系統看護学講座
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本書の特徴薬理学や、成人看護学をはじめとした専門科目で学んだ知識を振り返りながら、臨床につながる実用的な薬物治療の基本について学ぶテキストです。第1章では、薬物治療に関する基本用語、間違えやすい医薬品、薬物治療の流れ、薬物治療における看護師の役割、インシデント例など、臨床に出る前に必ず押さえておきたい薬物治療の基礎知識をまとめました。第2、3章では、主要な症状・疾患ごとに薬物治療の実際を学びます。各症状・疾患の病態・原因・症状の解説のあと、病態に応じた薬物治療の方針と目的、よく処方される重要薬について、具体的な処方例を取り上げながら解説します。さらに、より安全で効果的な薬物治療のために看護師が知っておくべき項目として、服薬指導のポイント、薬物の投与前・投与中・投与後で確認・留意すべき事項、副作用とその徴候などについて、まとめてあります。第4章では、特定行為研修制度を参考に、薬物治療に関する看護について事例をもとに取り上げます。看護が必要となる病態、重要薬の作用機序、看護師が薬物の投与を行ったり投与量の調整を行ったりする際の具体的な留意点、重篤な副作用について、より実践的に学べる内容となっています。臨床薬理学序  章臨床薬理学と看護師 井上智子第1章薬物治療の基礎 川上純一・堀 雄史医薬品の取り扱い/薬物治療の実際/チーム医療と薬物治療第2章対症療法薬の臨床薬理学 大谷典生・井上 泉・角 勇樹・木村元紀解熱鎮痛薬/制吐薬/便秘治療薬/下痢治療薬/鎮咳・去痰薬/鎮静薬/睡眠薬第3章主要疾患の臨床薬理学 笹野哲郎・小山高敏・角 勇樹・前北隆雄・ 朝比奈靖浩・菅野義彦・土居健太郎・窪田哲朗・ 赤座実穂・織田健司・原 恵子高血圧症/急性冠症候群/心不全/不整脈/抗血小板・抗凝固療法/気管支喘息/慢性閉塞性肺疾患(COPD)/胃・十二指腸潰瘍/胃食道逆流症/慢性肝炎/慢性腎臓病(CKD)/透析患者における薬剤管理/糖尿病/脂質異常症/骨粗鬆症/関節リウマチ/パーキンソン病/認知症(アルツハイマー病)/うつ病・うつ状態/てんかん第4章特定の行為に関する臨床薬理学 宮内克己・宮﨑哲朗・高須 清・前北隆雄・ 土居健太郎・太田克也・宮島美穂・原 恵子・ 小池竜司・窪田哲朗・中根 実・橋本 学・大谷典生循環動態にかかわる持続点滴中の薬剤の投与と調整/栄養および水分管理にかかわる薬剤の投与と調整/インスリンの投与量の調整/精神および神経症状にかかわる薬剤の投与と調整/感染徴候がある者に対する薬物の臨時投与/副腎皮質ステロイド薬による治療/術後ならびに呼吸管理にかかわる薬物の投与と調整B5・頁352 第1版 定価:2,860円(本体2,600円+税) [ISBN978-4-260-02770-0]主要内容編集井上 智子国立看護大学校長窪田 哲朗つくば国際大学教授執筆井上 智子国立看護大学校長川上 純一浜松医科大学医学部附属病院薬剤部教授・ 薬剤部長堀  雄史浜松医科大学医学部附属病院副薬剤部長大谷 典生聖路加国際病院救急部・救命救急センター長井上  泉東京海洋大学教授角  勇樹東京医科歯科大学大学院教授木村 元紀しろかねたかなわクリニック院長笹野 哲郎東京医科歯科大学大学院教授小山 高敏東京医科歯科大学臨床教授前北 隆雄和歌山県立医科大学准教授朝比奈靖浩東京医科歯科大学大学院教授菅野 義彦東京医科大学主任教授土居健太郎高島市民病院副院長窪田 哲朗つくば国際大学教授赤座 実穂東京医科歯科大学大学院助教織田 健司東京海上日動メディカルサービス 株式会社第一医療部副部長原  恵子原クリニック院長宮内 克己順天堂大学順天堂東京江東高齢者 医療センター教授宮﨑 哲朗順天堂大学浦安病院准教授高須  清順天堂大学助教太田 克也恩田第2病院院長宮島 美穂東京医科歯科大学大学院助教小池 竜司東京医科歯科大学 医療イノベーション推進センター教授中根  実武蔵野赤十字病院腫瘍内科部長橋本  学国立がん研究センター東病院 麻酔科医長134別巻

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