●「デキル!」と言わせる コンサルテーション | |||||||||||||||||||
第8回テーマ
緊急性の有無も踏まえて,専門医にも気を使って,ダメレジの汚名返上にと,気合いを入れてプレゼンしたのですが,結果は…また,叱られてしまったようです。今回は少しやり過ぎのようです。どこまで検査するかについては,診療科によっても異なり簡単な問題ではないようですね。 どこまで検査するか?どこまで検査するかについても,患者さんの状態や緊急度によって異なることは当然です。しかしながら,胸部単純X線と一般の血液検査に加え,動脈血液ガス分析または酸素飽和度までは,コンサルテーションの前に揃えておくべきでしょう。また,時間的余裕があれば,スパイロメトリー程度の肺機能検査はオーダーしておくことが望ましいと思われます。病院の状況によっても異なると思いますが,画像診断として明らかに胸部CTが必要と思われる場合は,コンサルテーションの前に検査しておいたほうが望ましいでしょう。しかし,時に撮影条件なども含めて専門家の意見を聞いてから行ったほうがよい場合もありますので,コンサルテーション依頼を書く前に軽く電話して確認しておくというソツのなさがあれば,デキレジと評価されるに違いないでしょう。 時間軸への配慮は?呼吸器専門医に対するコンサルテーションは,患者さんの状態や緊急度によって時間軸への配慮が異なります。自分の担当する患者さんの問題が,分単位あるいは時間単位のものか,それとも日単位のものかを正確に判断したうえでコンサルテーションするのがデキレジです。(つづきは本誌をご覧ください)
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