Cancer Board Square Vol.1 No.1
2015年 10月号

ISSN 2189-6410
定価 3,740円 (本体3,400円+税)

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(ISBN978-4-260-02451-8)


Feature Topic がん診療のフロントライン-2020年から考える

激動のがん診療。その最前線の定点観測であり、エキスパートが語る未来への提言。
国産の新薬開発や治療法の進化など、近年のがん診療を取り巻く状況の変化は、これまでにない明るい未来を予感させます。しかしながら、がんの罹患数の増加はいまだ止まる気配もなく、2025年問題に象徴される超高齢化社会は、日本のがん領域において世界に例をみない診療体制が必要だとも言われます。
本誌では、「がん診療のフロントライン2020年から考える」というテーマでインタビューシリーズを企画しました。創刊号では、その第一弾として、医学、看護、薬学の世界から5名のエキスパートの先生方にご登場いただきます。
2020年のがん診療がどのような姿に見えているか、そしてどうあるべきか。そのためには果たすべきミッションとは。

■ブラック・ジャックになりたかったけれど。
 -2020年から「腫瘍内科医(オンコロジスト)」を考える
勝俣 範之
■思い(シンパシー)があるからできることがある。
 -2020年から「乳がん」を考える
山内 英子
■ここから世界が変わろうとしている。
 -2020年から「がん免疫療法」を考える
北野 滋久
■「かかりつけ薬剤師」のいる社会をめざして。
 -2020年から「がんと薬剤師」を考える
濱 敏弘
■伴走者(パートナー)という仕事。
 -2020年から「がんの看護」を考える
梅田 恵



View-point がん診療 「肺癌」

予防、診断、治療、フォロー、サポート。
すべての患者に対して、標準的な治療・ケアが適用できるわけではありません。様々な合併症、薬剤の相互作用、心理的サポートの介入時期、患者ニーズへの対応、医療経済的問題……。
がん診療では、そのほとんどのケースにおいて、個別性が前提となっています。標準治療の少し先を考えるためには、現場に即した「問い」と異なった視点による「答え」を知ることも必要ではないでしょうか。
そこで、本特集では、総論とQ&A形式による二段構成で、がん診療の「リアルなベーシック」を提示します。
Q&Aは企画者が設定しました。それぞれ施設属性の異なる3名のエキスパートが、視点の異なる考えを提示します。どれかひとつが正解ということではありません。ひとつでもあなたの目前の患者の姿に重なることを期待します。

■肺がんについての臨床的概論
後藤 悌
■Topics Q&A
赤松 弘朗/三浦 理/吉岡 弘鎮



Cancer Board Conference
■case 1
日本医科大学武蔵小杉病院 Cancer Board 勉強会
■case 2
がん研有明病院グランドカンファランス
■case 3
聖路加国際病院 Oncology Grand Conference



Art of Oncology[1]
Medicine is an art based on science
日野原 重明
死にゆく患者(ひと)と、どう話すか-國頭先生の日赤看護大ゼミ講義録[1]
死にゆく患者(ひと)と話す方法
國頭 英夫
レジデントのためのオンコロジーカンファレンス[1]
がんの鑑別診断に必要な検査とは?
勝俣 範之
これからの免疫療法の話をしよう[1]
免疫チェックポイント阻害薬の誕生
北野 滋久(監修:珠玖 洋)
臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[introduction]
「わからないことが、わからないわ。」
市原 真
臨床医のためのワンテーマ腫瘍病理[1]
「ここはワシらのシマじゃけぇ-浸潤癌とDR」
市原 真
Evidence “The Classic” Review
《消化器がん》進行再発胃がんの標準治療をめぐる2つのEvidence
 -JCOG9912試験とSPIRITS試験
加藤 健
《乳がん》ER陽性乳癌に対する補助療法
 -治療効果と投与タイミングを同時に示したSWOG-8814
原 文堅
《泌尿器がん》腎細胞がんの治療を一変させた2つの分子標的薬
 -Sunitinib versus Interferon Alfa in Metastatic Renal-Cell Carcinoma
三浦 裕司
スキルとしての支持療法[1]
「腎機能障害時の化学療法」篇
山口 茂夫、ほか
目から鱗のがん薬物療法-薬学的視点からみたケーススタディ[1]
経口抗がん薬のアドヒアランス評価について
川上 和宜
これからのがんサポート[1]
“これからのがんサポート”をはじめる前に
品田 雄市
フロンティア・リポート[1]
意外に身近な質量分析-質量分析の基礎から術中診断への応用
新間 秀一
フクシマ日記-A diary from Fukushima[1]
2014年9月某日
佐治 重衡
人間はいつから病気になったのか-こころとからだの思想史[1]
動物は病気にならない
橋本 一径

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