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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

47巻1号(2010年1月号)
今月の主題 ズバリ!見えてくる不整脈
(目次詳細・ご注文はこちら!)

村川裕二(帝京大学溝口病院第四内科)

1903年12月,ノースカロライナ州.
ライト兄弟の12馬力の飛行機は12秒だけ空中に浮かんだ.
ブレークスルーまでは時間がかかるが,ひとたび動き出せば話は早い.
40年も経たずにジェット機が飛んだ.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための25題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
今月の主題 座談会
こんな患者さんをどうしますか?
高齢化により,不整脈をもつ患者が増加するにつれ,一般内科医が不整脈を診る機会も多くなっている.カテーテルアブレーションなど非薬物治療の進歩により,治療の可能性は拡大した一方,一般内科医にとっては難解な不整脈領域にさらなる悩みの種が増えたことになるのかもしれない.
本座談会では,心房細動・粗動を中心に,カテーテルアブレーションをはじめとした不整脈治療の実際について,具体的にお話しいただいた.特に,アブレーションに踏み切るタイミングの判断や,アブレーションを施行しないほうがよい症例,また,施行後の薬物療法のコツなど,不整脈の非専門医にとって役立つトピックを盛り込んだ.
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第49回 メンターはいますか?

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第13回 カロチン血症,あれ黄疸?

松村正巳(金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科)
外来診療に差をつけるコミュニケーションスキル
若手の総合内科医にとって,面接がきわめて基礎的な力であると気づくのは,定時の外来を担当するようになってからではないでしょうか.限られた時間とリソースの中で,効率よく,診療の質を担保して,患者との関係を上手に築いていくことができないと,外来日はかなり悲惨な結果となります.食事もままならない,夕方遅くまで終わらない,病棟ナースから嫌な顔をされる…….こうならないように,コミュニケーションスキルを鍛えませんか.
本連載は『コミュニケーションスキルトレーニング──患者満足度向上と効果的な診療のために』(医学書院,2007)を執筆した私たちの仲間が,テキストでは十分に紹介できなかったことも含めて,誰でもが修得できるテクニックや,回避できるピットフォールをご紹介します.ご期待ください.
[監修:箕輪良行/聖マリアンナ医科大学]

第4回 診察室の笑い:患者さんの笑いに隠された本当の意味

長谷川万希子(高千穂大学人間科学部)
The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則
ミスから学ばずして成長はない.
米国の一流教育病院では,死亡症例や重大な合併症をきたした症例をもとに,「M & M(Morbidity & Mortality conference)」と呼ばれる症例検討会を行い,診療レベルの向上に役立てている.
本連載では,このM&Mのスタイルを用い,ER(救急外来)における内科診療の「落とし穴」を示しながら,そこに落ちないための教訓と診療のコツを伝える.
長谷川耕平・岩田充永
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.