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訪問看護と介護

2019年05月号 (通常号) ( Vol.24 No.5)
特集 「願い」を問う、つなぐ、叶える 訪問看護はどのように意思決定を支援し、実現するか

「意思決定支援」という言葉は広く知られ、使われるところになりました。そのようななかで、病院と地域などの働く場所の違い、職種の違いにより、「使う人によってその実践のイメージが異なる」と感じられる場面が増えているようです。では、訪問看護の現場で行なわれる意思決定支援とは、どのようなものなのでしょうか。本特集では、そんな問いを現場の訪問看護師さんに投げかけ、自身の「意思決定支援」の考えに影響を与えた印象的な事例をふり返っていただきました。集まった事例は個別性の高いエピソードばかりです。しかし、そうしたいわば見かけ上の違いの裏側に、利用者の願いをすくいとり、その願いの背景を尊重しながら実現に向かって動く様子が、すべてのケースに存在していることに気づかされます。「訪問看護ならではの意思決定支援」。今号は、1人ひとりの事例を積み上げることで、その輪郭線を探っていく特集です。

■事例報告
(1)「訪問看護ならでは」の意思決定支援とは
世代を超えて関わった複数の事例から
高砂 裕子
(2)「意思」「願い」「希望」の表出と、その実現の看護
推定意思を尊重した事例、独居高齢者を地域で看取った事例を通して
中島 朋子
(3)本人の意思をめぐる葛藤に、訪問看護はいかに関われるか
意思の疎通が困難な事例、家族間の重ならない思いに向き合った事例をめぐって
團野 一美
(4)複合的な視点で本人の意思を捉え、実現する
訪問看護と他サービスがともに関わり続けた事例から
福田 裕子・松本 真弓
(5)医療的ケアの必要な子どもに宿る意思をつないで
多機関・多職種連携で就学・就職を叶えた事例
野崎 加世子
■対談
現象学者が訪問看護の現場に見たもの
村上 靖彦×山本 則子


■レポート
こちら現場からお届けします!・5
恐怖!仕事用iPad紛失事件
木下 将太郎


●訪問看護を伝える 在宅看護実習キーポイント・1
学生の実習記録を読んでみよう
清水 奈穂美・多川 晴美
●生き場所と死に場所をさがしてる。・5
運ではなく、たまたまだ
幡野 広志
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・116
暮らしのなかで看取ることの意義
秋山 正子
●認知症の人とその家族から学んだこと・25
ケアリングが直面するいくつかの問題群
中島 紀惠子
●シンソツきらきら・29
初めての緊急対応
新田 大貴・小瀬 文彰
●ふんばる患者が楽になる まいにちの手帖・8
学生実習で感じた気持ち
たむら あやこ

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定価 1,650円
(本体1,500円+税10%)