Cancer Board Square Vol.3 No.3
2017年 10月号

ISSN 2189-6410
定価 3,740円 (本体3,400円+税)

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(ISBN978-4-260-02457-0)


Feature Topic 最期の最後のがん診療

新規抗がん剤や臨床試験によって積み上げられたエビデンス、そして支持療法の開発は多くの患者の生存時間延長を可能にしました。
また、診療現場も外来が中心となり、在宅医療も着実に広まりつつあります。
しかしながら、病院で最期の時を過ごされる患者も未だ多く存在します。
かつての入院診療時代に比べて、医療者が患者とその家族に関わる時間の質と量は、その姿を変えているのではないでしょうか。
そこで、本誌では「最期の最後のがん診療」と題し、外来・在宅診療中心時代の最後の関わり方を考えてみることにしました。
在宅診療や終末期周辺で求められる現場的なスキルや心構えをエキスパートが紹介します。

■最期の最後のがん診療の全体
進行がん患者に向き合うときのマインドセット
西 智弘
主治医は積極的治療をどこまで続けたいと考えるか、その決断について
市川 靖子
■現場でのスキルとメソッド
終末期の予後予測スコアリングツール-実際に使ってみて感じたこと
大森 崇史・柏木 秀行
死亡直前期の徴候と患者とその家族の不安解消のための対応について
小杉 和博
経口での内服ができなくなったときに薬剤師はどうしているか
宮城 明実・塩川 満
がん治療医(主治医)によるend-of-life discussionへの期待
 -誰が、いつ、どのようにすればよいか
前嶋 愛子
最後のがん診療でのコミュニケーションとは?
 -宮沢賢治『春と修羅』から考える
金 容壱
■最後が終わったあとで
マインドフルネスを活用したセルフメンタルケア
朴 順禮
■システムと教育
腫瘍内科医とかかりつけ医が伴走する二人主治医制
川越 正平
病院勤務の研修医が看取りを学ぶことの意義とその効果
日下部 明彦



View-point がん診療 「胃がん」

予防、診断、治療、フォロー、サポート。
すべての患者に対して、標準的な治療・ケアが適用できるわけではありません。
様々な合併症、薬剤の相互作用、心理的サポートの介入時期、患者ニーズへの対応、医療経済的問題……。
がん診療では、そのほとんどのケースにおいて、個別性が前提となっています。
標準治療の少し先を考えるためには、現場に即した「問い」と異なった視点による「答え」を知ることも必要ではないでしょうか。
Q&Aは企画者が設定しました。
Clinical Questionに対して、エキスパートが視点の異なる考えを提示します。

■胃がんの臨床的概論
柴田 義宏・土橋 賢司・馬場 英司
■Topics Q&A
伊澤 直樹・竹下 茂之・仁科 智裕



Cancer Board Conference

左大腿部近位に骨転移を疑われた1例
聖路加国際病院 骨転移 Cancer Board



國頭ゼミの課外授業 わたしたちのキャリアプラン[0]
2030年のわたしたちとA.I.
國頭 英夫
臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[7]
病理医のくせにやたら電話をかけてくる
市原 真
Medical Oncology 2.0[2]
日常診療を「見える化」しよう
公平 誠
これからの免疫療法の話をしよう[6]
複合的がん免疫療法
北野 滋久(監修 珠玖 洋)
ID consult-がん患者の感染症診療[6]
多剤耐性菌
原田 壮平
スキルとしての支持療法[5]
「肺がん患者の間質性肺炎マネジメント」篇
滝口 裕一(企画 加藤 俊介)
漢方のすゝめ―支持療法における処方の考え方[2]
合剤のなせる技、漢方薬の妙-半夏瀉心湯
上園 保仁
レジメンマネジメントの流儀[7]
レジメンマネジメントに用いる情報ソース
森 玄(監修 河野 勤)
目から鱗のがん薬物療法-薬学的視点からみたケーススタディ[7]
進行性腎がんの分子標的治療薬スニチニブにおける
 薬剤師による副作用マネジメントとそのアウトカム評価
藤堂 真紀
病院でこの言葉は使えませんでした。[5]
「傷跡を見なくちゃいけませんか?」
三好 綾
これからのがんサポート[7]
乳がん患者へのサポート
品田 雄市
フクシマ日記-A diary from Fukushima[7]
2017年10月某日「無事之名馬」
佐治 重衡
人間はいつから病気になったのか-こころとからだの思想史[7]
「動物には痛みがない」
橋本 一径
Art of Oncology[7]
患者さんから学ぶ
柏木 哲夫
Voices from...[2]
マギーズ東京設立一周年
Cancer Board Square編集室

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