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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

46巻7号(2009年7月号)
今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド
  ――コンサルテーションのポイントから最新知識まで

(目次詳細・ご注文はこちら!)

緒方晴彦(慶應義塾大学医学部内視鏡センター教授)

「日本の医者は欧米の医者に比べて内視鏡が上手である」という話をよく聞く.間違ってはいないと思う.手先が器用だということもあるかもしれないが,要は好きなのではないかと感じる.まさに「好きこそ物の上手なれ」である.消化器病が専門で内視鏡の経験のない医師は皆無であろうし,学会でも内視鏡の手技に関するセッションは常に大盛況である.加えて,近年の内視鏡機器を中心としたテクノロジーの進歩はめざましく,画質の鮮明さや操作性の向上ばかりでなく,いわゆる内視鏡スペシャリストといわれる医師たちのたゆまぬ努力と工夫で次々と新しい技術が開発されている.

内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための29題」
(力だめしにいかがでしょう.解答は本誌掲載.解説が大幅に充実)
今月の主題 座談会
患者さんによりやさしい内視鏡検査を求めて――依頼医・施行医の立場から
消化器領域における内視鏡診断・治療は広く普及しており,一般医にとっても内視鏡検査を依頼する,もしくは自分で行うケースは増えている.
本誌では,一般医が内視鏡検査を依頼する際の注意や,内視鏡施行医から依頼医への理想的なフィードバック,患者への望ましいインフォームドコンセントのありかたなどについて依頼医・施行医双方の立場からお話しいただいた.
連載
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました.内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています.毎回おちがつくといいのですが.どうかよろしくお願いします.

第43回 新米指導医の生活――回診のコツ

白井敬祐(サウスカロライナ医科大学)
手を見て気づく内科疾患
本連載では,身体診療の一部である手の観察について記載します.注意深く観察すると,診断の鍵となる,とても多くの情報が潜んでいることに気づいていただけるでしょう.

第7回 RS3PE,高齢者の手の浮腫には注意

松村正巳(金沢大学医学部付属病院 リウマチ・膠原病内科)
内科医のためのせん妄との付き合い方
せん妄は基本的に身体的な問題なしには起こらない.せん妄が先行する緊急性の高い身体疾患を見落とさないことが大切である.「精神症状をみたら,まず身体疾患に由来する精神症状を除外する」ことは精神医学の原則である.

第4回 せん妄に対する薬物療法

本田 明(国立病院機構長崎医療センター精神科医長)
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載.写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める.