医学界新聞

連載

2012.08.20

PHOTO LETTER

03:マラリアがまん延するコンゴ

武力紛争,天災,貧困など
苦境に立つ人々に医療を提供する国境なき医師団。
その活動地域は,世界60か国にも及ぶ。
このコーナーでは,各地域から届いた活動の便りを紹介する。

文・写真=国境なき医師団日本


2986号よりつづく

コンゴ民主共和国の主要な死因は,蚊を媒介して感染するマラリア。人的・物的に医療資源が不足する同国では,年間18万人の5歳未満児が死亡している。国境なき医師団(MSF)は3月以降,マニエマ州・赤道州・オリエンタル州などで,保健省のマラリア対応への支援を開始。活動地まではカヌーや徒歩で向かうことも。写真はMSFの診療所に運ばれた少年。重度のマラリアによる貧血がみられ,輸血を行った。

つづく

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