系統看護学講座
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本書の特徴近年の緩和ケアでは、がん以外の患者への緩和ケアが注目されるようになったこと、診断早期からの緩和ケアが目ざされるようになったこと、小児やAYA世代の患者への緩和ケアが注目されるようになったことなど、大きな変化が見られるようになりました。本書の今回の改訂では、こうした対象となる疾患の広がり、病期の広がり、患者の広がりといったさまざまな緩和ケアの広がりに対応すべく、「病気の種類、病期、年齢、療養場所を問わず、多職種によって行われる横断的な緩和ケア」を学べる1冊とすることを大きな方針として改訂を行いました。緩和ケアで重要な基盤となるチームアプローチやコミュニケーション、倫理的課題から、全人的ケアの実践や対象のライフサイクル・疾患ごとのアセスメントとケアの実践、臨死期のケアや家族のケアといった実践的な内容、そして医療スタッフのケアや教育・研究まで、緩和ケアを学ぶ際に必要とされるエッセンスを凝縮した1冊です。緩和ケア編集恒藤 暁京都大学大学院教授田村恵子京都大学大学院教授執筆新幡 智子慶應義塾大学専任講師市原 香織大阪大学大学院特任助教宇都宮明美京都大学大学院准教授梅田  恵日本ホスピスホールディングス株式会社小江奈美子京都大学医学部附属病院大久保暢子聖路加国際大学大学院准教授太田 桂子島根大学医学部附属病院小泉亜紀子大阪府立大学大学院助教笹原 朋代東京女子医科大学教授佐藤 寧子慶應義塾大学SFC研究所白井 由紀京都大学大学院准教授高梨 早苗国立長寿医療研究センター高野 純子藤沢湘南台病院竹川 幸恵大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター竹之内沙弥香京都大学大学院准教授竹之内直子前神奈川県立こども医療センター田村 恵子京都大学大学院教授恒藤  暁京都大学大学院教授朴  順禮慶應義塾大学専任講師平原 優美日本訪問看護財団立あすか山訪問看護ステーション統括所長二見 典子一般社団法人いいケア研究所代表理事松岡 真里京都大学大学院准教授宮下 光令東北大学大学院教授第1章緩和ケアの現状と展望 恒藤 暁第2章緩和ケアにおけるチームアプローチ 梅田 恵第3章緩和ケアにおけるコミュニケーション 白井由紀第4章緩和ケアにおける倫理的課題 竹之内沙弥香第5章全人的ケアの実践 新幡智子・佐藤寧子・平原優美・田村恵子第6章緩和ケアの広がり 松岡真里・竹之内直子・ 高梨早苗・市原香織・宇都宮明美・竹川幸恵・ 小泉亜紀子・大久保暢子・小江奈美子・太田桂子第7章臨死期のケア 高野純子第8章家族のケア 二見典子第9章医療スタッフのケア 朴 順禮第10章緩和ケアに関する教育 笹原朋代第11章緩和ケアにおける研究 宮下光令B5・頁320 第3版 定価:2,420円(本体2,200円+税) [ISBN978-4-260-03865-2]主要内容124別巻

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