傷の声
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※ボールペンが許されていないので蛍光ペンで失礼いたします。私は拘束の即時解除及び退院を求めています。まず、身体拘束を行う通知書には「自殺企図・自傷行為が切迫している」と書かれていますが、入院時すでに切迫した希死念慮はなく、誤ったアセスメントがなされていたと言えます。また、入院日前日まで1日八時間のアルバイトを行っており社会生活能力も十分保たれていたのにもかかわらず、全身の清潔保持から排泄に至るまでを任さざるを得ない、著しくプライバシーと人権を侵害された状態に置かれたことは、不当極まりなく、私に大きな心的外傷を与えました。また、入院後も「現在の」私のアセスメントを怠ったまま「薬剤の調整のため」という本来とは違う目的のため拘束を解除しませんでした。重ね重ね、これは不当な拘束であり、人権侵害にあたり、即時解除を求めます。退院後は通っている大学で研究等を行う他、介護ヘルパーやクリニックの予診取り等のアルバイトをして過ごす予定です。その(単位取得やバイトの継続の)ためにもできるだけ早期の退院が社会生活に直結します。また、数時間でも、一日でも、人権が守られることは当然のことです。この病院には全くそのような姿勢が見られません。即時拘束が解除されるよう、私を助けてください。病院では孤立無援です。《退院及び処遇改善請求に関する意見書》【請求を行う理由について】【退院請求の場合は、退院後どうするのか詳しく具体的に書くこと。なお、処遇改善請求の場合は、自由に意見を書いてください】20

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