医学界新聞

連載

2013.04.15

PHOTO LETTER

10:医療不足に対応する包括的無償医療モデル

武力紛争,天災,貧困など
苦境に立つ人々に医療を提供する国境なき医師団。
その活動地域は,世界70か国にも及ぶ。
このコーナーでは,各地域から届いた活動の便りを紹介する。

文・写真=国境なき医師団日本


3019号よりつづく

ケニア共和国ナイロビのスラム地区キベラ(写真)で活動する国境なき医師団(MSF)は,HIV/エイズや,HIVと結核の二重感染治療に取り組む一方で,一般的な医療不足に対応するために基礎医療,慢性疾患,性暴力被害を含む包括的な無償医療モデルを考案。ナイロビの他地区や国内他地域からも患者が訪れている。このモデルは医療の質の維持が肝要で,MSFでは来院・入院から退院・帰宅までの流れを最適化する策も講じている。

つづく

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