整形外科

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医学生待望! 究極の国試対策本シリーズの1冊。疾患ごとに「国試の傾向と対策」を紹介。症例写真をむやみに暗記するのではなく、問題文のキーワードから疾患を連想するテクニックが満載。暗記に使えるチェック問題と答えが消せる赤シート付き。厳選した国試の過去問90題とオリジナルの問題を掲載し、最短で正解にたどりつくオリジナルの解法を加えた。
シリーズ シリーズ まとめてみた
天沢 ヒロ
発行 2015年06月判型:A5頁:210
ISBN 978-4-260-02382-5
定価 3,080円 (本体2,800円+税)
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まえがき

 学生時代に常々感じていたのは「もっと読みやすい参考書があればな~」ということでした.今の医学生の国家試験の勉強方法としては,ビデオ講座+教科書+問題集というのが主流ですよね.しかし,受験のように独学でも勉強したい!と思ったときに,一気にハードルが上がってしまうことに気がつきました.専門書はある程度全体を理解してから読むと面白いのですが,初学の場合または国試だけを考えるとオーバーワークになりがちです.
 そんなときに「専門書ほど詳しくないけれど,医学生が知っておきたいこと(国試や臨床研修で使えること)だけをまとめたら面白いのでは?」と考えたのが本書のはじまりです.
 臨床ではAの場合もある,Bの場合もある,Cの場合もあるという例外的なことに驚くばかりですが,基本を知らなければなにが例外なのかも分かりません.著者個人の意見ですが,医学生はまず基本を完璧にすることが重要だと考えています.これは受験のときも同様でしたが,基本を疎かにして応用問題(臨床)を解くことは不可能だと考えるためです.基礎をしっかり固めることでどんな問題にも応用をきかせる能力を身につける,ということに重点を置いて本書を作成しました.
 ただし,(どんな本でもそうですが),1冊だけですべてを網羅することは不可能です.「もっと詳しい内容を知りたい!」という方は,「標準シリーズ」(医学書院刊)などを参照するとよいでしょう.詳しすぎる内容は本書のコンセプトから外れてしまうため,あえて割愛しているところもあります(ただし,国試の範囲を網羅するには十分な内容になっています).
 マイナー科目は国試全体の20~30%程度を占めますが,年々難しくなってきている内科に比べて差がつきやすく,合否に大きく直結する重要な科目になります.4問に1問はマイナーから出題されると考えたときに,それらに対して自信をもって解けるというのは大きな差ですよね.「マイナーか…勉強不足だ~」と思うよりも「マイナーきた! 差をつけられる」と思えることで,どれほど本番を楽にできるでしょうか.
 また,実際の国試の問題とその解法についても本書で学習できるようにしました.問題に対する思考プロセスをなぞることによって,自ずと解けるようになっていることにびっくりするでしょう.最初は難しく感じるかと思いますが,慣れてくれば非常に応用のきく解き方になっています.有機的に知識がつながる感覚を,ぜひ皆さんも体験してみてください.何度も解き直すことにより,その威力を実感できると思います.
 また,章の分け方も著者オリジナルに設定しました.章ごとに記憶しておくことにより,頭の中で整理することがやさしくなるように工夫しました.皆さんの理解に少しでも貢献できればと願っております.

 2015年5月
 天沢ヒロ

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0 整形外科のキモ
   見慣れない画像で勝負しない
1 骨折(総論)
   合併症が意外に多い
2 骨折(小児)
   子供は腕が折れやすい
3 骨折(高齢者)
   腕・腰・股の3つに好発する
4 頸部・肩
   神経症状を起こしやすい
5 腕
   小児で問題になりやすい
6 腰
   腰は問題になりやすい
7 股関節
   あらゆる年代にトラブルを起こす
8 膝(1)(疾患)
   発熱の有無をチェック!
9 膝(2)(外傷)
   身体所見をおさえる
10 脊髄損傷
   障害レベルによって症状が異なる
11 骨腫瘍
   原発性は若い人に多い
12 感染症
   骨の感染には黄ブが関与する
13 代謝性骨疾患
   易骨折性を起こす
14 単神経障害
   原因を推測することが大切!
15 その他
   余裕があればおさえたいところ
16 身体所見・治療まとめ
17 キーワード
18 疾患別まとめ

索引

解いてみた
 骨折(総論)
 骨折(小児)
 骨折(高齢者)
 頸部・肩
 腕
 腰
 股関節
 膝(1)(疾患)
 膝(2)(外傷)
 脊髄損傷
 骨腫瘍
 感染症
 代謝性骨疾患
 単神経障害
 その他
 総合問題

コラム
 骨折の関節液
 骨折は奥が深い
 なぜL4/L5でL5症状をきたすのか
 C4障害はないのに呼吸が苦しい!?

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