ユーザーズボイス

『今日の治療指針』を長年にわたってご愛用いただいている皆様の声をご紹介します。

今日の治療指針

日常診療に欠かせない,総合診療年鑑

三田勲司先生
医療法人社団聖ヒポクラテス会
赤門クリニック
三田勲司先生

■一読して把握できるテンプレートが絶妙

当院は,開院して17年になります。専門が異なる常勤医4名で分担し診察に当たっていますが,近年は患者さんの高齢化の影響もあり,複数の疾患を同時に診察する場面が多くなってきました。
幅広く診察するために欠かせない一冊として,『今日の治療指針』が日々活躍しています。

本書の最大のメリットは,ページを開いて斜め読みをすると,必要な情報が概ね頭に入ってくることでしょうか。
項目立てや各項目の分量,レイアウトなどすべてが的確で,ムダがない構成になっていますね。
知りたい情報にすぐに辿り着け,関連する情報もカバーされているので,多忙な診療現場では重宝しています。

■毎年の“読み比べ”で疾患の本質が見えてくる

本書の場合,各疾患項目において,毎年違う著者が書き下ろしています。
そのため,「せっかく新しく買ったのに,去年とほとんど変わっていなかった」と感じることは,まったくありません。
各疾患項目の主立った事柄に関しては,著者によって内容が変わることは少ないのですが,具体的な治療方法・処方例には,各著者の考え方が現れています。
本書のサブタイトル「私はこう治療している」のとおりですが,治療法には唯一の正解があるわけではなく,臨機応変な対応が必要なことがわかります。
また,毎年読み比べることで,違う角度から疾患を理解することができ,教科書的な視点とは別な方法で,疾患の本質に迫ることができると思います。

最近は,「治療のポイント」や「専門医へのコンサルト」といった新たな項目も追加され,よりプライマリ・ケアに即した内容になってきました。
ますます磨きがかかっている本書の発行を,毎年楽しみにしています。

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