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臨床検査データブック 2009-2010

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大好評の「2007-2008」年版に続いて、読者の要望を可能な限り紙面に反映し、新規保険収載項目の追加、項目の見直し、検査各論には新小見出し「検査目的」「推奨する総説」が加わるなど、盛り沢山の改訂。必要な検査と無駄な検査を見極める全医療関係者必携の検査値判読マニュアルが、さらに強力になって登場。“考える検査”をサポートする1冊。
監修 高久 史麿
編集 黒川 清 / 春日 雅人 / 北村 聖
発行 2009年03月判型:B6頁:1016
ISBN 978-4-260-00729-0
定価 5,280円 (本体4,800円+税)
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2009-2010年版/編集者の序

 本書「臨床検査データブック」はおかげさまで好評のうちに皆様に迎えられ,10年以上が経過した.この間,新規保険収載項目,試薬販売中止・測定法の変更項目などに留意して隔年ごとに改訂し,常に最新情報を内容に反映させるべく努力してきたことが,このように版を重ねることにつながったと考えている.
 本書では,「遺伝子診断の概念とその正しい利用法」,「診療報酬改定の概要(臨床検査分野)」などのユニークな項目立てを類書に先駆けて行うなど,読者のお役に立てるようにさまざまな工夫を行ってきた.今版においても,検査各論の見出しに「検査目的」「推奨する総説」を新設するとともに,「特定健康診査と保健指導対象者の選定」を付録として新しく加えるなどの改訂も行った.このような観点から,本書はこの10年間に大いに進化したと考えられる.読者のニーズを先取りして今後も進化し続けることが本書にとって重要である.
 一般的に臨床検査の本は,異常値の範囲の確認や異常値の意義を調べるためにその検査項目だけが辞書的に読まれることが多いが,本書では総論の「臨床検査の考え方と注意事項」「検査計画の進め方」など,最初から最後まで全体を読んでいただきたい章を用意してあるので,時間を見つけて是非ご一読いただきたい.
 最近,マスメディアは「日本の医療は崩壊しつつある」と喧しい.これは,例えば医師の偏在による地方病院における特定の診療科の閉鎖,あるいは救急患者のたらい回し事件などを指しているのであろう.このようなわが国の医療環境では「必要な検査だけを効率よく行う」ことは必ずしも簡単ではないという状況も容易に想定できるが,せめて行った検査の異常値を見落とさず,その異常値の由来を正しく解釈し,病態に則した正しい治療につなげたいものである.そのためにも本書が読者の皆様によって十二分に活用されることを期待するとともに,本書がそれに応えられる十分な内容をもっていると信じている.最後に,ご多忙のところ貴重な時間を割いてご執筆いただいた著者の先生方ならびに出版担当者に心より御礼申し上げる.
 2009年2月
 春日 雅人

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臨床検査の考え方と注意事項
検査計画の進め方
基本検査テクニック

検査各論
 生化学検査
  ■血清蛋白質
  ■アミノ酸・窒素化合物
  ■鉄代謝
  ■血清酵素
  ■血清ビリルビン
  ■脂質
  ■電解質・金属
  ■血液ガス
  ■ビタミン
  ■機能検査
 内分泌学的検査
  ■下垂体
  ■甲状腺
  ■副甲状腺
  ■副腎髄質・交感神経
  ■副腎皮質
  ■性腺・胎盤
  ■糖代謝
  ■消化管ホルモン
  ■生理活性
 血液・凝固・線溶系検査
  ■血球検査
  ■凝固・線溶系検査
 免疫血清検査
  ■補体
  ■免疫グロブリン
  ■自己抗体
  ■免疫細胞
 感染症検査
  ■感染症遺伝子検査
  ■塗抹検査
  ■一般細菌の培養検査
  ■薬剤感受性試験
  ■抗酸菌
  ■真菌
  ■一般細菌
  ■検査材料からの直接抗原検出
  ■一般細菌以外の培養・同定困難な菌
  ■微生物産生物・代謝産物
  ■肝炎ウイルス
  ■ATLV・HIV
  ■その他のウイルス
  ■感染・炎症マーカー
 腫瘍・線維化マーカー
  ■腫瘍マーカー
  ■線維化マーカー
 癌細胞遺伝子検査
 体細胞遺伝子検査
 尿検査
 糞便検査
 細胞診
 血液・尿以外の検査
 薬物・毒物
  ■薬物
  ■毒物
  ■薬物代謝酵素の遺伝子診断

疾患と検査
  ■呼吸器疾患
  ■循環器疾患
  ■消化管疾患
  ■肝・胆・膵疾患
  ■代謝・栄養疾患
  ■内分泌疾患
  ■血液・造血器疾患
  ■腎・尿路疾患,水電解質異常
  ■神経疾患
  ■感染症,性病,寄生虫疾患
  ■リウマチ性疾患・アレルギー性疾患・免疫不全症
  ■女性性器・妊産婦疾患
  ■中毒

付録
 特定健康診査と保健指導対象者の選定
 日本人小児の臨床検査基準値
 医薬品添付文書情報 臨床検査値への影響
索引
 数字・欧文索引
 和文索引

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