医学書院

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外科医のためのエビデンス




著:安達 洋祐
  • 判型 B5
  • 頁 232
  • 発行 2015年04月
  • 定価 4,400円 (本体4,000円+税10%)
  • ISBN978-4-260-02100-5
そうだったのか!—最新の論文をもとに気になる臨床上の疑問を解き明かす
気になる…でも、調べるのは大変。教科書やガイドラインでは解決できない臨床上の問題を以下の構成で解き明かす。〔素朴な疑問〕外科医が直面する臨床問題を提示→〔基本事項〕教科書的な知識や常識的な知見を要約→〔医学的根拠〕世界中の疫学研究や臨床研究をデータで紹介→〔補足事項〕関連する研究を補足→〔筆者の意見〕30年の臨床経験に基づく著者の見解→〔疑問の解決〕文献から得られた現時点での結論を明示!
目 次
I 外科診療
  1.虫垂炎の治療-手術せずに抗菌薬で治るか
  2.鼠径ヘルニア-無症状でも手術は必要か
  3.胃切除後再建-Billroth I か Roux-en-Y か
  4.腹膜炎の腹腔洗浄-よく洗ったほうがよいか
  5.異動時期の病院-年度初めは死亡率が高いか
  番外編 社会経済状態-所得は予後に影響するか

II 手術患者
  1.喫煙患者の手術-禁煙で術後合併症が減るか
  2.大腸手術の前処置-術前の腸管洗浄は必要か
  3.閉塞性黄疸の患者-術前の減黄処置は必要か
  4.閉塞性大腸がん-腸閉塞にステントは有用か
  5.予防的ドレーン-手術でドレーンは必要か
  番外編 治療成績の性差-男と女で経過がちがうか

III 術後管理
  1.周術期の血糖管理-インスリン療法は有用か
  2.循環血液量の維持-アルブミン投与は有用か
  3.炎症反応の制御-ステロイド投与は有用か
  4.手術の合併症-吻合不全は予後に影響するか
  5.貧血や出血の補正-輸血は予後に影響するか
  番外編 スポーツ観戦-サッカーは心臓にわるいか

IV がん手術
  1.食道がん手術-鏡視下手術は利点があるか
  2.直腸がん手術-ストーマはQOLがわるいか
  3.進行がん手術-閉塞症状にバイパスは有用か
  4.消化器がん手術-リンパ節郭清で再発が減るか
  5.がんの腹腔鏡手術-低侵襲手術は予後がよいか
  番外編 日本の臨床試験-外科にエビデンスはあるか

V がん診断
  1.遊離がん細胞-血液検査で予後がわかるか
  2.グラスゴー分類-血液検査で予後がわかるか
  3.Will Rogers 現象-精密検査は予後に影響するか
  4.X線診断-CT検査は安全で有用か
  5.がんの早期発見-がん検診は本当に有用か
  番外編 嗜好品と病気-コーヒーはからだによいか

VI がん患者
  1.血液型とがん-AB型は膵臓がんが多いか
  2.体格とがん-肥満者はがん死亡が多いか
  3.身体機能とがん-運動でがん死亡が減るか
  4.がんの化学予防-アスピリンでがんが減るか
  5.がんの告知-どんな患者が自殺しやすいか
  番外編 ストレスと病気-医師はがんになりやすいか

索引

附録
 外科医にも臨床医や社会人としての常識が必要です.
 「日本人の生老病死」は,日本人の出生や死亡に関する最新のデータをまとめました.
 「医学と医療の歴史」は,外科学の発展に貢献した発見や発明を写真や切手で紹介しました.
 「敬称の正しい使い方」には,宛名や呼称を使うときの注意点を挙げました.
 ①日本人の生老病死
 ②医学と医療の歴史
 ③敬称の正しい使い方

コラム
3つのポイント
 医師として仕事を続けていくために大切なこと.外科医として手術や診療を行うときに重要なこと.先輩として後輩を指導するときに注意するべきこと.私が先輩から教わり,後輩に伝えてきたことを,「3つのポイント」にまとめました.3つセットで覚えると,医師として充実した毎日を過ごせると思います.

イグ・ノーベル賞
 論文がむずかしいと思っている人.研究がつまらないと考えている人.日常診療が単調でおもしろくない人.ぜひ,「イグ・ノーベル賞」に紹介する論文や研究を見てください.人間がもつすばらしい才能,「好奇心や探究心」に気づきます.おもしろい論文を読みましょう.研究では自由な発想を大切にしましょう.

社会人として大切なもの
チームワークに必要なもの
医師に必要な気の力
医師が守るべき義務
医師に大切な心がけ
医師としての心がまえ
患者の症状を聞くときは
腹膜刺激徴候を診るときは
救急患者の危険信号
意識障害でチェック
循環血液量減少の徴候
高齢者の発熱を見たら
避けられない術後合併症
鑑別診断を考えるとき
見ればわかる医師の力
医師をダメにするもの
医師のわるいクセ
医師に大切な人間性
わかりやすい文章
わかりやすいプレゼン
医師のあいまいな言葉
医療現場の業界用語
大学病院の業界用語
まちがって使われる言葉
抄読会を担当したら
執筆を依頼されたら
研究活動で恩返し
だまされやすい統計学
医療問題や医療事故
私たちが持っている本能
がん患者の簡便な予後因子
胃がん腹膜播種の腹部所見
医師が患者にできること
出すと喜ばれるもの
医療行為に影響するもの
臨床現場で配慮すべきこと
関連書
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    気になる30誌から (第2版)
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