2024年発行書のご案内
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3著:柴崎 友香A5 頁304 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05694-6]著:村澤 和多里 / 村澤 真保呂A5 頁280 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05734-9]A5 頁216 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05766-0]眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから?─ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」と語る著者の日常生活やいかに。SFじゃない並行世界報告!精神症状が人をおそうとき、世界は変貌する。異界への旅が始まるのだ。そのとき〈旅立ちを阻止する〉よりも、〈一緒に旅に出る〉ほうがずっと素敵ではないだろうか。フェリックス・ガタリの哲学(「機械」!)と、べてるの家の当事者研究(「誤作動」!)に、中井久夫の「生命」への眼差しを重ね合わせると、新しいケアとエコロジーの地平がひらかれる! これまで交わらなかった三者による、発見と生成と意外な到達点。自閉スペクトラム症により世界に馴染めない感覚をもつ著者。急性骨髄性白血病に罹患するも、病名が告知されなかったことで世界から締め出された感覚に。周囲の期待に応えて残る人生を終える予定だったが、白血病は寛解し、「生き残ってしまった」なかで始まる摂食障害と、繰り返し見る庭の夢。しかし、「もうそのやり方では通用しないよ」と告げに来るものが……。壮大な勇気をもって自分の「傷」を見ようとした人の探求の書。トラウマと回復についての示唆を与えてくれる。そんなわたしに女性セラピストは、このうえない毅然さと丁寧さでこう言った。「あなたには、安全に狂う必要が、あります」─そう、自分を殺しそうになってまで救いたい自分がいたのだ。そんな自分をレスキューする方法があったのだ。著者はあらゆる生きづらさの底にアディクションを発見するが、「アディクション=依存症」ではないと言う。それは物との恋愛であり、思考への固着なのだと。愛と思考とアディクションをめぐる感動の旅路!―なぜ対話するだけで、これほどの変化が生ずるのだろう。―なぜこんな「ふつうのこと」で、回復が起きてしまうのだろう。ラカン、ベイトソン、バフチン、レイコフ、中井久夫……著者の全キャリアを支えてきた思想を総動員して、この哲学的疑問に真正面から答えた渾身の一冊。こうして対話という魔法はゆっくりとその全貌を現しはじめた。この魔法のすばらしさは、謎が解けても効くことである。本書は複雑性PTSDを生きた女性が、その短き人生を綴った自叙伝である。過酷な家庭環境に育ち、複雑性PTSDを持つ著者が、「死にたい」気持ちがゆえにこれまで歩んできた、ふり幅の大きな人生を描く。なぜ自分を傷つけるのか、という疑問に回答をくれる最高の教科書。傷ついた人に必要なのは、権力や物理的力で抑え込むことではなく、ケアであるべきではないかという気づきとヒントを医療者に与えてくれる。*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。著:赤坂 真理A5 頁260 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05693-9]著:斎藤 環A5 頁288 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05735-6]著:齋藤 塔子A5 頁312 定価:2,200円(税込)[ISBN 978-4-260-05782-0]あらゆることは今起こる異界の歩き方ガタリ・中井久夫・当事者研究庭に埋めたものは 掘り起こさなければならない著:齋藤 美衣安全に狂う方法アディクションから掴みとったことイルカと否定神学対話ごときでなぜ回復が起こるのか傷の声絡まった糸をほどこうとした人の物語

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