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訪問看護と介護

2017年02月号 (通常号) ( Vol.22 No.2)
緊急特集 「自立支援介護」に思う
2016年11月10日に開催された政府の未来投資会議において、介護保険で提供するサービスに「自立支援介護」という枠組みを設け、この「自立支援介護」によって重度の要介護者を減らし、介護給付費の抑制につなげたいという主旨の提案がなされています。
そのなかでは2018年度の介護報酬改定に合わせ、高齢者の要介護度を下げた事業所へ報酬を与え、一方で積極的でない事業者に対しては報酬を引き下げるといった措置の導入案も言及されています。
しかし、ここで考えておきたいのが、「現場には要介護度改善が見込めない人も多くいる」という事実であり、そうした方々への支援が行き届かなくなるのではないかという懸念です。
そもそも、自立とは何か、自立支援とはどういうものなのか--。政府の議論の場で提案された「自立支援介護」というコンセプトを受け、今回は緊急特集として、現場に身を置く実践者の皆さんとともに本テーマを問い直したいと思います。

【対談】
「自立支援」の先にあるもの
加藤 忠相・中島 紀惠子
「自立支援介護」の議論を、高齢者福祉政策の見直しの契機に
佐々木 淳
ひとが自立するために本当に必要としている支援とは何か?
中野 智紀
ナイティンゲールの視点から「自立支援介護」を考える
中村 順子
訪問言語聴覚士の目から「自立を支える」を見つめて
平澤 哲哉


■特別記事
最期の時を過ごす人たちと向き合い続けるために
 米国チャプレン・岡田圭氏の講義録
岡田 圭 
■実践報告
看護小規模多機能型居宅介護における終末期がん独居高齢者の看取り
 -複数の主治医との調整と介護職への看取り教育
菅沼 真由美、花輪 啓子、瀧本 まどか、
遠山 雅子、浅川 和美、中村 弥生、
河西 由貴、西廣 久美子、春日 亜弓、丹澤 キイ
■(巻頭)ケアのヒュッテ・11
みんなの保健室 陽だまり代表 服部満生子さんに聞く
地域でどう生きていくかを集う場づくりから考えた
[構成]神保 康子


●地域包括ケアのまちを歩く
 コミュニティデザインの視点で読み解くケアのまちづくり・6
地域でプロフェッショナルが果たす役割
 東近江魅知普請曼荼羅・チーム永源寺
山崎 亮
●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・89
しばらくの沈黙が物語る意味
秋山 正子
●ただいま訪問看護師のキャリアラダー開発中!・3
「熟練」には何ができるのか? そこから考えてみました
東京訪問看護ステーション協議会 高橋 操、佐藤 十美
●訪問看護実践と成果のつながりを可視化するために
 日本語版オマハシステムの開発に向けて・9
パーキンソン病の方の1人暮らしを支える看護師の思考過程を見える化
オマハシステム研究会 吉江 悟
●どう読む!? 在宅医療・看護・介護政策・14
療養病床の受け皿の創設
社会保険旬報編集部
●シンソツきらきら・2
卒業後、すぐに、できる?
全国新卒訪問看護師の会 小瀬 文彰

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定価 1,512円
(本体1,400円+税8%)