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成人看護学


(第2版)

編集:黒田 裕子

  • 判型 B5
  • 頁 552
  • 発行 2013年01月
  • 定価 6,264円 (本体5,800円+税8%)
  • ISBN978-4-260-01709-1
本書1冊で膨大な「成人看護学」の内容すべてを学べる
膨大な成人看護学の内容を1冊にまとめた好評の教科書。本書では「機能が障害され、生活変容を余儀なくされた人々がどのような看護援助を必要としているか」に焦点を当てて編集している。今回の改訂では国家試験出題基準に準拠して、各論を「~機能障害のある患者の看護」という枠組みで大幅に再構成した。随所に図表や見出しの工夫を施し、読者がやさしく理解できるようにした。
序 文
第2版 序

 本書は1冊で成人看護学を学習できる教科書として多くの方々に使っていただいたおかげでこのたび4年を経て版を重ねることができた。
 初版と同様に本書が大切にしていることは,看護の対象者は人間であること,成人期にある人々の生活を中心とすること,健康問題を疾患ではなく,機...
第2版 序

 本書は1冊で成人看護学を学習できる教科書として多くの方々に使っていただいたおかげでこのたび4年を経て版を重ねることができた。
 初版と同様に本書が大切にしていることは,看護の対象者は人間であること,成人期にある人々の生活を中心とすること,健康問題を疾患ではなく,機能障害のある人として捉えることである。疾患の看護ではなく,機能が障害され,生活変容を余儀なくされた人々がどのような看護援助を必要としているのかに焦点をあてている。また,ヘルスプロモーションの観点から健康の維持や増進を目指す
ための看護や成人期にある人々の理解に繋がる看護を視野に入れた。
 本書は,「総論」と「各論」の大きく2部から構成した。
 「総論」は,初版と同様に以下の8章立てとした。即ち,
第1章:成人期にある人々の理解
第2章:成人期に特徴的な健康問題の理解
第3章:健康の維持・増進の看護
第4章:急激な身体侵襲時の看護
第5章:周術期の看護
第6章:慢性期・回復期の看護
第7章:がん看護
第8章:感染看護
 以上の計8章立てである。
 「各論」は今回構成を変えた。初版では看護的な視点として構成し,7章立てであったが,第2版では12章構成へと拡大させ,国家試験出題基準に準拠した構成に変更した。即ち,
第9章:呼吸器系機能障害のある患者の看護
第10章:循環器系機能障害のある患者の看護
第11章:消化器系機能障害のある患者の看護
第12章:肝機能・膵機能障害のある患者の看護
第13章:代謝障害のある患者の看護
第14章:内分泌機能障害のある患者の看護
第15章:防御機能障害のある患者の看護
第16章:感覚機能障害のある患者の看護
第17章:脳神経系機能障害のある患者の看護
第18章:運動機能障害のある患者の看護
第19章:腎・尿路系機能障害のある患者の看護
第20章:生殖系機能障害のある患者の看護
 以上の計12章立てとした。
 そのために,分量も初版よりも増えた。
 「各機能障害のある患者の看護」の章では,解剖学的な視点から各系の構造と機能,各系の生理,各系の仕組み,各系における主な障害を基礎となる知識基盤としたうえで,アセスメントと看護を取り上げた。教科書として取り上げる必要のある箇所は十分に網羅されたはずである。随所に,図表や見出しの工夫を施し,読者がやさしく学習できることを目指した。
 この本を1冊持っていれば「成人看護学」のすべてを学習できる格好の本となった。初版同様に多くの方々に使っていただきたい。
 初版同様に第2版の改訂にあたっては,医学書院専務取締役・七尾清氏の厳しく真摯な教科書編集へ挑む熱意と忍耐のおかげとご指導の賜である。この場を借りて執筆者を代表して心より感謝の意を表したい。

 本書は教科書として使用していただけるように執筆者一同努力してきた。しかしながら,適切とは言えない部分があったとすれば,それはすべて編集責任のある黒田が負うものである。本書をさらにより良いものにするためにも読者諸氏のご助言・ご指導を期待したい。

 2013年1月 黒田 裕子
目 次
第2版 序
初版 序

総論
第1章 成人期にある人々の理解
 1 ライフサイクルからみた成人期の理解
 2 成人期の身体的・心理社会的特徴
 3 成人期にある人々の生活状況の理解
第2章 成人期に特徴的な健康問題の理解
 1 成人期に発生する生活習慣病の理解
 2 生活ストレスに関連する健康問題の理解
第3章 健康の維持・増進の看護
 1 ヘルスプロモーションの概念と理論
 2 健康の維持と増進へ向けた看護援助の実際
第4章 急激な身体侵襲時の看護
 1 急激な身体侵襲時に必要な概念の理解
 2 回復へ向けた看護援助の実際
第5章 周術期の看護
 1 周術期の看護に必要な概念
 2 周術期の看護の実際
第6章 慢性期・回復期の看護
 1 慢性期・回復期の看護に必要な概念と理論
 2 慢性期・回復期の看護の実際
第7章 がん看護
 1 がん看護に必要な概念と理論
 2 診断・治療期のがん看護の実際
 3 終末期のがん看護の実際
第8章 感染看護
 1 感染看護の概念
 2 感染看護の実際

各論
第9章 呼吸器系機能障害のある患者の看護
 1 酸素化に機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 酸素化に機能障害をもつ人に対する看護
第10章 循環器系機能障害のある患者の看護
 1 循環機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 循環器系に機能障害をもつ人に対する看護
第11章 消化器系機能障害のある患者の看護
 1 咀嚼・嚥下障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 咀嚼・嚥下障害をもつ人に対する看護
 3 消化・吸収障害をもつ人の観察とアセスメント
 4 消化・吸収障害をもつ人に対する看護
 5 排便機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 6 排便機能障害をもつ人に対する看護
第12章 肝機能・膵機能障害のある患者の看護
 1 肝機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 肝機能障害をもつ人に対する看護
 3 膵機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 4 膵機能障害をもつ人に対する看護
第13章 代謝障害のある患者の看護
 1 糖代謝障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 糖代謝障害(糖尿病)をもつ人に対する看護
 3 脂質代謝障害をもつ人の観察・アセスメントと看護
 4 尿酸代謝障害をもつ人の観察・アセスメントと看護
第14章 内分泌機能障害のある患者の看護
 1 内分泌機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 内分泌機能障害をもつ人に対する看護
第15章 防御機能障害のある患者の看護
 1 防御機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 防御機能障害をもつ人に対する看護
 3 体温調節機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 4 体温調節機能障害をもつ人に対する看護
第16章 感覚機能障害のある患者の看護
 1 感覚機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 感覚機能障害をもつ人に対する看護
第17章 脳神経系機能障害のある患者の看護
 1 認知機能障害・コミュニケーション障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 認知機能障害・コミュニケーション障害をもつ人に対する看護
第18章 運動機能障害のある患者の看護
 1 運動機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 運動機能障害をもつ人に対する看護
第19章 腎・尿路系機能障害のある患者の看護
 1 腎機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 2 腎機能障害をもつ人に対する看護
 3 排尿機能障害をもつ人の観察とアセスメント
 4 排尿機能障害をもつ人に対する看護
第20章 生殖系機能障害のある患者の看護
 1 性機能障害をもつ人の看護
 2 乳がん患者の看護
 3 前立腺がん患者の看護
 4 子宮がん患者の看護

索引