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イラストでまなぶ生理学 第3版

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看護学生・看護職のみならず、医学生・コメディカルにも評判の高い生理学の入門書。「イラストでまなぶ」シリーズの1冊で、第3版ではイラストの刷新・カラー化によりさらに使いやすくなった。また、本文は重要度を3段階で示し、キーワードを色文字にして強調したことで学習の手助けとなる。生理学の基本的事項を網羅的かつわかりやすく解説した、必携の1冊!
シリーズ イラストでまなぶ
田中 越郎
発行 2016年11月判型:B5頁:240
ISBN 978-4-260-02834-9
定価 2,860円 (本体2,600円+税)
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第3版によせて

 本書の初版を上梓して23年が経過し,2009年に改訂を行い,第2版を刊行しました.時代は変化しているのにもかかわらず,このように長い間,多くの読者に本書を手に取っていただけていることは,著者として大変うれしい思いです.しかし,この間,医療をめぐる環境は激変し,教育における生理学の位置も変わってきました.
 そこでこのたび再度改訂を試み,第3版を発行することにしました.第3版では,初めて生理学を学ぶ学生を対象にするというコンセプトや,左ページにイラスト,右ページに本文をランク別に記載するという体裁はそのまま踏襲し,すべてのイラストをカラー化し,時代の変化に合わせて描き直しました.本文内容も再考し,理解がより深まるように大きく書き直しました.
 左ページには本文の内容をイラストで説明してあります.かなり過激な比喩やデフォルメがしてあることもありますが,オリジナルでかつ覚えてほしいポイントを強調したいがためにそのような図になりました.本書は生理学の参考書であるという立場から,教科書に必ず載っているような代表的な図や解剖学的な図はあえて省いてあります.必要に応じてそちらの教科書を参照して下さい.
 右ページの本文は,重要な項目だけを重要な順に3つのランクに分けて書いてあります.すなわち大見出し,中見出し,そして説明文です.当然,最も重要な事柄は大見出しとして書いてあります.著者は,生理学を初めて学ぶ学生にとっては,大見出しと中見出しの内容を理解すればそれで必要かつ十分と考えています.そのまま記憶してもよいような文章になっているので,丸暗記することもできます.説明文は内容理解のためのものなので,これは読むだけにとどめても結構です.
 また,臨床的な事柄や最近のトピックなどは,コラムとして各ページの下段や章末に記載してあります.さらに,生理学とは直接関係ないが,知っていると便利な事柄は巻末に付録として記載してあります.こちらもぜひ目を通してください.
 生理学を学習するうえで理解・記憶しなければならないことは山ほどありますが,本書が少しでも学生諸君のスムーズな学習の手助けとなれば幸いです.

 2016年10月
 田中越郎

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第3版によせて

第1章 体液
 細胞内液と細胞外液
 浸透圧
 モル濃度と浸透圧
 膠質浸透圧
 酸塩基平衡
 脱水
 バッファー

第2章 血液
 血液の成分
 血球
 赤血球
 ヘモグロビン
 貧血
 白血球
 血漿
 止血
 凝固と線溶
 血液型と輸血
 Rh式血液型とHLA
Coffee Break
 分化と成熟 白血球顆粒 白血病

第3章 免疫
 自己と非自己
 細胞性免疫
 液性免疫
 アレルギー
Coffee Break
 膿 初乳

第4章 循環
 循環器系の構造
 脈拍
 心音
 刺激伝導系
 心電図-1(心電図の波形と新幹線の動き)
 心電図-2(心電図の波形とオセロ)
 心電図-3
 不整脈
 血圧の変動
 収縮期血圧と拡張期血圧
 血圧測定
 末梢循環
Coffee Break
 VSDとASD aVRだけ波形が逆な理由 心電図と心収縮
 肝動脈塞栓術 静脈路の確保

第5章 呼吸
 呼吸と肺
 呼吸運動
 肺気量
 拘束性肺障害と閉塞性肺障害
 死腔と換気
 血液ガス
 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
 呼吸中枢
Coffee Break
 肺は外分泌器官 大動脈圧と肺動脈圧

第6章 代謝
 栄養素
 糖質
 脂質
 蛋白質
 ATP(アデノシン三リン酸)
 物質代謝
 肥満
Coffee Break
 ダイエット

第7章 内分泌
 内分泌とホルモン
 ホルモンで記憶すること
 下垂体後葉
 下垂体前葉
 甲状腺,副甲状腺
 副腎
 膵臓
 性ホルモン
 生殖
Coffee Break
 末端肥大症と巨人症 消化管ホルモン サイトカイン

第8章 体温
 熱の産生と放散
 体温測定と体温の変動
 体温中枢と発熱
 汗
Coffee Break
 うつ熱 体感温度 解熱薬 腋窩温の測定時間

第9章 消化
 消化と吸収
 消化管
 食道・胃
 膵液
 胆汁
 腸の消化と吸収
 腸機能の調節
 肝臓の仕事
 ビリルビンと肝機能検査
Coffee Break
 誤嚥 胃潰瘍 コレシストキニンとパンクレオザイミン プロテアーゼ

第10章 排泄
 排泄と腎臓
 糸球体
 尿細管
 尿
 腎の内分泌機能,腎不全
 尿路
Coffee Break
 尿量と尿比重 フィッシュバーグ濃縮試験 クリアランス

第11章 神経
 ニューロン
 末梢神経
 自律神経の種類
 自律神経の機能
 中枢神経の性質
 中枢神経の構造
 大脳
 脊髄,伝導路
 反射
Coffee Break
 脳神経と脊髄神経

第12章 筋
 筋収縮のしくみ
 骨格筋
Coffee Break
 筋の収縮には電気的な興奮をともなう

第13章 感覚
 刺激と感覚
 皮膚感覚と深部感覚
 痛覚と内臓感覚
 視覚と眼球
 視力と網膜
 聴覚
 平衡覚,味覚,嗅覚
Coffee Break
 痛みでショックになることがある そこひ

第14章 遺伝
 細胞のはたらき
 細胞分裂
 劣性遺伝と優性遺伝
Coffee Break
 X染色体上の遺伝子の発現 染色体異常

[付録]
  肝機能検査
  主な英語・ドイツ語名
  臨床でよく使う診療科の略称
  ドイツ文字の読み方
  ギリシャ文字の読み方

さくいん

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