医学界新聞

2007.02.05

 

対談「甲野善紀×岡田慎一郎」開催


 さる1月21日,紀伊國屋ホール(東京都新宿区)において,第56回紀伊國屋新宿セミナー「対談 甲野善紀×岡田慎一郎」が開催された。本セミナーは弊社刊行『古武術介護入門(DVD付)』の刊行を記念して行われたもの。

 武術研究者・甲野善紀氏と介護福祉士・岡田慎一郎氏による対談は,希望者を壇上に上げ,技術を体験する時間も豊富に設けられ,岡田氏の巧みな指導によって次々と技術のコツをつかむ人,甲野氏の不思議な身体術に唖然とする人など,熱気にあふれる会となった。

 対談のまとめでは,甲野氏が「昔ながらの仕事は1年中休みなしでも身体の一部に負担をかけず,全身を協調させて使っていたから身体を壊さなかった。そういう全身を協調させた身体の使い方は複雑すぎるから,科学的分析にはなじまない」と,身体運用に対する科学的な分析や管理の限界を指摘。

 一方,岡田氏は「『介護は身体を壊す』という“常識”を変えたい。僕は介護の仕事を通して身体の使い方を学んできたし,農家や漁師の方が『仕事の中で身体が鍛えられた』というのと同じように,『介護で身体が鍛えられた』を常識にしていきたい」と今後の抱負を述べた。

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