日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書 |
44巻13号(2007年12月号) 今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス (目次詳細・ご注文はこちら!) 武田裕子(三重大学大学院医学系研究科地域医療学講座)
臨床医は,疾患ごとに発現頻度や発症様式に性差があることを認識して診療している。性差を意識した診療を知らず知らずに行っているといえる。しかし,“ウィメンズ・ヘルス”と聞くと,何となく婦人科的な領域をイメージし,内科医には敷居が高く縁遠い領域と考えがちではないだろうか。 |
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●今月の主題 座談会 | |||||||||||||||
内科医に役立つ女性診療のコツ | |||||||||||||||
“ウィメンズ・ヘルス”,“女性診療”と聞くと,特に男性医師には「難しい」,「特別な知識や手技が必要」と感じられるかもしれない。しかしながら,実は身近なもので,女性の特性やライフサイクルを理解することにより,日常診療で実践できることも多い。 そこで,女性診療の経験を踏まえ,女性患者を診るコツと女性のquality of health向上のためにすぐできることについて,お話しいただいた。 |
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連載 | |||||||||||||||
●研修おたく海を渡る | |||||||||||||||
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。 | |||||||||||||||
白井敬祐 | |||||||||||||||
●外来研修医教育への招待 | |||||||||||||||
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。 | |||||||||||||||
高見澤 巧(佐久総合病院 総合診療科 看護師) | |||||||||||||||
●聖路加Common Diseaseカンファレンス | |||||||||||||||
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである。 稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである。ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している。11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す。それを誌上で再現したのが,今回の連載である。 |
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上原由紀・古川恵一(聖路加国際病院) | |||||||||||||||
●成功率が上がる禁煙指導 | |||||||||||||||
「ニコチン依存症管理料」が新設され,禁煙治療を開始したか,もしくは将来取り入れようと考えている医療機関は多い。しかし,治療を始めてもなかなか禁煙成功率を上げられなかったり,どうやって禁煙を進めていけば良いのか迷っている医師も少なくない。本連載では禁煙治療成績を上げるために日常診療の中でできる工夫や取り組みを紹介する。 | |||||||||||||||
安田雄司(医療法人啓生会やすだ医院/NPO法人京都禁煙推進研究会) | |||||||||||||||
●目でみるトレーニング | |||||||||||||||
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」、「解答と解説」からなり、クイズを通して症例疾患への理解を深める。 |