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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

46巻10号(2009年10月号)
今月の主題 一般内科診療における呼吸器薬の使い方
(目次詳細・ご注文はこちら!)

金城紀与史(沖縄県立中部病院総合内科)

 呼吸器系の主訴で受診する患者は多い.発熱,咳といった「風邪」症状から呼吸困難・胸痛まで症状は多彩であり,しかも急性疾患から慢性疾患,また外来でマネージできるものから病棟・ICUレベルの治療が必要なものまである.鑑別診断も呼吸器疾患のほか,心疾患・神経筋疾患・精神科疾患と幅広い.そこで,今回は内科系診療で必ず遭遇する一般的呼吸器疾患での薬剤療法を中心に特集を組んだ.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための26題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
新連載
外来診療に差をつけるコミュニケーションスキル
若手の総合内科医にとって,面接がきわめて基礎的な力であると気づくのは,定時の外来を担当するようになってからではないでしょうか.限られた時間とリソースの中で,効率よく,診療の質を担保して,患者との関係を上手に築いていくことができないと,外来日はかなり悲惨な結果となります.食事もままならない,夕方遅くまで終わらない,病棟ナースから嫌な顔をされる…….こうならないように,コミュニケーションスキルを鍛えませんか.
本連載は『コミュニケーションスキルトレーニング──患者満足度向上と効果的な診療のために』(医学書院,2007)を執筆した私たちの仲間が,テキストでは十分に紹介できなかったことも含めて,誰でもが修得できるテクニックや,回避できるピットフォールをご紹介します.ご期待ください.
[監修:箕輪良行/聖マリアンナ医科大学]

第1回 患者満足度と医師のコミュニケーションスキル

和座一弘(わざクリニック)
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第46回 アメリカ開業医の視点

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第10回 リウマトイド結節,関節リウマチの関節外症状

松村正巳(金沢大学医学部付属病院 リウマチ・膠原病内科)
The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則
ミスから学ばずして成長はない.
米国の一流教育病院では,死亡症例や重大な合併症をきたした症例をもとに,「M & M(Morbidity & Mortality conference)」と呼ばれる症例検討会を行い,診療レベルの向上に役立てている.
本連載では,このM&Mのスタイルを用い,ER(救急外来)における内科診療の「落とし穴」を示しながら,そこに落ちないための教訓と診療のコツを伝える.
長谷川耕平・岩田充永
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.