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カルテを読むための
医学用語・略語ミニ辞典 第3版

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総合病院で実際に書かれたカルテを精査し、使用頻度の高い医学用語・略語を収載。第3版では、最新の用語・略語で未収載のものを中心に、単語約30語、略語約150語を増補、必要度の低い略語約20語を削除した。「臨床ですぐに役立つ内容」「扱い勝手のよいコンパクトな造本」といった特徴はそのままに、さらに使いやすく改訂。
浜家 一雄
発行 2008年11月判型:新書変頁:248
ISBN 978-4-260-00731-3
定価 1,320円 (本体1,200円+税)
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第3版のまえがき

 このミニ辞典は第1版が2001年1月に発行され,すでに日本中の多くの方々,特に看護学生,看護師,その他,多くのコメディカル,若い医師などにご利用いただいている。なによりもポケットに入る手軽さと,その割に必要な単語がふんだんに載せられていることがその理由であろう。
 今回の第3版にはあらたに約150の略語を加え,必要度が低い略語約20を削除した。単語に関しても若干の追加をおこなった。ドイツ語はカルテ記載されることが次第に少なくなったが,まだ日常の病院での会話の中で使われているため,僅かな削除にとどめた。
 この数年間でカルテに関する大きな変化は電子カルテが普及してきたことである。その結果,日本語は漢字変換をしてくれるため,カルテに日本語の記載が少し増えてきた。また,読みにくい手書きから,読みやすい電子カルテに移行したため,医学英語もこの辞書を用いれば,容易にその内容が理解できるようになった。
 私は病院機能評価の仕事で全国の病院を訪問する機会が多く,そのような見知らぬところで,この辞書を持って活躍しているナースの姿に接することがある。また,病院に応募してきた研修医が,この辞書を愛用していたことなどを聞いて,幅広く使っていただいていることを実感している。
 私のアメリカでのレジデント時代には,私自身がカルテの略語を理解するのに苦労し,勤務していた病院で発行されていた略語集に助けられたことがいまだに記憶に新しい。その略語集は,それに記載されているもの以外の略語は使ってはならない,という目的で作られていた。私も,この辞書を通じて今後の略語の氾濫の食い止めに役立って欲しい,という気持ちは全くかわっていない。
 私は,平成15年3月に無事に副院長としての定年を迎えることが出来たが,その直後に妻が病に倒れ,半年後に他界した。私を長い間支えてくれた今は亡き妻に感謝の意を表したい。
 その後も私は看護学校長などの役職を引き続き兼務しており,看護学生達がこのミニ辞典をポケットに入れて病棟で実習に励んでいる姿を見ながら,この辞典を今後さらに充実させていきたいと思っている。

 2008年9月
 岡山済生会看護専門学校学校長
 浜家一雄

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