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『Medicine 医学を変えた70の発見』 正誤表

このたびは『Medicine 医学を変えた70の発見』をご購入いただきまして誠にありがとうございます。本書の第1刷(2012年9月1日発行)におきまして以下の誤りがございましたので,ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。

なお,訂正後の212-213頁はこちら(PDF,470KB)です。ダウンロードまたは印刷してご利用くださいますようお願い申し上げます。

2013年3月現在

訂正箇所
212頁・図説・2-4行目 遠藤章。遠藤は菌類の生化学に興味を持ち,スタチンを発見し,コレステロールの新陳代謝におけるスタチンの働きを明らかにした。2008年に臨床医学のラスカー賞を受賞した。 遠藤章。菌類の応用研究に興味があった遠藤は,カビからスタチンの原型「コンパクチン」を発見し,その作用機序を解明した上,難治性の高コレステロール血症に極めて有効なことを示した。2008年にラスカー臨床医学研究賞を受賞した。
212頁・
本文左段
2-3行目 動脈硬化を予防するために用いられる。 動脈硬化の予防・治療に用いられる。
6行目 年商は26億ドルにのぼる。 年商は2010年で250億ドルにのぼる。
6-8行目 この成功した薬剤の発見には,現代学の小宇宙のように世界中の疫学者,実験科学者,臨床医,そして製薬会社が関与している。 スタチンの成功には,現代学の小宇宙のように世界中の化学者,薬学者,基礎および臨床の医学者,患者,疫学者,製薬会社が関与している。
18行目-
右段1行目
疾患に関与しているリスクファクターを同定した。 心疾患に関与しているリスクファクターをした。
212頁・
本文右段
5-6行目 病理研究 病理研究
7行目 (主に肝臓での)コレステロールの生合成を コレステロールの生合成を
12-13行目 コレステロール値を下げる効果的薬品は無名の科学者発見た。 コレステロール値を下げる効果的薬品は,当時研究開発の場として著名ではなかった組織に属する科学者によって発見された。
13行目 三共製薬勤務の 三共(現第一三共)勤務の
17-18行目 HMG-CoA還元酵素を阻害する菌 HMG-CoA還元酵素を阻害する菌
18行目 2年間で6,000の菌類を調べ 2年間で6,000の菌類を調べ
213頁・
本文左段
1-3行目 アオカビの1種 (Penicillium citrinum ) が試験管内でコレステロール合成を阻害することを1973年に発見した。 アオカビ (Penicillium citrinum ) の1株の培養抽出液が試験管内でコレステロール合成を阻害することを1972年に発見し,翌1973年にこの抽出液から活性物質を単離した。
4行目 メバスタチンという最初のスタチンであった。 メバスタチンという最初のスタチンであった。
9行目 遠藤がでは 遠藤がニワトリイヌでは
10-11行目 動物に肝臓病を起こすと報告したが ラットに肝毒性が認められると主張したが
14-15行目 遠藤はこの臨床実験について,三共製薬には申請せずに 遠藤は重症患者の治療について上司の合意を得たが,会社には申請せずに
16-17行目 三共は正式な臨床験を1978年から始めた。 三共は正規の臨床験を1978年始めた。
213頁・
本文右段
1-2行目 メルクは三共と協力し,その薬を組織的効果的な方法で開発した。 メルクは三共から入手した情報を基に,大規模に資金・科学者を投入し,スタチンを短期間で開発した。
2-3行目 他の科学研究も進展し, 周辺の研究も進展し,
4-5行目 血流からコレステロールを取り出す低比重リポ蛋白の研究で コレステロール代謝の研究で
9-10行目 大規模で多くの拠点をもつ臨床調査によって 大規模臨床試験によって
11行目 総じて寿命を延ばすことが示された。 延命作用のあることが示された。