) 原著第7版.エルゼビア・ジャパン.
文献3
Moorhead, S., Swanson, E., Johnson, M., & Mass, M. L.(2018/2018)/黒田裕子,聖隷浜松病院看護部(監訳),看護成果分類(NOC) 原著第6版.エルゼビア・ジャパン.

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執筆者一覧
まえがき

I 最新のNANDA-I 2018-2020の基本的理解
  NANDA-Iとは何か
  最新のNANDA-I 2018-2020の分類構造
  NANDA-I 2018-2020看護診断分類の変更点
  看護診断概念構築のための多軸システム
  標準化された共通言語としての看護診断

II 最新のNIC原著第7版の基本的理解
  看護介入分類(NIC)とは何か
  NICの構成と基本的な定義
  NIC原著第7版の分類構造
  NIC原著第7版から新しく加わった15介入
  NICの強み

III 最新のNOC原著第6版の基本的理解
  看護成果分類(NOC)とは何か
  NOC原著第6版の分類構造
  NOC原著第6版から新しく加わった52成果
  NOCの強み

IV 看護計画にNANDA-I-NIC-NOCをどのように使うのか
 1.NANDA-I-NIC-NOCを用いる看護過程の展開
  第1段階の情報収集および第2段階のアセスメント
  第3段階:関連図の作成と全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  第5段階の実践および第6段階の評価
 2.事例の看護計画にNANDA-I-NIC-NOCを活用する
  慢性期の事例1
  第1段階の情報収集および第2段階のアセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  慢性期の事例2
  第1段階:情報収集
  第2段階:アセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  急性期の事例
  第1段階:情報収集
  第2段階:アセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  超急性期の事例
  第1段階:情報収集
  第2段階:アセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  終末期の事例1
  第1段階の情報収集および第2段階のアセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案
  終末期の事例2
  第1段階の情報収集および第2段階のアセスメント
  第3段階:関連図の作成および全体像の描写
  第4段階:看護計画の立案

付録 NIC-NOCの最新分類構造の表

索引

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