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二級臨床検査士・緊急臨床検査士資格認定試験問題集 [2002-2006年版]

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1954年以来、臨床検査技師の技術・学識研鑽の象徴である資格認定試験問題集待望の刊行。至近の5年間(第90~94回、2002-2006年)の、微生物(寄生虫含む)、病理(細胞診検査含む)、臨床化学、血液、免疫血清、循環生理、神経生理、呼吸生理の各科目の問題・解答を全文掲載。受験者にとって利便性が高く、国家試験受験者にとっても、あるいは生涯学習用テキストとしても十分に役立つ問題集。
日本臨床検査同学院
発行 2007年05月判型:B5頁:240
ISBN 978-4-260-00479-4
定価 4,180円 (本体3,800円+税)

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発刊にあたって

伊藤 機一



 日本臨床検査同学院は,緒方富雄東京大学名誉教授を初代院長とし,臨床検査の技術と知識の向上を目的として,1975年に発足した学術団体です.活動としては,部会活動(各種講演会・講習会の開催),緒方富雄賞の顕彰,認定試験の実施の3本柱があります.

 このうちもっとも重きを置いているのは,各種認定試験の実施です.試験は,1954年に日本臨床病理学会(日本臨床検査医学会の前身)によって開始されており,わが国の医療の質的向上に多大な寄与をしてきた歴史があります.その後,同学院発足とともに日本臨床検査医学会との共催事業として継続してきました.過去52年間に3万5千人以上の合格者を輩出し,医療現場,教育機関,検査センター,試験研究機関,衛生行政機関,企業等でそれぞれ指導的立場に就かれていることは周知の事実です.

 試験には,「一級臨床検査士」資格認定試験,「二級臨床検査士」資格認定試験,「緊急臨床検査士」資格認定試験があります.さらに本年6月には「遺伝子分析科学認定士」資格認定試験がスタートします.

 これら認定試験は,いずれも筆記試験と実技試験が行われます.

 緒方院長の「ピアノのコンクールで実技を伴わないものがあるだろうか?」という言葉に象徴されるように,実技を主体とした試験という“臨床検査の哲学”を貫き通しています.ただし,もちろん筆記試験も知識の度合いを知る必須の要件であり,そのことは例年の配点比重からも理解されます.

 資格の中でも多数の受験者が臨む「二級試験」は,微生物(寄生虫含む),病理(細胞診検査含む),臨床化学,血液,免疫血清,循環生理,神経生理,呼吸生理の各科目に分かれています.各実技担当試験委員は,臨床検査専門医,「一級臨床検査士」資格保持の臨床検査技師など指導的立場のかたが中心となり,筆記試験は各科目とも複数の専門家が時間をかけて作成しています.筆記試験問題は,いずれも国家試験の難易度をやや高めたものであり,近年は図表問題も増えてきています.

 受験希望者はこのところ,ほぼ全科目で漸増傾向にあり,これら受験者からの過去問題集入手の要望も高まってきました.これに応えるべく,昨年来の同学院改革の一環として,このたび医学書院から発刊することになりました.

 問題は過去5年間にさかのぼって掲載されており,受験者にとって利便性の高い内容と思われます.また国家試験受験者にとっても,あるいは生涯学習用テキストとしても,読者の方々に十分お役に立つものと信じております.

 2007年5月

 

 有限責任中間法人 日本臨床検査同学院 理事長

 大東文化大学スポーツ・健康科学部 学部長

 伊藤 機一

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