看護出版部

看護出版部

2004年 経験者採用
バイオサイエンス研究科分子生物学専攻修士課程修了

看護学生向けの教科書や参考書を作っています。

担当する看護学の教科書。後ろの本棚にはいつでも参照できるように医学書院の教科書シリーズがずらりと並びます。

【企画~執筆依頼】

ニーズの調査や競合書との比較、著者との編集会議を行い、教科書の改訂案をつくっていきます。課、部、全社の3段階の企画検討を経て(きびしいツッコミが入ることもしばしば……)、無事企画成立となります。改訂の場合は半年間、新規に書き起こす場合はもう少し長く執筆期間がとれるように著者に執筆依頼をします。

原稿整理中。著者から原稿をいただいたらすぐにチェックします。

【原稿入手~発行】

著者から原稿を入手したら、さっそく原稿整理をします。原稿の内容に目を通し、確認事項などを著者に送ります。

次に、イラスト、写真の手配、レイアウトの指定をして、整理した原稿と一緒に印刷所へ入稿します。
印刷所から校正刷り(=ゲラ)が出るとチェックし、著者にも送ります。イラストやレイアウトを工夫したゲラを見て、著者に「いいね!」と喜んでもらえたときは本当に嬉しくなります。

ゲラに修正の赤字を入れて印刷所に戻し、出てきたゲラを再びチェックします。このステップを何度か経て責了(=印刷可能な状態)です。その後、印刷・製本の工程を経ていよいよ発行です。

Scheduleある1日のスケジュール

6:30

起床・朝食準備

保育園の準備など朝はドタバタ。

8:00

子供を小学校に送り出す・保育園に送る

9:30

出社・社内打ち合わせ

12:00

昼食

13:00

原稿整理

15:00

社外で著者と打ち合わせ

16:00

打ち合わせ終了後、直帰

17:30

保育園へお迎え

18:15

帰宅・夕食準備

19:00

夕食

23:00

就寝

妊娠・出産時の看護や新生児の看護をあつかう「母性看護学」の教科書を作っているとき、第1子・第2子を妊娠しました。担当途中で産休に入ることになったり、打ち合わせなどで動ける時間が少なくなってしまい、ご迷惑をかけてしまったにもかかわらず、著者の先生方から、専門家ならではのアドバイスをたくさんいただき、本当にありがたかったです。

なかでもいちばん印象に残っているのは、「何事も勉強が大事。陣痛や出産も、あとどのくらいで生まれるとか、きちんと知ることが大事。そうすれば見通しが持てるから頑張れる」。

第1子の出産時には、想像以上の陣痛の痛みにこの言葉を思い出す余裕すらなかったのですが、第2子以降、「陣痛サイクルはこのくらい、だからあと少しで痛みはお休みだ!」とアドバイスを思い出し、時計の針とにらめっこしながら頑張ることができました。

このアドバイス、復職後の仕事にも活かせるように努力しています。

学生時代は、分子生物学の研究をしていました。新卒時は、総合出版社に入社。医療系の編集部門に勤務していました。学生時代の専攻と近いこともあり、とても興味をもって仕事をすることができました。そして、ずっと医療系に携わっていたいと思うようになり、専門書出版社である医学書院に転職しました。

3人の子どもの出産後に、それぞれ1年数か月ずつの育児休業を取得しました。お休みの間、きちんと仕事を引き継いでもらえるので安心して育児休業が取れ、復職後も安心して勤務できる環境にあるので、とてもありがたく思っています。

また、復職後は、時短勤務、看護休暇、子どもの健診のための休暇など、制度がとても充実しています。現在、2時間の時短勤務で、保育園にも比較的早く迎えに行くことができ、子どもたちとの時間もしっかりとれています。これだけ制度が整った会社は少ないのではないかと感じています。

 一方で、短時間の勤務のなかで、発行時期を守らなければならない、信頼のおけるものを作らなければならないという厳しさと責任があります。日々仕事をしていて、「医学書院」への信頼の厚さを感じます。だからこそ、それを崩すことのないよう、信頼されるものを作り続けなければならないと思っています。

仕事と育児の両立のために、私が工夫しているのは、時間をかけられない分、とにかく集中!これにつきます。そして、著者の先生からいただいたアドバイス「勉強して見通しを持つこと」。この仕事にはあとどのくらい時間がかかる、だからこのタイミングで印刷所にこれをお願いしよう……など、できるだけ見通しを持って無駄のないように動く工夫をしています。