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『神経診断学を学ぶ人のために』 正誤表

このたびは『神経診断学を学ぶ人のために』をご購入いただきまして誠にありがとうございます。本書の第1刷(2009年10月15日発行)および第2刷(2010年8月1日発行)におきまして以下の誤りがございましたので,ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。

2012年9月現在

訂正箇所
13頁・「◆先天性神経疾患に伴う皮膚異常」・3~4行目 …結節性硬化症(tuberous sclerosis)では,頬部の皮脂腺腫(sebaceous adenoma)の検出が診断にとって重要な根拠とな。顔面とくに… …結節性硬化症(tuberous sclerosis)では,頬部の皮脂腺腫(sebaceous adenoma)の検出が診断にとって重要な根拠となり,そのほか色素脱失母斑,鮫皮斑および爪周囲線維腫などを伴う。顔面とくに…
13頁・「◆先天性神経疾患に伴う皮膚異常」・13~16行目 神経線維腫症(neurofibromatosis)またはvon Recklinghausen(フォンレックリングハウゼン)病は常染色体優性遺伝を示し,café-au-lait spots(ミルクコーヒー斑),色素脱失母斑,鮫皮斑(shagreenpatch),および爪周囲線維腫などの皮膚所見を示し, そして,神経線維腫症(neurofibromatosis)またはvon Recklinghausen(フォンレックリングハウゼン)病にはNF-1とNF2の2型が知られており,ともに常染色体優性遺伝を示し,神経線維腫のほかにcafé-au-lait spots(ミルクコーヒー斑)を示す。
92頁・「[1]平衡神経の構造と機能」・4~7行目 …とくに球形嚢は前後方向,卵形嚢は重力方向の加速をそれぞれ受容する器官である。たとえば,…前向きの速度が急激に増加した場合には球形嚢が,また…場合には卵形嚢がはたらくわけである。… …とくに卵形嚢は前後方向,球形嚢は重力方向の加速をそれぞれ受容する器官である。たとえば,…前向きの速度が急激に増加した場合には卵形嚢が,また…場合には球型嚢がはたらくわけである。…
100頁・表14-1・Villaret症候群の傷害脳神経 IX,X,VII,交感神経幹 IX,X,XII,交感神経幹
114頁・本文5~6行目 黄靱帯(ligamentum flavum) 歯状靭帯(denticulate ligament)
119頁・本文6~7行目 そして,基底核からの出力は大部分が淡蒼球内節から出て,視床の主として中間腹側核(ventral intermediate nucleus;Vim nucleus)にGABA作動性線維を送る。 そして,基底核からの出力は大部分が淡蒼球内節から出て,視床の主として前腹側(VA)核と外側腹側(VL)核の一部にGABA作動性線維を送る。なお,このVL核の領域はHasslerの分類では前吻側腹側(Voa)核と後吻側腹側(Vop)核に相当するものと考えられる。
126頁・本文3~4行目 …,対側視床の外側腹側核(ventral lateral nucleus)に投射する(図16-7,15)。 …,対側視床の外側腹側(VL)核に投射する。なお,この領域はHasslerの分類では中間腹側(Vim)核に相当するものと考えられる。(図16-7,15)。