医学・医療 20世紀の記憶
グラフィックデザイン 木村政司氏 |
20世紀に入り,医学・医療分野は急速に発達した。それは驚くほどであり,人類に多大な恩恵をもたらしてきた。しかしその一方で,ある種のひずみを生み出したことも事実である。私たちは,20世紀という近い過去の中で生成された多くの問題を抱えつつ,次世代に飛び込んでいくのである。
本紙では,今世紀に急速に発達した,ことに戦後における医学・医療の成果の中から,いくつかのトピックスを抜き出して紹介する。もちろん,ここであげた項目は膨大な成果のうちのほんの一部分にすぎず,取り残したものも大きい |
●編集協力(登場順)
廣川 信隆氏(東大教授・分子細胞生物学) 三浦謹一郎氏(学習院大教授・生命分子科学研究所長) 矢崎 和盛氏(都臨床研・分子生物学研究室長/超微形態) 伊藤 正男氏(理化学研脳科学総合研究センター所長) 倉田 毅氏(国立感染症研・感染病理部長) 武谷 雄二氏(東大教授・産婦人科学) 堤 治氏(東大助教授・産婦人科学) 高井 泰氏(東大・産婦人科学) 田中 紘一氏(京大教授・移植免疫医学) 妙中 義之氏(国立循環器病センター・人工臓器部長) |