医学書院の70年
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『平静の心』と『POS』を手に,オスラーやウイードの先見性についても紹介した。 よく尋ねられるという「いつまで生きて仕事をするのか」の問いには,「走り出した以上,急にブレーキはかけられない。睡眠3~4時間,週に一度は徹夜の生活。12時までに眠るよう生活を変えようとしたが,なかなか守れない。習慣を変えるのは難しいし,動き続けないと自分を作ることができない」「クラスメートは全滅したが,100歳はスタートライン」などと語った。また,今後目指すこととしてメディカルスクール(4年制大学で学んだあとに4年間医学を学ぶ)の創設を挙げるなど,ますます意欲的な様子に周囲からは感嘆の声が上がった。 乾杯の音頭は京都大学で17年後輩の井村裕夫先生にお願いし,病気療養中で出席できなかった阿部正和先生のメッセージは,一番弟子であり主治医でもある橋本信也先生が代読。高久史麿,柳田邦男の両先生からもコメントや祝辞を頂戴した。日野原重明先生と社長の金原優Dr. Shigeaki Hinohara and Yu Kanehara, President of Igaku-Shoin Ltd.The Party Held by Igaku-Shoin Ltd.Commemorating the One Hundredth Birthdayof Dr. Shigeaki Hinohara203

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