臨床検査データブック 2017-2018
「パニック値」の本文への掲載と基準値のデザイン改良でますます便利に!
もっと見る
“考える検査”をサポートする検査値判読マニュアルのベストセラーの改訂版。今版では医療安全に欠かせない「パニック値」を本文中にも掲載するとともに、基準値も見やすくなるようデザインを改良。また、新規保険収載項目、保険点数情報などの最新情報も引き続きブラッシュアップ。「異常値のでるメカニズムと臨床的意義」「薬剤影響」などの多彩な小見出しによる読みやすく、使いやすい構成で全医療関係者をサポート。
監修 | 高久 史麿 |
---|---|
編集 | 黒川 清 / 春日 雅人 / 北村 聖 |
発行 | 2017年01月判型:B6頁:1106 |
ISBN | 978-4-260-02826-4 |
定価 | 5,280円 (本体4,800円+税) |
- 販売終了
更新情報
-
更新情報はありません。
お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。
- 序文
- 目次
序文
開く
2017-2018年版/編集者の序
医学,医療は常に変革期にあると言ってよい.20世紀の科学至上主義による,高度医療の礼賛から,21世紀は一転してこころの世紀,絆の世紀と言われ,癒やしの医療が求められている.より具体的に言えば,専門医から総合診療医へ,病院医療から地域・在宅医療へとパラダイムシフトが進んでいる.医師をはじめとして,医療者はすべからくこのような社会の変貌に敏感であるべきであり,まさに社会のニーズをとらえて社会とともに歩む姿勢が求められている.
また,AIに代表される情報科学の進歩もすさまじいものがあり,医療と医療者の将来のあり方については想像をはるかに超える変化が起きている.病歴聴取から始まり,臨床推論を経て,検査計画の立案と実施,治療計画の立案と実施,医療の評価に至る一連の流れのかなりの部分が現在と違ったものになる可能性がある.非常に楽しみでもあり,また一抹の不安もあるのが真情である.
こんな中で,「臨床検査データブック」 は着実に版を重ね,多くの医療者に貴重な情報を提供してきた.紙ベースの情報はもとより,デジタルベースでも情報が利用され高い評価を得ていると聞いている.しかし,このような高い評価に甘んずることなく,社会の変化とともに医学情報の提供のあり方を常に考え直す姿勢が重要と思う.たとえば,同じデジタル情報であっても,DVDからインターネットへ,インターネットからIoTへという時代の変化に対応すべきであろう.家庭にいながらオンラインで一滴の血液から多くの検査情報を得,それを本書をもとにアセスメントする時代もそれほど遠くないと思う.
また,情報提供のあり方のみならず,情報の内容も性別,年齢を考慮した個別性の高いものが求められたり,あるいは診療ガイドラインと連携した複合的なコンテンツになったりすると思われる.これらを考えるとき,一番重要なのは,読者諸兄のフィードバックである.どのような内容の情報を,どのような形で提供されることを望むのか,ぜひともお聞かせ願いたい.編集者を代表して,読者の希望をお聞かせ願えることを期待する.
2017年1月
北村 聖
医学,医療は常に変革期にあると言ってよい.20世紀の科学至上主義による,高度医療の礼賛から,21世紀は一転してこころの世紀,絆の世紀と言われ,癒やしの医療が求められている.より具体的に言えば,専門医から総合診療医へ,病院医療から地域・在宅医療へとパラダイムシフトが進んでいる.医師をはじめとして,医療者はすべからくこのような社会の変貌に敏感であるべきであり,まさに社会のニーズをとらえて社会とともに歩む姿勢が求められている.
また,AIに代表される情報科学の進歩もすさまじいものがあり,医療と医療者の将来のあり方については想像をはるかに超える変化が起きている.病歴聴取から始まり,臨床推論を経て,検査計画の立案と実施,治療計画の立案と実施,医療の評価に至る一連の流れのかなりの部分が現在と違ったものになる可能性がある.非常に楽しみでもあり,また一抹の不安もあるのが真情である.
こんな中で,「臨床検査データブック」 は着実に版を重ね,多くの医療者に貴重な情報を提供してきた.紙ベースの情報はもとより,デジタルベースでも情報が利用され高い評価を得ていると聞いている.しかし,このような高い評価に甘んずることなく,社会の変化とともに医学情報の提供のあり方を常に考え直す姿勢が重要と思う.たとえば,同じデジタル情報であっても,DVDからインターネットへ,インターネットからIoTへという時代の変化に対応すべきであろう.家庭にいながらオンラインで一滴の血液から多くの検査情報を得,それを本書をもとにアセスメントする時代もそれほど遠くないと思う.
また,情報提供のあり方のみならず,情報の内容も性別,年齢を考慮した個別性の高いものが求められたり,あるいは診療ガイドラインと連携した複合的なコンテンツになったりすると思われる.これらを考えるとき,一番重要なのは,読者諸兄のフィードバックである.どのような内容の情報を,どのような形で提供されることを望むのか,ぜひともお聞かせ願いたい.編集者を代表して,読者の希望をお聞かせ願えることを期待する.
2017年1月
北村 聖
目次
開く
カラー図譜
臨床検査の考え方と注意事項
検査計画の進め方
基本検査テクニック
検査各論
1 生化学検査
■血清蛋白質
■アミノ酸・窒素化合物
■鉄代謝
■血清酵素
■血清ビリルビン
■脂質
■電解質・金属
■血液ガス
■ビタミン
■機能検査
2 内分泌学的検査
■下垂体
■甲状腺
■副甲状腺
■副腎髄質・交感神経
■副腎皮質
■性腺・胎盤
■糖代謝
■消化管ホルモン
■生理活性
3 血液・凝固・線溶系検査
■血球検査
■凝固・線溶系検査
4 免疫血清検査
■補体
■免疫グロブリン
■自己抗体
■免疫細胞
5 感染症検査
■感染症遺伝子検査
■塗抹検査
■一般細菌の培養検査
■薬剤感受性試験
■抗酸菌
■真菌
■一般細菌
■検査材料からの直接抗原検出
■一般細菌以外の培養・同定困難な菌
■微生物産生物・代謝産物
■肝炎ウイルス
■ATLV・HIV
■その他のウイルス
■感染・炎症マーカー
6 腫瘍・線維化マーカー
■腫瘍マーカー
■線維化マーカー
7 癌細胞遺伝子検査
8 遺伝学的検査
9 尿検査
10 糞便検査
11 細胞診
12 血液・尿以外の検査
13 薬物・毒物
■薬物
■毒物
■薬物代謝酵素の遺伝子診断
疾患と検査
■呼吸器疾患
■循環器疾患
■消化管疾患
■肝・胆・膵疾患
■代謝・栄養疾患
■内分泌疾患
■血液・造血器疾患
■腎・尿路疾患,水電解質異常
■神経疾患
■感染症,性病,寄生虫疾患
■リウマチ性疾患・アレルギー性疾患・免疫不全症
■女性性器・妊産婦疾患
■中毒
付録
特定健康診査と保健指導対象者の選定
日本人小児の臨床検査基準値
保険点数一覧(臨床検査分野)
有害事象共通用語規準 v4.0 日本語訳 JCOG版
共用基準範囲(JCCLS)
医薬品添付文書情報 臨床検査値への影響
索引
数字・欧文索引
和文索引
臨床検査の考え方と注意事項
検査計画の進め方
基本検査テクニック
検査各論
1 生化学検査
■血清蛋白質
■アミノ酸・窒素化合物
■鉄代謝
■血清酵素
■血清ビリルビン
■脂質
■電解質・金属
■血液ガス
■ビタミン
■機能検査
2 内分泌学的検査
■下垂体
■甲状腺
■副甲状腺
■副腎髄質・交感神経
■副腎皮質
■性腺・胎盤
■糖代謝
■消化管ホルモン
■生理活性
3 血液・凝固・線溶系検査
■血球検査
■凝固・線溶系検査
4 免疫血清検査
■補体
■免疫グロブリン
■自己抗体
■免疫細胞
5 感染症検査
■感染症遺伝子検査
■塗抹検査
■一般細菌の培養検査
■薬剤感受性試験
■抗酸菌
■真菌
■一般細菌
■検査材料からの直接抗原検出
■一般細菌以外の培養・同定困難な菌
■微生物産生物・代謝産物
■肝炎ウイルス
■ATLV・HIV
■その他のウイルス
■感染・炎症マーカー
6 腫瘍・線維化マーカー
■腫瘍マーカー
■線維化マーカー
7 癌細胞遺伝子検査
8 遺伝学的検査
9 尿検査
10 糞便検査
11 細胞診
12 血液・尿以外の検査
13 薬物・毒物
■薬物
■毒物
■薬物代謝酵素の遺伝子診断
疾患と検査
■呼吸器疾患
■循環器疾患
■消化管疾患
■肝・胆・膵疾患
■代謝・栄養疾患
■内分泌疾患
■血液・造血器疾患
■腎・尿路疾患,水電解質異常
■神経疾患
■感染症,性病,寄生虫疾患
■リウマチ性疾患・アレルギー性疾患・免疫不全症
■女性性器・妊産婦疾患
■中毒
付録
特定健康診査と保健指導対象者の選定
日本人小児の臨床検査基準値
保険点数一覧(臨床検査分野)
有害事象共通用語規準 v4.0 日本語訳 JCOG版
共用基準範囲(JCCLS)
医薬品添付文書情報 臨床検査値への影響
索引
数字・欧文索引
和文索引
更新情報
-
更新情報はありません。
お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。