日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
44巻9号(2007年9月号) 今月の主題 消化器薬の使い方 Update (目次詳細・ご注文はこちら!) 上野文昭(大船中央病院) 本号では,これまで何度か本誌の主題として取り上げられてきた「消化器薬の使い方」をupdateします。前回の企画から6年以上経過し,その間に開発された新薬や適応追加が承認された薬剤は少なくありません。また,わが国の診療にもEBMの概念が徐々に浸透し,経験だけで用いられていた薬剤は徐々に淘汰され,明確なエビデンスのある薬剤が重視されるようになってきました。 |
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●今月の主題 座談会 | ||||||||||||
消化器薬物治療とEBM-何が変わったか,これからどう変わるか | ||||||||||||
経験によるところが大きい消化器診療。しかし,多くの疾患で病態生理が明らかになり,また治療に関する国内外のエビデンスが集積されてきた。有用なエビデンスとは何か? EBMとは何か? 日常診療での使い方は? 本座談会では,消化器薬物治療に焦点を絞り,EBMにより変わったこと,変わりうることについて,臨床の第一線で活躍されている先生方にお話しいただいた。 | ||||||||||||
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内科認定医・専門医試験対策に!! | ||||||||||||
●今月の主題 | ||||||||||||
「理解のための28題」 (力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載。解説が大幅に充実) |
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連載 | ||||||||||||
●研修おたく海を渡る | ||||||||||||
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。 | ||||||||||||
白井敬祐 | ||||||||||||
●内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応 | ||||||||||||
昨今,メンタルヘルスは大きな社会問題となっており,プライマリケアの最前線を担う一般内科医が,それらに対応しなければならない場面も急増している。本連載では,内科医向けに,日常診療でよく遭遇するメンタルヘルスプロブレムと,その対応について解説する。 | ||||||||||||
中尾睦宏(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科) | ||||||||||||
●外来研修医教育への招待 | ||||||||||||
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。 | ||||||||||||
鄭 真徳(佐久総合病院総合診療科) 川尻宏昭(名古屋大学医学部附属病院在宅管理医療部地域医療センター) |
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●聖路加Common Diseaseカンファレンス | ||||||||||||
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである。 稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである。ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している。11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す。それを誌上で再現したのが,今回の連載である。 |
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藤谷志野(聖路加国際病院内科 チーフレジデント) 西村直樹(聖路加国際病院呼吸器内科) |
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●成功率が上がる禁煙指導 | ||||||||||||
「ニコチン依存症管理料」が新設され,禁煙治療を開始したか,もしくは将来取り入れようと考えている医療機関は多い。しかし,治療を始めてもなかなか禁煙成功率を上げられなかったり,どうやって禁煙を進めていけば良いのか迷っている医師も少なくない。本連載では禁煙治療成績を上げるために日常診療の中でできる工夫や取り組みを紹介する。 | ||||||||||||
安田雄司(医療法人啓生会やすだ医院/NPO法人京都禁煙推進研究会) | ||||||||||||
●目でみるトレーニング | ||||||||||||
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める。 |