成人看護学[1]
成人看護学総論 第13版
本書の特長
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●成人看護学の対象を、変動する社会状況に対応しながら社会生活を営む「大人」と位置づけ、成人に特徴的な健康生活の様相とそれに対応する看護を学びます。
●全体を5部構成とし、第1部から第3部では成人の健康の現状と理論を、第4部と第5部では看護の実際と技術を紹介します。
●最新の医療状況に即して内容の全面的な見直しを行いました。チームアプローチ、患者の意思決定の支援、家族支援、がんとの共生を促す看護技術、遺伝医療などの項目を追加しました。
●予防・ヘルスプロモーションの視点を強化し、集団への看護アプローチについても一層の充実をはかりました。
●全ページをカラー化し、概念や理論の理解をたすけるような図版を追加しました。
*2011年版より表紙が新しくなりました。
シリーズ | 系統看護学講座 |
---|---|
著 | 小松 浩子 / 井上 智子 / 麻原 きよみ / 内布 敦子 / 雄西 智恵美 / 安酸 史子 / 吉田 千文 |
発行 | 2010年01月判型:B5頁:424 |
ISBN | 978-4-260-00905-8 |
定価 | 2,530円 (本体2,300円+税) |
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序文
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はしがき
科学技術の画期的な発展に伴い,人々の生活はより便利に,より多様性を増しつつ変化をとげている。文明の近代化がもたらす恩恵は,生活の豊かさや経済的安定といった確かな実感として人々に感じられる一方で,生産性重視の社会構造のひずみからもたらされる健康問題や,多大なエネルギー浪費に伴う地球環境の劣悪化をもたらしているのも事実である。この時代を生きる大人は,閉塞感を感じざるをえない社会で,日々仕事に従事し,家族の幸せを求め懸命に働き家庭を築きまもっている。ときとして,社会の重圧につぶされそうになりながらも,それを切り抜け,困難を経験知としながら,さらなる課題につぎつぎに立ち向かう力を,大人はどのように身につけていくのだろうか。たいへんな世の中にあっても,人はなぜ社会の一員としてそこにつながりを求め,次代を担う人々の幸福と安寧のために力を尽くそうとするのだろうか。
成人看護学では,このような大人を対象に,その人にとって最適な健康を促進,維持,増進するための看護援助を学ぶ。本書『成人看護学総論』は,成人看護学という,大人を対象にした看護の基盤となる考え方や理論,援助方法論をまとめたものである。これらを学ぶことにより,大人を対象とする成人看護学全体の地図を手にすることができると期待している。「成人看護学総論」を学び,学習のための地図を手にしたものは,健康状態別に詳細な看護を理解するための「成人看護学各論」について,より効果的に学習を進められるだろう。
『成人看護学総論』は初版(1968年)からこれまでに11回の改訂が行われ,時代や環境変化を反映した学習内容へと充実がはかられてきた。今回の改訂では,現代を生きる大人の生活や生き方について,最新の情報やデータに基づき変動する社会生活を鮮明にとらえ,大人の健康状態や健康問題をダイナミックに理解できるようにした。大人の生活は時代とともにさまがわりしているが,とりわけ現代の経済的・環境的変化は目まぐるしく,そのことに影響を受けるであろう大人の健康問題も複雑性や多様性を増している。さらに,医療財政の建て直し,医療従事者不足や偏在化への対応のため,医療制度改革・医療システムの変革が近年大きく進められている。大人の健康と生活の包括的な理解のためには,大人の生活や健康に関する最新の動向をキャッチし,時代を生きる大人の健康生活を多角的にとらえる視点を持つ必要がある。このような背景から,大人の生活と健康に関する基本的知識を基盤とし,大人の多様な健康状態や健康問題に対応するための看護アプローチの基本的考え方や方法を学ぶことが重要と考えた。そのため,本書は「成人の生活と健康」「成人への看護アプローチの基本」「成人の健康レベルに対応した看護」「成人の健康生活を促すための看護技術」「変化する医療・生活環境に対応した看護」の5部構成とした。
第1部「成人の生活と健康」では,変動する社会状況に対応しながら生活する大人の姿を,最新のデータや情報から概観し,生涯発達論や他者との相互性,また生活や仕事といった概念に基づいて論理的に理解することを目ざしている。
第2部「成人への看護アプローチの基本」では,個々人が社会において体験する生活と健康に焦点を合わせ,その人らしくあることができるように看護するための,基本となる考え方や方法論について理解する。ここでいう看護アプローチは,個人のみならず,家族や社会におけるさまざまな集団を看護の対象としてとらえはたらきかけるものである。今回の改訂に伴い,「チームアプローチ」「意志決定支援」「家族支援」といった新しい看護の基本の内容を含めた。ますます複雑化する医療において,患者や家族の主体性を尊重し,みずから健康問題の解決に取り組む力を引き出す看護を強化した。
第3部「成人の健康レベルに対応した看護」では,大人に特徴的に,また共通してみられる健康状態や健康問題の代表的な様相を切り口とし,それらに対応した看護の基本的な考え方や方法論について述べた。これまでの「成人看護学総論」ではあまり取り上げられてこなかったが,現代社会の要請に伴う医療サービスの質保証や医療システムの変革などにおいて,看護が担う新たな役割や責務についても述べている。今回の改訂に伴い,予防から急激な健康破綻に関する概念および看護の内容を強化した。
第4部「成人の健康生活を促すための看護技術」では,第2部および第3部で展開した看護アプローチの内容(すべての内容についてではないが),対象に対して具体的な行為や行動として看護を提供するための看護技術について述べた。看護技術を学ぶうえで,理論的根拠と方法を結びつけて理解することの重要性を強調した。ことに,看護技術の根拠となる概念と方法をあらたに見直し,洗練している。
今回の改訂で,新しく第5部として「変化する医療・生活環境に対応した看護」を設けた。医療技術・システムの発展によりもたらされた「新たな治療法,先端医療と看護」について解説している。また,療養の場の移行に伴う看護援助として,「退院支援の看護技術」について述べている。さらに「がんとともに生きる」では,国民病であるがんとの共生を促進し,がんになっても充実した人生を送るための看護を検討している。
以上,『成人看護学総論』の学習のねらいを記した。本書によって,成人看護学の学習が深められることを願うものである。
最後に,今後ともさらに本書の充実をはかり,内容を継続的に洗練し,よりよいテキストの追求につとめたい。そのために,読者の皆様からの忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いである。
2009年12月
著者ら
科学技術の画期的な発展に伴い,人々の生活はより便利に,より多様性を増しつつ変化をとげている。文明の近代化がもたらす恩恵は,生活の豊かさや経済的安定といった確かな実感として人々に感じられる一方で,生産性重視の社会構造のひずみからもたらされる健康問題や,多大なエネルギー浪費に伴う地球環境の劣悪化をもたらしているのも事実である。この時代を生きる大人は,閉塞感を感じざるをえない社会で,日々仕事に従事し,家族の幸せを求め懸命に働き家庭を築きまもっている。ときとして,社会の重圧につぶされそうになりながらも,それを切り抜け,困難を経験知としながら,さらなる課題につぎつぎに立ち向かう力を,大人はどのように身につけていくのだろうか。たいへんな世の中にあっても,人はなぜ社会の一員としてそこにつながりを求め,次代を担う人々の幸福と安寧のために力を尽くそうとするのだろうか。
成人看護学では,このような大人を対象に,その人にとって最適な健康を促進,維持,増進するための看護援助を学ぶ。本書『成人看護学総論』は,成人看護学という,大人を対象にした看護の基盤となる考え方や理論,援助方法論をまとめたものである。これらを学ぶことにより,大人を対象とする成人看護学全体の地図を手にすることができると期待している。「成人看護学総論」を学び,学習のための地図を手にしたものは,健康状態別に詳細な看護を理解するための「成人看護学各論」について,より効果的に学習を進められるだろう。
『成人看護学総論』は初版(1968年)からこれまでに11回の改訂が行われ,時代や環境変化を反映した学習内容へと充実がはかられてきた。今回の改訂では,現代を生きる大人の生活や生き方について,最新の情報やデータに基づき変動する社会生活を鮮明にとらえ,大人の健康状態や健康問題をダイナミックに理解できるようにした。大人の生活は時代とともにさまがわりしているが,とりわけ現代の経済的・環境的変化は目まぐるしく,そのことに影響を受けるであろう大人の健康問題も複雑性や多様性を増している。さらに,医療財政の建て直し,医療従事者不足や偏在化への対応のため,医療制度改革・医療システムの変革が近年大きく進められている。大人の健康と生活の包括的な理解のためには,大人の生活や健康に関する最新の動向をキャッチし,時代を生きる大人の健康生活を多角的にとらえる視点を持つ必要がある。このような背景から,大人の生活と健康に関する基本的知識を基盤とし,大人の多様な健康状態や健康問題に対応するための看護アプローチの基本的考え方や方法を学ぶことが重要と考えた。そのため,本書は「成人の生活と健康」「成人への看護アプローチの基本」「成人の健康レベルに対応した看護」「成人の健康生活を促すための看護技術」「変化する医療・生活環境に対応した看護」の5部構成とした。
第1部「成人の生活と健康」では,変動する社会状況に対応しながら生活する大人の姿を,最新のデータや情報から概観し,生涯発達論や他者との相互性,また生活や仕事といった概念に基づいて論理的に理解することを目ざしている。
第2部「成人への看護アプローチの基本」では,個々人が社会において体験する生活と健康に焦点を合わせ,その人らしくあることができるように看護するための,基本となる考え方や方法論について理解する。ここでいう看護アプローチは,個人のみならず,家族や社会におけるさまざまな集団を看護の対象としてとらえはたらきかけるものである。今回の改訂に伴い,「チームアプローチ」「意志決定支援」「家族支援」といった新しい看護の基本の内容を含めた。ますます複雑化する医療において,患者や家族の主体性を尊重し,みずから健康問題の解決に取り組む力を引き出す看護を強化した。
第3部「成人の健康レベルに対応した看護」では,大人に特徴的に,また共通してみられる健康状態や健康問題の代表的な様相を切り口とし,それらに対応した看護の基本的な考え方や方法論について述べた。これまでの「成人看護学総論」ではあまり取り上げられてこなかったが,現代社会の要請に伴う医療サービスの質保証や医療システムの変革などにおいて,看護が担う新たな役割や責務についても述べている。今回の改訂に伴い,予防から急激な健康破綻に関する概念および看護の内容を強化した。
第4部「成人の健康生活を促すための看護技術」では,第2部および第3部で展開した看護アプローチの内容(すべての内容についてではないが),対象に対して具体的な行為や行動として看護を提供するための看護技術について述べた。看護技術を学ぶうえで,理論的根拠と方法を結びつけて理解することの重要性を強調した。ことに,看護技術の根拠となる概念と方法をあらたに見直し,洗練している。
今回の改訂で,新しく第5部として「変化する医療・生活環境に対応した看護」を設けた。医療技術・システムの発展によりもたらされた「新たな治療法,先端医療と看護」について解説している。また,療養の場の移行に伴う看護援助として,「退院支援の看護技術」について述べている。さらに「がんとともに生きる」では,国民病であるがんとの共生を促進し,がんになっても充実した人生を送るための看護を検討している。
以上,『成人看護学総論』の学習のねらいを記した。本書によって,成人看護学の学習が深められることを願うものである。
最後に,今後ともさらに本書の充実をはかり,内容を継続的に洗練し,よりよいテキストの追求につとめたい。そのために,読者の皆様からの忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いである。
2009年12月
著者ら
目次
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第1部 成人の生活と健康
第1章 成人と生活 (小松浩子)
A 対象の理解:大人になること,大人であること
B 対象の生活:働いて生活を営むこと
第2章 生活と健康 (小松浩子)
A 大人の生活からとらえる健康
B 生活と健康をまもりはぐくむシステム
第2部 成人への看護アプローチの基本
第3章 成人への看護アプローチの基本 (小松浩子)
A 生活のなかで健康行動を生み,はぐくむ援助
B 健康問題を持つ大人と看護師の人間関係
C 人々の集団における調和や変化を促す看護アプローチ
D 看護におけるマネジメント
E 看護実践における倫理的判断
F チームアプローチ
G 意思決定支援
H 家族支援
第3部 成人の健康レベルに対応した看護
第4章 健康生活をはぐくむ看護 (麻原きよみ)
A 健康生活をはぐくむ看護とは
B 健康をはぐくむ看護の場と活動
第5章 生活ストレスと看護 (井上智子)
A 健康バランスの構成要素
B 健康バランスに影響を及ぼす要因
C 生活行動がもたらす健康問題とその予防
第6章 健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 (井上智子)
A 健康の急激な破綻
B 急激な健康破綻をきたした人の看護
C 救急医療を必要とする人々
第7章 健康生活の慢性的な揺らぎの再調整を促す看護 (安酸史子)
A 慢性的な健康状態の揺らぎと慢性病
B 慢性病を持ちながら生活していくうえでのたえまない取り組み・努力-セルフケア
C 慢性病との共存の過程を支える看護
第8章 障害を持ちながらの生活とリハビリテーション (麻原きよみ)
A 障害を持つ人とリハビリテーション
B 障害を持ちながら生活する人を支援する看護
第9章 人生の最期のときを支える看護 (小松浩子)
A 終末期医療の現状
B 終末期医療における3つの概念
C 人生の最期のときを過ごしている人の理解
D 人生の最期のときを支える看護
第4部 成人の健康生活を促すための看護技術
第10章 慢性病患者への看護技術 (安酸史子)
A 慢性病患者の看護の目標
B エンパワメント・エデュケーション
C セルフマネジメント教育
D 慢性病患者のセルフマネジメントを推進する看護技術
第11章 侵襲的治療を受ける患者への看護技術 (雄西智恵美)
A 主体的療養行動の促進
B 安全・安楽を援助する
C 合併症の予防と早期回復のための看護
D 日常生活機能の保護・維持と日常生活再構築に向けた支援
E ボディイメージの変化に対する看護
第12章 緩和ケアにおける看護技術 (内布敦子)
A 緩和ケアと看護
B 症状マネジメントと看護実践モデル
C 症状マネジメントモデルから導かれた看護のアプローチ:IASM
第5部 変化する医療・生活環境に対応した看護
第13章 新たな治療法,先端医療と看護 (井上智子)
A 新たな治療法・医療処置の開発・普及
B 新たな治療法・医療処置を受ける患者・家族の看護
第14章 退院支援の看護技術 (吉田千文)
A 療養の場の移行に伴う看護援助の必要性
B 退院支援とはなにか
C 退院支援活動
第15章 がんとの共生を促す看護技術 (小松浩子)
A がんヘルスリテラシーの促進
B がんとの共生を支えるサポートグループ
索引
第1章 成人と生活 (小松浩子)
A 対象の理解:大人になること,大人であること
B 対象の生活:働いて生活を営むこと
第2章 生活と健康 (小松浩子)
A 大人の生活からとらえる健康
B 生活と健康をまもりはぐくむシステム
第2部 成人への看護アプローチの基本
第3章 成人への看護アプローチの基本 (小松浩子)
A 生活のなかで健康行動を生み,はぐくむ援助
B 健康問題を持つ大人と看護師の人間関係
C 人々の集団における調和や変化を促す看護アプローチ
D 看護におけるマネジメント
E 看護実践における倫理的判断
F チームアプローチ
G 意思決定支援
H 家族支援
第3部 成人の健康レベルに対応した看護
第4章 健康生活をはぐくむ看護 (麻原きよみ)
A 健康生活をはぐくむ看護とは
B 健康をはぐくむ看護の場と活動
第5章 生活ストレスと看護 (井上智子)
A 健康バランスの構成要素
B 健康バランスに影響を及ぼす要因
C 生活行動がもたらす健康問題とその予防
第6章 健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 (井上智子)
A 健康の急激な破綻
B 急激な健康破綻をきたした人の看護
C 救急医療を必要とする人々
第7章 健康生活の慢性的な揺らぎの再調整を促す看護 (安酸史子)
A 慢性的な健康状態の揺らぎと慢性病
B 慢性病を持ちながら生活していくうえでのたえまない取り組み・努力-セルフケア
C 慢性病との共存の過程を支える看護
第8章 障害を持ちながらの生活とリハビリテーション (麻原きよみ)
A 障害を持つ人とリハビリテーション
B 障害を持ちながら生活する人を支援する看護
第9章 人生の最期のときを支える看護 (小松浩子)
A 終末期医療の現状
B 終末期医療における3つの概念
C 人生の最期のときを過ごしている人の理解
D 人生の最期のときを支える看護
第4部 成人の健康生活を促すための看護技術
第10章 慢性病患者への看護技術 (安酸史子)
A 慢性病患者の看護の目標
B エンパワメント・エデュケーション
C セルフマネジメント教育
D 慢性病患者のセルフマネジメントを推進する看護技術
第11章 侵襲的治療を受ける患者への看護技術 (雄西智恵美)
A 主体的療養行動の促進
B 安全・安楽を援助する
C 合併症の予防と早期回復のための看護
D 日常生活機能の保護・維持と日常生活再構築に向けた支援
E ボディイメージの変化に対する看護
第12章 緩和ケアにおける看護技術 (内布敦子)
A 緩和ケアと看護
B 症状マネジメントと看護実践モデル
C 症状マネジメントモデルから導かれた看護のアプローチ:IASM
第5部 変化する医療・生活環境に対応した看護
第13章 新たな治療法,先端医療と看護 (井上智子)
A 新たな治療法・医療処置の開発・普及
B 新たな治療法・医療処置を受ける患者・家族の看護
第14章 退院支援の看護技術 (吉田千文)
A 療養の場の移行に伴う看護援助の必要性
B 退院支援とはなにか
C 退院支援活動
第15章 がんとの共生を促す看護技術 (小松浩子)
A がんヘルスリテラシーの促進
B がんとの共生を支えるサポートグループ
索引
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
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