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精神看護

2019年07月号 (通常号) ( Vol.22 No.4)
特集 メリデン版訪問家族支援!「家族」を本人と同等の支援対象にすると、こんな変化が生まれるんです

 「メリデン版訪問家族支援」という名前を聞いたことがあるでしょうか。これは、本人と家族とをまるごと支援する、英国発祥の技術です。
 日本ではこれまで、支援の対象者はあくまで本人で、家族は本人を支えるための資源の1つ、のように捉える傾向がありました。メリデン版訪問家族支援では、家族を利用者と同等の支援対象として位置づけ、一家にまるごとかかわっていきます。
 精神障害をもつ人が家庭内にいる場合、家族関係が家族全員にとっていいバランスで成り立っていることは少なく、誰かしらが、あるいは全員が我慢していると感じていることがよくあります。メリデン版訪問家族支援のアプローチにより、いつも「病気」を中心に生活してきた家族が、「健康的な暮らし」を望む家族へと変わり、家族の力が強まっていき、支援者も驚くような変化を見せていきます。
 この特集では、メリデン版訪問家族支援とはいったいどういうものなのか、そのメソッドを教えていただくとともに、ファミリーワーカーとなってケースにかかわった方たちの、個人的な経験や思いを教えていただきました。

■解説編(1)
メリデン版訪問家族支援とは-その原則・目的・特徴について
佐藤 純
■解説編(2)
メリデン版訪問家族支援の8つの構成要素
佐藤 純
■実践報告(1)
ファミリーワークを通して、ポジティブで建設的な見方・姿勢を培うことができた!
小松 容子
■実践報告(2)
困難ケースが困難ケースでなくなった! 以前の私、今の私の視点の違い
鈴木 大輔
■実践報告(3)
ファミリーワークがもたらした組織への変化 家族に対するスタッフの姿勢が変わった
吉野 賀寿美
■実践報告(4)
支援のなかで変わっていく家族と私 「やっぱり信じるって大事だ!」
松本 綾
■実践報告(5)
本人、家族との協働作業 新しいチャレンジを一緒に楽しむ
松井 洋子
■実践報告(6)
ファミリーワーカーがACTに新しい気づきを運んでくれた
梁田 英麿
■情報編
メリデン版訪問家族支援の基礎研修を受けるには
小松 容子、長江 美代子


■特別記事
袖ケ浦さつき台病院では、特定行為研修修了者が活躍中
 特定行為研修の指定研修機関になった理由
栗原 サキ子
袖ケ浦さつき台病院における特定行為研修修了者の活動報告
東海林 宏美
組織内での実際の動きを紹介します
原田 竜亘
日本精神科看護協会に聞きました。



[新連載]
●[発達障害当事者マンガ]私が経験している世界…1
白井 風子
いろいろな過敏(作者・白井風子さんを紹介します)
河田 祐輔
●家庭で生活できない高年齢児のための「自立援助ホーム」を運営しています…1
社会的養護(児童福祉)の現場から
関 茂樹

[連載]
●間の間…7
場が引っ込めば挨拶が立つ
伊藤 亜紗
●イイネ!その業務改善…11
有馬高原病院は、「メンタルにやさしい」入院案内に変えました
大西 恵
●うんこあるある…3
精神科の現場で遭遇したアンビリーバボーな話。
塩月 玲奈
●精神科に入職して初めて働く時に、やったほうがいいこと、やらないほうがいいこと…2
日勤業務の流れがなんとなくつかめてきたあなたへ
山下 隆之
●MSEを穴埋め式問題で練習してみよう…6
せん妄のケースのまとめ
武藤 教志、小野 悟
●栄養精神医学…9
精神科における亜鉛欠乏と血液検査の解釈
奥平 智之
●当事者研究のスキルバンク…12
本日の研究者:星野佳子さん
本日のスキル:幻聴さんを交えた家族問題円満解決法
べてるの家

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定価 1,512円
(本体1,400円+税8%)