腎・透析

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病期や治療効果を評価するための指標、略語、薬剤など、日常の業務に役立つ情報をポケットサイズにぎゅっと凝縮。疑問に思ったときは辞書として、また現場で得た知識を書き込み、頼れるオリジナルノートとしても活用できる1冊。
シリーズ すぐ調
編集 松浦 友一
発行 2012年05月判型:A6変頁:128
ISBN 978-4-260-01455-7
定価 1,320円 (本体1,200円+税)

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読者のみなさんへ

 近年、慢性腎臓病(CKD)という概念が浸透してきました。2007年の統計では、わが国のCKD患者さん、つまり「腎臓に持病のある患者さん」は成人の8人に1人です。また、2010年の時点で慢性透析を行っている患者さんは約30万人で、国民431人に1人が透析を受けている計算になります。つまり腎臓病の患者さんは「意外と」多いのです。
 腎臓病・透析患者さんの管理で重要なのは、高血圧・糖尿病・高脂血症など生活習慣病のコントロール、腎機能に応じた適正な薬物使用、生活指導です。特に、食事をはじめとする生活指導では、看護師さんによる患者教育が大きな役割を果たします。
 この本では、病期や治療効果を評価するための指標や、略語・薬剤など、看護師さんたちの日常の業務に役立つ情報をコンパクトにまとめました。忙しい業務の間でも、ぱっと見て、すぐに使えるように意識して編集しました。ぜひ皆さんのポケットにこのミニブックを忍ばせて、ご活用いただければ幸いです。

 2012年3月
 編者 松浦友一

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解剖・透析の概略
 腎臓と尿管・大血管の位置関係
 腎臓とネフロン
 腹膜透析の概略図
 血液透析の概略図

検査・治療
 主な臨床検査基準値
 血圧・血糖の評価
 尿の色調とその原因
 主な尿毒症症状
 主な検査項目
 主な検査の流れ
 eGFR年齢別早見表
 慢性腎臓病(CKD)の定義と病期分類
 糖尿病性腎症の病期分類
 慢性腎不全の透析導入基準
 透析と腎移植
 血液透析ブラッドアクセスの種類
 慢性腎臓病のセルフマネジメント項目
 慢性腎不全の患者指導項目
 透析患者に対する食事基準
 主な食品の塩分含有量
 主な食品のカリウム含有量
 主な食品のリン含有量
 主な食品の蛋白質含有量
 腎障害をきたしやすい薬剤
 腎機能障害患者に現れやすい重篤な副作用
 腎不全で注意したい薬剤と食品・嗜好品
 検査・手術で一時的に服用を中止すべき経口薬
 腎臓機能障害身体障害者障害程度等級表

主な薬剤
 降圧薬
  Ca拮抗薬/β遮断薬/アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬/
  アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)/ARB・利尿薬配合薬/
  ARB・Ca拮抗薬配合薬/直接的レニン阻害薬/選択的アルドステロン拮抗薬/
  交感神経抑制薬-α遮断薬/交感神経抑制薬-中枢性α2アゴニスト
 利尿薬
 脂質異常症治療薬
 糖尿病治療薬
  インスリン製剤/GLP-1受容体作動薬/経口血糖降下薬/配合錠/
  糖尿病性末梢神経障害治療薬
 痛風・高尿酸血症治療薬
 抗狭心症薬
 抗血栓薬
 ビタミン製剤
 電解質製剤
 副腎皮質ホルモン製剤
 免疫抑制剤
 昇圧薬
 その他の治療薬
 灌流用剤

略語

薬剤索引

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