医学書院の70年

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メディカル・サイエンス・インターナショナル（MEDSI）は，医学書院とリトル・ブラウン社（LB社，本社：ボストン）の合弁会社として，この日に設立された。LB社は『ワシントンマニュアル』に代表されるマニュアル・シリーズや医学生用教科書，臨床医向け参考書を発行しており，従来から書籍輸入，翻訳出版などで医学書院とは密接な取引関係にあった。そのLB社を1968年に傘下に収めたタイム社（本社：ニューヨーク）が，海外進出計画の一環として合弁会社設立を医学書院に提案してきたのが1978年のことである。爾来，会社運営の基本交渉と合弁契約書の作成に1年半をかけて設立した。初代社長は洋書部出身の下山尚彦，2代目を1991年に外部招聘の大垣雅昭が継ぎ，1996年に生え抜きの若松博が3代目社長に就任し，今日に至っている。　当初，洋書部が輸入し在庫を有していたLB社の発行書籍，ならびに医学書院がすでに発行・販売していたLB社オリジナルの翻訳書8点を譲り受けて販売業務を開始した。その後リプリント（アジア版）の発行・販売とアジア地域への輸出，雑誌の輸入・販売が業務に加わった。最も重要な事業である自社MEDSI発行雑誌The journals published by MEDSI. From the left; LiSA, INTENSIVIST, Hospitalist.109