2023年版_系統看護学講座_全70巻
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「クイックリファレンス2022年版」に関しましては、医学書院SP課にお問い合わせください。TEL 03-3817-5661半世紀以上にわたり改訂を続ける体系的「教科書」カリキュラムへの迅速な対応時代への的確な適応系統看護学講座2022年版看護師国家試験出題基準クイックリファレンス「系統看護学講座」との対照(2022年版)系統看護学講座「系統看護学講座」(系看)は、看護教育への貢献を目ざして、1968年に「系統別」で体系化した教科書として創刊しました。以来50年以上もの間、必要な教育内容・教科を組み込みながら、より充実したシリーズの教科書として改善を重ねてまいりました。そして今日、看護学における教科書の“定本”として、全国の多くの看護学校・看護系大学で採用されています。2009年のカリキュラム改正を受け、『災害看護学・国際看護学』ならびに『病態生理学』を刊行しました。また、臨床で複雑化する倫理的課題を理解するために、2014年版として『看護倫理』を刊行しました。さらに看護の役割の拡大に伴い、2016年版として『看護研究』を、2017年版として『臨床薬理学』を、2018年版では大幅にリニューアルした『家族看護学』を発刊しました。2021年版では複雑化する医療を概括できる『医療概論』を発刊しています。さらに、2022年版では本格化する新カリキュラムに対応し、これまでの『〈統合分野〉在宅看護論』を『〈専門分野〉地域・在宅看護論[1] 地域・在宅看護の基盤』と『〈専門分野〉地域・在宅看護論[2] 地域・在宅看護の実践』の2分冊に発展させ、地域で生活する人々・家族の理解と、さまざまな場での看護を学べるものとしています。既刊の各巻についても、引き続きカリキュラムの趣旨に沿って内容の吟味を欠かさず行い、定期的な改訂を行っています。少子高齢化をはじめとする社会や制度の急激な変化によって、看護に課される役割の拡大と多様化は顕著となっています。教科書には、そのときどきの時代的課題や教育的理念を的確にくみ取り、それを紙面に反映させる機能が求められます。本講座では定期的な改訂を行うことによって、こうした時代の求める課題に対応しています。また、見てわかりやすい教科書作りにも努め、多くの巻において紙面をカラー化しています。「系統別」をとる理由本講座は創刊以来、体系の基軸を「系統別」に置いて編纂してまいりました。時代の変化にかかわらず、基本的に疾患・障害をかかえる人が対象となる医療や看護では、「系統別」が実際的であり、学問・教育のうえで無理がなく、また現行の医療のしくみ・制度、診療・看護の実践にも適合するものと考えています。あわせて、別巻を設けることにより、教育・医療環境の変化に伴うカリキュラム構成の変化にも、柔軟に対応しています。「看護師国家試験出題基準」への対応看護師国家試験に合格することは、看護教育の重要な目標と言えます。2022(令和4)年3月に発表された「看護師国家試験出題基準(令和5年版)」にそって、国家試験を念頭に置き本講座の点検を行いました。別途に作成しました『看護師国家試験出題基準 クイックリファレンス』からも、「出題基準」に示される出題範囲を本講座が網羅していることがおわかりいただけることと思います。12023年版常に時代とともに歩み、看護教育の変化に迅速に対応毎年、全巻にわたって内容を点検し、正確かつ最新の情報に更新2023年版では10巻を改訂します全70巻『系統看護学講座』の構成

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