解剖学 第4版
筋ごとに起始・停止の模式図も追加。一覧性が高まりグレードアップした定番教科書
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PT・OT学生に最も重要な運動器と神経系に多くのページを割き、豊富なカラー図版とともに詳細に解説。筋の起始・停止、神経支配などの重要項目は図版と一覧表を対照しながら効率よく学習できるよう工夫されている。第4版ではそれぞれの筋ごとに起始・停止の模式図も追加し、さらに一覧性が高まっている。Advanced StudiesやNOTEでは正常解剖だけでなく重要な疾患や障害のメカニズムについても解説。
*「標準理学療法学・作業療法学」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ | 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 |
---|---|
シリーズ監修 | 奈良 勲 / 鎌倉 矩子 |
編集 | 野村 嶬 |
発行 | 2015年01月判型:B5頁:496 |
ISBN | 978-4-260-02008-4 |
定価 | 6,600円 (本体6,000円+税) |
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- 目次
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序文
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第4版の序
初版を2001年に発刊して15年の節目の今,改訂第4版を出版できることは無上の喜びである.この間,理学療法士・作業療法士養成校における入学定員は増え続け,今や22,000名を超え,当然の帰結として多くの大学院も開設された.最近の日本解剖学会における肉眼解剖学分野の演題数の半数近くを,若い理学療法士・作業療法士を中心としたコ・メディカルが担うまでになってきている.また,理想的な姿ではないかと思われる,解剖学を修めた理学療法士・作業療法士の手による解剖学教育も一歩一歩前進している状況である.
第4版の本書では次の3つの主要な改訂を行った.(1)これまでの研究の発展やお寄せいただいた読者のご意見をふまえて旧版の全面的な見直しを行った.(2)「筋系」の章では,第3版と同様に個々の筋を表と図で記載することに加えて,図中の筋のそばに起始と停止の図を併記した.(3)構成の変更を行った.すなわち「人体の発生」の節を「解剖学総論」の章に入れ,「感覚器系」,「循環器系」および「内臓学」を独立した章立てとし,この順で本書の後半に移動した.これらの改訂により,本書は旧版より一段とグレードアップしたテキストになったと自負している.
本書では,旧版の執筆者に加えて新たに新進気鋭の山田重人先生(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授)にも執筆に参加していただき,主に「人体の発生」の節と「内臓学」の章を担当していただいた.
ご尽力いただいた執筆者の方々,貴重なご意見をいただいた読者の方々,および的確な指示と忍耐強い作業により発刊まで導いていただいた医学書院の関係諸氏に厚く御礼申し上げます.
本書に対しても,これまでと同様に忌憚のないご意見やご批判をいただければ幸です.
2015年1月
野村 嶬
初版を2001年に発刊して15年の節目の今,改訂第4版を出版できることは無上の喜びである.この間,理学療法士・作業療法士養成校における入学定員は増え続け,今や22,000名を超え,当然の帰結として多くの大学院も開設された.最近の日本解剖学会における肉眼解剖学分野の演題数の半数近くを,若い理学療法士・作業療法士を中心としたコ・メディカルが担うまでになってきている.また,理想的な姿ではないかと思われる,解剖学を修めた理学療法士・作業療法士の手による解剖学教育も一歩一歩前進している状況である.
第4版の本書では次の3つの主要な改訂を行った.(1)これまでの研究の発展やお寄せいただいた読者のご意見をふまえて旧版の全面的な見直しを行った.(2)「筋系」の章では,第3版と同様に個々の筋を表と図で記載することに加えて,図中の筋のそばに起始と停止の図を併記した.(3)構成の変更を行った.すなわち「人体の発生」の節を「解剖学総論」の章に入れ,「感覚器系」,「循環器系」および「内臓学」を独立した章立てとし,この順で本書の後半に移動した.これらの改訂により,本書は旧版より一段とグレードアップしたテキストになったと自負している.
本書では,旧版の執筆者に加えて新たに新進気鋭の山田重人先生(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授)にも執筆に参加していただき,主に「人体の発生」の節と「内臓学」の章を担当していただいた.
ご尽力いただいた執筆者の方々,貴重なご意見をいただいた読者の方々,および的確な指示と忍耐強い作業により発刊まで導いていただいた医学書院の関係諸氏に厚く御礼申し上げます.
本書に対しても,これまでと同様に忌憚のないご意見やご批判をいただければ幸です.
2015年1月
野村 嶬
目次
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序説 PT・OTと解剖学のかかわり
第1章 解剖学総論
I 解剖学とは(定義・目的)
II 人体の大要と解剖学用語
A 人体の大要
B 解剖学用語
III 人体の構成
A 細胞
B 組織
C 器官,器官系,個体
IV 人体の発生
A 胚子の発生
B 器官系の発生
C 胎児の発生
D 出生後
第2章 骨格
I 骨学総論
A 骨の形態
B 骨の構造
C 骨の血管と神経
D 骨の機能
E 骨の発生
F 骨のリモデリング
II 骨学各論
A 頭蓋
B 脊柱
C 胸郭
D 上肢の骨
E 下肢の骨
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と骨格系障害とのかかわり
B 骨の触察法
C 主な骨の病気
第3章 関節と靱帯
I 関節靱帯総論
A 骨の連結
B 関節の構造と機能
II 関節靱帯各論
A 頭蓋の連結
B 脊柱,脊柱と頭蓋および胸郭の連結
C 上肢の連結
D 下肢の連結
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と関節・靱帯の障害とのかかわり
B 関節の異常
C 骨・関節・靱帯の触察法
第4章 筋系
I 筋学総論
A 筋組織の種類と特徴
B 骨格筋の構造
C 骨格筋の作用
D 骨格筋の神経支配
II 筋学各論
A 上肢の筋
B 下肢の筋
C 体幹の筋
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と筋系の障害とのかかわり
B 筋系の触察法
C 筋系の位置の三次元的視点での理解
第5章 神経系
I 神経系総論
A 神経系の区分
B 神経系の構成
C 髄膜と脳室系
D 神経系の発生
II 中枢神経系
A 脊髄
B 脳幹
C 小脳
D 大脳
E 神経路
III 末梢神経系
A 脊髄神経
B 脳神経
C 自律神経系
IV 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と神経系障害とのかかわり
B 中枢神経系の障害
C 末梢神経系の障害(ニューロパシー)
D 末梢神経の触察法
第6章 感覚器系
A 外皮
B 視覚器
C 平衡聴覚器
D 嗅覚器
E 味覚器
F 感覚器系における理学・作業療法との関連事項
第7章 循環器系
A 血管系
B リンパ系
C 循環器系における理学・作業療法との関連事項
第8章 内臓学
I 内臓器官の構造
A 中空性器官
B 実質性器官
II 消化器系
A 口腔
B 咽頭
C 食道
D 胃
E 小腸
F 大腸
G 肝臓
H 胆嚢
I 膵臓
J 腹膜
K 消化器系における理学・作業療法との関連事項
III 呼吸器系
A 鼻
B 咽頭
C 喉頭
D 気管と気管支
E 肺
F 呼吸器系における理学・作業療法との関連事項
IV 泌尿器系
A 腎臓
B 尿管
C 膀胱
D 尿道
E 泌尿器系における理学・作業療法との関連事項
V 生殖器系
A 男性生殖器
B 女性生殖器
C 会陰
D 生殖器系における理学・作業療法との関連事項
VI 内分泌系
A ホルモンと標的器官
B 内分泌腺の種類
C 内分泌系における理学・作業療法との関連事項
VII 内臓の投影法
A 消化器系
B 呼吸器系
C 泌尿器系
資料1 参考文献
資料2 セルフアセスメント
索引
第1章 解剖学総論
I 解剖学とは(定義・目的)
II 人体の大要と解剖学用語
A 人体の大要
B 解剖学用語
III 人体の構成
A 細胞
B 組織
C 器官,器官系,個体
IV 人体の発生
A 胚子の発生
B 器官系の発生
C 胎児の発生
D 出生後
第2章 骨格
I 骨学総論
A 骨の形態
B 骨の構造
C 骨の血管と神経
D 骨の機能
E 骨の発生
F 骨のリモデリング
II 骨学各論
A 頭蓋
B 脊柱
C 胸郭
D 上肢の骨
E 下肢の骨
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と骨格系障害とのかかわり
B 骨の触察法
C 主な骨の病気
第3章 関節と靱帯
I 関節靱帯総論
A 骨の連結
B 関節の構造と機能
II 関節靱帯各論
A 頭蓋の連結
B 脊柱,脊柱と頭蓋および胸郭の連結
C 上肢の連結
D 下肢の連結
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と関節・靱帯の障害とのかかわり
B 関節の異常
C 骨・関節・靱帯の触察法
第4章 筋系
I 筋学総論
A 筋組織の種類と特徴
B 骨格筋の構造
C 骨格筋の作用
D 骨格筋の神経支配
II 筋学各論
A 上肢の筋
B 下肢の筋
C 体幹の筋
III 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と筋系の障害とのかかわり
B 筋系の触察法
C 筋系の位置の三次元的視点での理解
第5章 神経系
I 神経系総論
A 神経系の区分
B 神経系の構成
C 髄膜と脳室系
D 神経系の発生
II 中枢神経系
A 脊髄
B 脳幹
C 小脳
D 大脳
E 神経路
III 末梢神経系
A 脊髄神経
B 脳神経
C 自律神経系
IV 理学・作業療法との関連事項
A 理学・作業療法と神経系障害とのかかわり
B 中枢神経系の障害
C 末梢神経系の障害(ニューロパシー)
D 末梢神経の触察法
第6章 感覚器系
A 外皮
B 視覚器
C 平衡聴覚器
D 嗅覚器
E 味覚器
F 感覚器系における理学・作業療法との関連事項
第7章 循環器系
A 血管系
B リンパ系
C 循環器系における理学・作業療法との関連事項
第8章 内臓学
I 内臓器官の構造
A 中空性器官
B 実質性器官
II 消化器系
A 口腔
B 咽頭
C 食道
D 胃
E 小腸
F 大腸
G 肝臓
H 胆嚢
I 膵臓
J 腹膜
K 消化器系における理学・作業療法との関連事項
III 呼吸器系
A 鼻
B 咽頭
C 喉頭
D 気管と気管支
E 肺
F 呼吸器系における理学・作業療法との関連事項
IV 泌尿器系
A 腎臓
B 尿管
C 膀胱
D 尿道
E 泌尿器系における理学・作業療法との関連事項
V 生殖器系
A 男性生殖器
B 女性生殖器
C 会陰
D 生殖器系における理学・作業療法との関連事項
VI 内分泌系
A ホルモンと標的器官
B 内分泌腺の種類
C 内分泌系における理学・作業療法との関連事項
VII 内臓の投影法
A 消化器系
B 呼吸器系
C 泌尿器系
資料1 参考文献
資料2 セルフアセスメント
索引
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
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