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日進月歩の医学の進歩を逃さず,かつ日常臨床に役立つ洗練した情報を提供する内科医必読の座右の書
内科臨床誌 medicina

44巻5号(2007年5月号)
今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療 A to Z
(目次詳細・ご注文はこちら!)

石川哲也(愛知医科大学消化器内科)

 本特集号は,研修医,若手医師,および肝臓を専門としない内科の先生方が,ウイルス肝炎患者の診療に際して知っておくべきことを網羅的に取り上げ,実地診療に役立てていただくことを目的として企画しました。
 “medicina”では2004年10月号で柴田実先生が「肝疾患の疑問に答える」という形で,肝疾患全般にわたってのわかりやすくユニークな特集号を企画されましたが,今回はそれから2年半ぶりの肝疾患の特集号となります。

今月の主題 座談会
外来で診るウイルス肝炎―効果的な病診連携のために
 ウイルス肝炎に基づく肝硬変・肝臓癌による死亡を減少させるためには,病院と診療所,専門医と一般医,入院治療と外来診療の連携が欠かせない。現在の医療環境では外来でどこまでウイルス肝炎を診られるのか? そのツールとしてのガイドラインの問題点は? 効果的な病診連携には何が必要なのか? 各現場の第一線に立つ臨床医に語っていただく。
八橋 弘氏 伊東和樹氏 柴田 実氏 石川哲也氏
国立病院機構
長崎医療センター
臨床研究センター
肝臓病・子育てよろず相談
伊東クリニック
柴田内科・消化器科
クリニック
愛知医科大学消化器内科
=司会
内科認定医・専門医試験対策に!!
今月の主題
「理解のための30題」
(力だめしにいかがでしょう。解答は本誌掲載。解説が大幅に充実)
連載
Case Study 診断に至る過程
本シリーズではCase Studyを通じて鑑別診断を挙げ,診断に至る過程を解説してみたいと思います。どこに着目して鑑別診断を挙げるか,次に必要な情報は何か,一緒に考えてみませんか。

第9回 優先すべきこと

松村正巳(金沢大学医学部付属病院リウマチ・膠原病内科)
Lawrence M. Tierney Jr.(カリフォルニア大学サンフランシスコ校・内科学教授)
研修おたく海を渡る
アメリカでの研修も3年が過ぎ,今回,光栄にも散文を連載させてだくことになりました。内科研修3年間の振り返りと,はじまったばかりの腫瘍内科研修での日常を織り交ぜながら,小話に使ってもらえるような話題を提供できればと考えています。毎回おちがつくといいのですが。どうかよろしくお願いします。

第17回 相思相愛

白井敬祐
内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応
昨今,メンタルヘルスは大きな社会問題となっており,プライマリケアの最前線を担う一般内科医が,それらに対応しなければならない場面も急増している。本連載では,内科医向けに,日常診療でよく遭遇するメンタルヘルスプロブレムと,その対応について解説する。

第5回 神経症と心身症

中尾睦宏(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科)
外来研修医教育への招待
皆さん,はじめまして。そして,ようこそ外来研修医教育の現場へ。これから,日々外来での研修医教育に悪戦苦闘している私たちの現場に一緒に入りこんでいただこうと思います。

第5回 こんな場合はどうする? その1

大和康彦(自治医科大学附属大宮医療センター 総合診療科)
川尻宏昭(名古屋大学医学部附属病院 在宅管理医療部 地域医療センター)
日常診療の質を高める口腔の知識
肺炎はわが国の全死亡原因の第4位ですが,肺炎が原因で死亡する患者の9割以上が高齢者です。最近,肺炎の予防に口腔ケアが有効との報告が相次ぎ,口腔ケアが俄然注目を浴びるようになりました。

第5回 誤嚥性肺炎と口腔ケア

岸本裕充(兵庫医科大学歯科口腔外科学)
聖路加Common Diseaseカンファレンス
聖路加Common Diseaseカンファレンスとは,聖路加国際病院内科で2006年11月から始まった新カンファレンスである。
稀な疾患や複雑な疾患の検討ではなく,比較的ありふれた疾患(common disease)を複数例で検討しようというカンファレンスである。ありふれた疾患に迅速に的確なアプローチができる“反射神経”を養うことを意図している。11の専門分野(循環器,消化器,呼吸器,内分泌,神経,腎臓,感染症,膠原病,血液,一般,心療)の専門医が毎月の持ち回りで,指導医が研修医と質疑応答を繰り返す。それを誌上で再現したのが,今回の連載である。

第2回 あなたは脳梗塞を的確に診断できますか?

堀之内秀仁(聖路加国際病院内科チーフレジデント)
木村哲也(聖路加国際病院神経内科)
目でみるトレーニング
1994年から続いている雑誌「medicina」の名物連載。写真・画像を中心とした「症例提示」と症例に関する「問題」,「解答と解説」からなり,クイズを通して症例疾患への理解を深める。