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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

47巻4号(2010年4月号)
今月の主題 抗菌薬の使い方を究める
(目次詳細・ご注文はこちら!)

大曲貴夫(静岡県立静岡がんセンター感染症科)

いつの時代も,感染症診療,特に抗菌薬の使い方は医師にとって悩みの種です.抗菌薬に関する情報は世の中に溢れていますが,実際にそれを頭の中で実用に耐えるレベルで整理できている人は少ないはずです.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための17題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
今月の主題 鼎談
抗菌薬はなぜ難しく感じるか
近年,若手医師を中心に一般内科医の感染症への関心は高まりを見せている.しかしその一方で,初期研修医がまず難しいと感じるのも感染症,特に抗菌薬の選択であるという.
また,抗菌薬と菌の系統的知識が身についても,実際の臨床現場では,限られた時間の中で「抗菌薬開始をどこまで待てるか」や,個々の患者にどうガイドラインを適応するかといった判断」が求められるなど,感染症診療ならではの難しさも多い.
本座談会では,初期研修医,後期研修医それぞれの立場から,日々の診療における感染症診療上の悩みをお話しいただいた.
新連載
アレルギー膠原病科×呼吸器内科 合同カンファレンス

第1回 喘息と関節リウマチの既往がある患者の咳嗽――他科から処方される薬剤に注意!

岡田正人・仁多寅彦(聖路加国際病院)
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第52回 マッチングの季節(1)個性を出す

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第16回 逆ゴットロン徴候,皮膚筋炎の皮膚病変

松村正巳(金沢大学医学教育研究センター リウマチ・膠原病内科)
外来診療に差をつけるコミュニケーションスキル
若手の総合内科医にとって,面接がきわめて基礎的な力であると気づくのは,定時の外来を担当するようになってからではないでしょうか.限られた時間とリソースの中で,効率よく,診療の質を担保して,患者との関係を上手に築いていくことができないと,外来日はかなり悲惨な結果となります.食事もままならない,夕方遅くまで終わらない,病棟ナースから嫌な顔をされる…….こうならないように,コミュニケーションスキルを鍛えませんか.
本連載は『コミュニケーションスキルトレーニング──患者満足度向上と効果的な診療のために』(医学書院,2007)を執筆した私たちの仲間が,テキストでは十分に紹介できなかったことも含めて,誰でもが修得できるテクニックや,回避できるピットフォールをご紹介します.ご期待ください.
[監修:箕輪良行/聖マリアンナ医科大学]

第7回 家族に付き添われた患者とのコミュニケーション:相手は患者か家族か

木村琢磨(石岡第一病院)
The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則
ミスから学ばずして成長はない.
米国の一流教育病院では,死亡症例や重大な合併症をきたした症例をもとに,「M & M(Morbidity & Mortality conference)」と呼ばれる症例検討会を行い,診療レベルの向上に役立てている.
本連載では,このM&Mのスタイルを用い,ER(救急外来)における内科診療の「落とし穴」を示しながら,そこに落ちないための教訓と診療のコツを伝える.
長谷川耕平・岩田充永
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.