傷の声
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二〇二四年五月八日、妻・塔子はこの世を去りました。塔子は生前この本の出版を大変楽しみにしていました。自分の本を出したいという彼女の夢を叶えるべく、私が出版社に出版の継続を依頼しました。この本は、塔子がトラウマへ本気で向き合った記録です。目の前の人にもこんな背景があるのかも、と考えられるようになるきっかけを与える本になっていれば幸いです。この本には虐待やDⅤ、性被害にかかわる内容が書かれています。関連するつらい記憶がある方は、どうか安全な環境下で読んでください。生きてください。夫・齋藤航貴

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