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≪新看護学 11≫

成人看護[3]

腎・泌尿器 女性生殖器 皮膚 アレルギー・膠原病 感染症
(第14版)

執筆:石毛 尚代/岩田 健太郎/岩渕 千太郎/内田 智栄/大路 剛/大東 貴志/小野 政徳/川端 康浩/河邊 博史/神田 武志/佐藤 博子/新藤 悦子/武田 利和/土井 朝子/徳山 博文/永澤 規子/福井 恵子/古谷 直子/宮澤 光男/村井 勝/山本 舜悟

  • 判型 B5
  • 頁 392
  • 発行 2018年01月
  • 定価 2,808円 (本体2,600円+税8%)
  • ISBN978-4-260-03179-0
本書の特徴
本書ではまず「成人看護総論」(9巻)で、成人患者の特徴を理解し、その後に各系統別にそって看護の学習に入れるように構成してあります。
各系統について、解剖生理や病態生理、検査、治療、疾患、看護をバランスよく記載しています。さらに、第14版では「看護の役割」にイラストが追加され、各系統で学習する看護の内容をイメージしやすくなっています。
図表の新規追加とアップデートを行いました。基礎知識について、より視覚的に学習できるようになっています。
序 文
はしがき

学習にあたって
 みなさんはこれまで,「専門基礎」および「基礎看護」を通して,看護を実践するうえで必要な知識と技術,および看護従事者としての普遍的な態度について学んできた。本書「成人看護」では,「専門基礎」「基礎看護」で学んだことをふまえ,現実に健康上の...
はしがき

学習にあたって
 みなさんはこれまで,「専門基礎」および「基礎看護」を通して,看護を実践するうえで必要な知識と技術,および看護従事者としての普遍的な態度について学んできた。本書「成人看護」では,「専門基礎」「基礎看護」で学んだことをふまえ,現実に健康上の障害をもった成人期の患者に対して,それぞれの知識や技術をどのように展開したらよいのかについて学習する。
 看護の対象の中心となるのは健康上の問題や課題をもった人間であり,看護はその人を中心に展開されなければならない。しかし,ひとくちに成人といっても,きわめて幅広い年齢層の人々が含まれ,男性もいれば女性もいる。また成人期は人生における活動期であり,個人がそれぞれの価値観や生活をもち,職業や学業,家事,育児などに力を注ぐ時期でもある。
 これら成人期の人々の健康をまもり,疾病や障害からの回復に向けて援助していくためには,疾患について基本的な知識を修得することが必要である。そして,患者を中心とした看護を展開するためには,人間の行動や生活,社会のシステムなど,さまざまな側面から看護を学んでいかなければならない。
 本書「成人看護」の領域では,まず「成人看護総論」を通して成人患者の特徴を理解し,その後,各系統にそって学習を展開していく。各系統別では,はじめに「看護の役割」で看護の特徴を把握したうえで,第1章で解剖生理,病態生理,検査,治療・処置などの基礎的な事項を学習する。次に第2章では主要な疾患について学ぶ。これらは,専門基礎科目において履修した知識を確認しつつ学習することが望ましい。これらの基礎知識をふまえて,第3章では診察や治療などの補助,症状への対応,疾患をもつ患者への療養指導などといった,看護の実際を学習する。
 さまざまな知識を臨床の場に適用し,それを実践能力にまで高めていくためには,たゆまぬ学習が求められる。本書は,そうした自己学習にも十分に対応できるよう配慮されている。本書での学習を通じて,さまざまな状態にある成人の患者に対して,准看護師として適切に対応し,看護を提供する能力を養ってほしい。

改訂の趣旨
 1999(平成11)年,「看護婦制度の統合」と「准看護婦の資質の向上」を目標に,准看護師教育に抜本的な検討が加えられた。教育体制・教育内容の両面にわたって大幅な強化がはかられることになり,あわせて新カリキュラムが発表され,2002(平成14)年から適用されることになった。これにより,成人看護および老年看護では講義時間数が210時間に拡大され,教育内容の充実がはかられた。『新看護学』の「成人看護」領域においても,拡充された准看護師教育に十分に対応するために,内容の一層の充実をはかり,現在にいたっている。
 今改訂においても,「成人看護」に関する新知見を盛り込み,内容の刷新に努めた。全体を通じて,記述はなるべく簡潔・平易なものとし,日常生活で目にすることの少ない漢字・用語については,ふりがな(ルビ)を充実させた。
 また,より学習に取り組みやすくするため,それぞれの系統の導入部となる「看護の役割」には,イラストや写真などを挿入して,患者のすがたと看護の役割を具体的にイメージできるようにした。さらに,知識の定着がはかれるよう,各章末には「復習問題」を設けた。
 なお,編集にあたって,表現の煩雑さを避けるため,特定の場合を除いて看護師・准看護師に共通する事項は「看護師」と表現し,准看護師のみをさす場合には「准看護師」とした。また保健師・助産師などを含めた看護の有資格者をさす場合には「看護者」あるいは「看護職」としたので,あらかじめご了解いただきたい。
 今後とも准看護師教育のさらなる充実・発展を目ざし,本書が適切で使いやすいテキストとなるように最善の努力を重ねてまいりたい。本書をご活用いただいた読者や有識者の皆さまより,忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いである。

 2017年11月
 著者ら
目 次
腎・泌尿器疾患患者の看護
 看護の役割 (内田智栄)
 第1章 基礎知識 (村井勝・河邊博史・武田利和)
  A.腎・泌尿器のしくみとはたらき
  B.症状とその病態生理
  C.診察・検査とその介助
  D.治療・処置とその介助
  E.おもな手術
 第2章 おもな疾患 (大東貴志・神田武志・徳山博文)
  A.腎臓・尿管の疾患
  B.膀胱の疾患
  C.尿道の疾患
  D.前立腺の疾患
  E.陰茎の疾患
  F.陰嚢・精巣の疾患
  G.性分化異常
  H.尿路・性器結核
  I.尿路結石症
  J.性感染症(STD/STI)
 第3章 患者の看護 (石毛尚代)
  A.共通する看護
  B.症状に対する看護
  C.検査を受ける患者の看護
  D.治療・処置を受ける患者の看護
  E.腎疾患患者の看護
  F.泌尿器・生殖器疾患患者の看護
  G.生活習慣病に起因する腎疾患患者の看護

女性生殖器疾患患者の看護
 看護の役割 (永澤規子)
 第1章 基礎知識 (小野政徳)
  A.女性生殖器のしくみとはたらき
  B.症状とその病態生理
  C.診察および検査
  D.治療および処置
 第2章 おもな疾患 (小野政徳・宮澤光男)
  A.月経の異常
  B.外陰・腟の疾患
  C.発生・発育の異常
  D.子宮の疾患
  E.付属器の疾患
  F.骨盤内の疾患
  G.不妊症・不育症
  H.更年期障害
  I.乳房の疾患
  J.性感染症(STD/STI)
 第3章 患者の看護 (永澤規子)
  A.共通する看護
  B.症状に対する看護
  C.診察・検査を受ける患者の介助
  D.治療・処置を受ける患者の看護
  E.女性生殖器疾患患者の看護

皮膚疾患患者の看護
 看護の役割 (佐藤博子)
 第1章 基礎知識 (川端康浩)
  A.皮膚のしくみとはたらき
  B.症状とその病態生理
  C.おもな検査とその介助
  D.治療とその介助
 第2章 おもな疾患 (川端康浩)
  A.表在性皮膚疾患
  B.血管・リンパ管の疾患
  C.物理・化学的皮膚障害
  D.腫瘍・色素異常症
  E.皮膚付属器疾患
  F.感染症
 第3章 患者の看護 (佐藤博子)
  A.共通する看護
  B.スキンケア
  C.症状に対する看護
  D.治療・処置を受ける患者の看護
  E.皮膚疾患患者の看護
  F.植皮術を受ける患者の看護

アレルギー・膠原病患者の看護
 看護の役割 (新藤悦子)
 第1章 基礎知識 (福井恵子)
  A.免疫系のしくみとはたらき
  B.症状とその病態生理
 第2章 おもな疾患 (福井恵子)
  A.日常業務で注意すべきアレルギー
  B.おもな膠原病
 第3章 患者の看護 (新藤悦子)
  A.共通する看護
  B.アレルギーをもつ患者の看護
  C.膠原病をもつ患者の看護

感染症患者の看護
 看護の役割 (岩田健太郎)
 第1章 感染症の理解 (土井朝子・山本舜悟・岩渕千太郎・大路剛)
  A.感染症総論
  B.おもな感染症
 第2章 患者の看護 (古谷直子)
  A.共通する看護
  B.症状に対する看護
  C.検査・治療を受ける患者の看護
  D.感染症患者の看護

さくいん