治療薬マニュアル 2014

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2014年版の特徴 『参考ガイドライン』を各章に掲載! 新規付録『ハイリスク薬投与患者の薬学的管理』 2013年に薬価収載された新薬を収録

本書の特徴 各領域の専門医による総論解説、最新の動向を各章に掲載 2,200成分、16,000品目の医薬品情報を約2,700頁に収録 使用目的や使用法、適応外使用など、臨床解説が充実 重要薬、重要処方情報をポケットサイズにまとめた別冊付録「重要薬手帳」

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監修 高久 史麿 / 矢崎 義雄
編集 北原 光夫 / 上野 文昭 / 越前 宏俊
発行 2014年01月判型:B6頁:2792
ISBN 978-4-260-01885-2
定価 5,500円 (本体5,000円+税)
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2014年版の序

 1990年に誕生した『治療薬マニュアル』は,毎年情報を更新しながら本書で25冊目となった.この四半世紀の時の流れの中で,医療全体が大きく変貌した.特に薬物治療は日進月歩であり,毎年数多くの新規薬剤が開発され,臨床使用されるようになった.一方,従来の薬剤が淘汰されているわけではなく,よい薬剤は高い評価のまま輝きを失わず,さらに多数の後発医薬品を伴いながら,膨大な数の薬剤が市場に溢れている.これらの薬剤に関する知識を記憶することなど,人間の頭脳の限界をはるかに超えている.
 限られた薬剤に関する情報の一部を整理するだけであれば容易かもしれない.実際にそのような目的を持った薬剤関係の書籍は少なくない.しかし本書は現在市場にあるすべての薬剤の関連情報を余さず網羅して提供することを骨子としている.その結果,本書の圧倒的な情報量は類書を凌駕し,医師をはじめとするあらゆる職種の医療関係者,特に薬学部が6年制となって薬剤に関する知識の質と量が問われる薬学関係者の要求にも十分応えられるものと考えている.
 毎年の改訂で新しい情報を追加しているものの,基本的な構成は従来通りである.しかし2014年版からは新たな要素も加わった.診療の適正化・標準化を目指して,わが国でも厚生労働省や関連学会主導で各種疾患の診療ガイドラインが公開されている状況を踏まえて,各章の総論解説の中に「参考ガイドライン」のリストを提示した.また付録に「ハイリスク薬投与患者の薬学的管理」を加え,その定義,該当する薬剤などを整理して紹介するようにした.ちなみに十数項目ある付録はいずれも臨床で活用できる大変有用な情報なので,ぜひご参照いただきたい.「臨床解説(適応外使用)」は,社会保険診療報酬支払基金,国民健康保険の診療報酬審査状況を参考に拡充している.
 四半世紀にわたり『治療薬マニュアル』が発展し続けてきたのは,ご執筆を担当された先生方と医学書院の編集担当の方々のおかげと感謝している.そして本書をご愛用いただき,ご指導・ご支援いただいた多くの医療関係者の方々にこの場を借りて深謝いたしたい.

 2013年10月
 上野文昭

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薬物療法の基本的注意
図解 薬理作用
添付文書情報と臨床解説
 01 解熱・鎮痛・抗炎症薬
 02 片頭痛治療薬
 03 抗リウマチ薬
 04 痛風・高尿酸血症治療薬
 05 催眠・鎮静薬
 06 抗不安薬
 07 抗精神病薬
 08 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 09 抗てんかん薬
 10 パーキンソン病/症候群治療薬
 11 脳循環代謝改善薬
 12 筋弛緩薬
 13 自律神経系作用薬
 14 抗めまい薬
 15 その他の神経系用薬
 16 強心薬
 17 抗狭心症薬
 18 β遮断薬
 19 Ca拮抗薬
 20 抗不整脈薬
 21 利尿薬
 22 降圧薬
 23 脂質異常症用薬
 24 その他の循環器用薬
 25 アレルギー治療薬
 26 気管支拡張薬・喘息治療薬
 27 鎮咳薬
 28 去痰薬
 29 その他の呼吸器用薬
 30 消化性潰瘍治療薬
 31 健胃・消化薬
 32 下剤
 33 止痢・整腸薬
 34 その他の消化器用薬
 35 糖尿病用薬
 36 下垂体ホルモン製剤
 37 副腎皮質ホルモン製剤
 38 性ホルモン製剤
 39 その他のホルモン製剤
 40 子宮用薬
 41 骨粗鬆症・骨代謝改善薬
 42 ビタミン製剤
 43 輸液・栄養製剤
 44 電解質製剤
 45 灌流用剤
 46 解毒薬・中毒治療薬
 47 抗菌薬
 48 抗真菌薬
 49 抗ウイルス薬
 50 寄生虫・原虫用薬
 51 抗癌剤
 52 免疫抑制薬
 53 眼科用薬
 54 耳鼻咽喉科用薬
 55 口腔用薬
 56 泌尿・生殖器用薬
 57 痔治療薬
 58 皮膚用薬
 59 血液製剤類
 60 造血と血液凝固関係製剤
 61 ワクチン・トキソイド
 62 麻薬
 63 麻酔薬
 64 生活改善薬
 65 その他の治療薬
 66 検査・診断用薬
 67 造影剤
 68 放射性医薬品
 69 消毒剤
 70 歯科用薬
 71 漢方薬
新薬
付録
 重大な有害反応(副作用)の症状と,原因となる代表的な医薬品
 医療用医薬品添付文書および添付文書情報の見方
 医薬品添付文書以外の重要な医薬品情報源とその見方
 後発医薬品に関する情報と選択の留意点
 ハイリスク薬投与患者の薬学的管理
 処方せんの書き方
 錠剤・カプセルの粉砕・開封可否の基準
 疾患別禁忌薬・注意薬一覧
 血液製剤の使用指針(改定版)〔平成17年9月(平成24年3月一部改正)〕(要約)
 薬物血中濃度モニタリング(TDM)の対象となる薬物とその有効・中毒濃度範囲
 基本的薬物動態用語
 薬物と飲食物・嗜好品との相互作用
 名称類似によるヒヤリ・ハット事例が報告されている薬剤一覧
 薬剤の影響を受ける臨床検査一覧
 投与期間の上限が設けられている医薬品
 薬効分類番号一覧(4桁)
 製薬企業の略称及び連絡先一覧
索引

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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