医学界新聞

2008.11.17

東京水天宮助産師育成支援制度
第3回授与式


 10月27日,東京都中央区蛎殻町にある東京水天宮において,東京水天宮助産師育成支援制度第3回授与式が執り行われた。この制度は,日本の出生率が減少し少子化社会に向かうなか,安心して子どもを産み育てる環境づくりに少しでも役に立てばと,安産の神様で全国的に有名な水天宮が始めた助産師育成のための支援金事業である。2006年に真木千明宮司が,少子化,助産師不足,助産師の働く環境問題などに対して何かお手伝いができないかと考えて,それが現実化した制度である。第1回は12名,第2回は11名,今回は15名の学生が授与の対象となった。現在,対象者は関東地域の助産師育成施設から推薦された学生1名(各施設につき)で,来春の第92回助産師国家試験を受験することが条件になっている。

 授与式は水天宮拝殿において厳かに行われ,宮司のお祓いを受けたのち,祝詞には授与者一人ひとりの名前が告げられた。東京水天宮は,18世紀前半に久留米水天宮の分社として創建され,以来,子授け,子育て,安産祈願,水難除け,渡航安全の神様であり,多くの参拝する人たちで賑わっている。当日も妊婦,赤ちゃんを抱いた夫婦,七五三の晴れ着姿の子どもたちが参拝していた。

 選考委員長は,弘前学院大学長,聖マリアンナ医大客員教授の吉岡利忠氏が務めている。

 なお,支援事業に関する詳細は下記まで。

〒103-0014東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1 東京水天宮社務所 担当:田崎博
電話 03-3666-7195
FAX 03-3808-1158
ホームページ http://www.suitengu.or.jp

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