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CKD早期発見・治療ベストガイド

寛解につながる慢性腎臓病へのアプローチ


著:佐中 孜
  • 判型 A5
  • 頁 360
  • 発行 2013年03月
  • 定価 3,740円 (本体3,400円+税10%)
  • ISBN978-4-260-01425-0
豊富な臨床データから示される、慢性腎臓病(CKD)の最適なマネジメント
過去20年以上にわたって「慢性腎臓病(CKD)」というコンセプトに則って実地臨床で患者を診てきた著者ならではの豊富な経験が本書の随所にみられる。CKDの早期発見・療養指導コーディネートの実際が、豊富なイラストにより分かりやすく示されている。ガイドラインと比較しつつ、著者がマネジメントしてきた慢性腎臓病患者の病態の進展が示された「最適治療」のパートは圧巻。腎臓の非専門医、コメディカルにもお勧めしたい。
目 次
1 腎臓病を理解するための基礎知識
 1 血液の流れ
  1.腎を流れる血液量
  2.糸球体本体とそれに続く尿細管周囲の毛細血管
  3.皮髄境界と下行直血管・上行直血管
 2 尿の生成と流れ
  1.老廃物除去と尿の流れ
  2.体液量を調節する
 3 生体に必要な物質の尿から体内への回収
  1.水
  2.ナトリウム(Na)
  3.カリウム(K)
  4.水素イオンと重炭酸・炭酸
 4 腎にはたらくホルモン
  1.アンジオテンシンII
  2.アルドステロン
  3.抗利尿ホルモン(antidiuretic hormone;ADH)
  4.コルチゾール
 5 腎で作られるホルモンとホルモン様生理活性物質
  1.傍糸球体装置の構成細胞と働き
  2.造血ホルモンの産生と造血組織の保持容器としての
   骨を作るホルモンの活性化
 6 CKDのために腎臓のどこがどの程度障害されるか
  1.糸球体
  2.尿細管
  3.間質
  4.弓状動脈・小葉間動脈

2 CKDの診断基準・病期分類とその意味
 1 診断基準
  1.基本定義
  2.改訂定義
 2 病期分類とその意味
  1.基本分類
  2.蛋白尿(アルブミン尿)
  3.GFR
  4.筆者が日常臨床で使用しているCKD分類

3 CKDの検査と診断
 1 自覚症状もなく,CKDとは思えない場合の簡便な早期診断法
  1.身体計測
  2.血圧
  3.尿一般検査(試験紙法)
 2 CKDが疑われ,専門的な精査が必要な場合
  1.症状
  2.CKDの病態把握に必要な検査
  3.採血検査で分かること

4 CKDにおける戦略的多重標的療法
 1 基本戦略
  1.CKDのどこを治療の標的にするか
  2.CKDの原因となる腎疾患に対する治療的介入
  3.CKDの増悪因子・合併症に対する治療的介入
 2 応用戦略
  1.CKD病期別の治療ガイド
 3 筆者の多重標的療法の臨床実績
  1.慢性糸球体腎炎
  2.糖尿病性腎症

5 CKDの原因となる腎臓疾患への治療的介入
 1 原発性腎臓病(微小変化群,膜性腎症,増殖性糸球体腎炎,
  膜性増殖性腎炎,半月体形成性腎炎など)
  1.組織学的には一見,微小変化群であっても
   臨床経過はステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の症例
  2.難治性びまん性増殖性糸球体腎炎
  3.IgA腎症
 2 生活習慣病
  1.糖尿病性腎症
  2.腎硬化症

6 レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系への治療的介入
 1 体液のホメオスタシス維持に果たす
  レニン-アンジオテンシン-アルドステロンの役割
  1.レニンアンジオテンシン(RA)
  2.アルドステロン
  3.レニンアンジオテンシン-アルドステロン系の異常
 2 レニン-アンジオテンシン(RA)抑制薬

7 食生活への治療的介入
 1 食生活への介入根拠と介入戦略
  1.なぜ,CKDには食生活への治療的介入が必要か
  2.腎疾患患者の食事療法に関するガイドライン
 2 栄養素それぞれの戦略的利活用法
  1.エネルギー
  2.蛋白質
  3.食塩
  4.カリウム
  5.リン
  6.水分
  7.繊維食品
  8.シャンピニオン
  9.活性酸素消去性食品(ファイトケミカル)
 3 食事療法をどう始めるか

8 腎毒性尿毒症毒素への治療的介入
 1 基本戦略
 2 経口吸着薬
  1.インドキシル硫酸の生成
  2.服用量
  3.経口吸着薬の開始時期
  4.経口尿毒症毒素吸着薬で食事療法の不完全を補う
  5.経口吸着薬服用上の注意
  6.低蛋白食事療法における蛋白質30g/日の妥当性

9 合併症あるいは合併病態への治療的介入
 1 治療的に介入すべき合併症,合併病態にはどのようなものがあるか
 2 動脈硬化症・脳心腎関連
  1.概要
  2.高血圧
  3.脂質異常症
 3 尿酸異常
  1.高尿酸血症はなぜ,CKDの進展リスクになるか
  2.薬剤による高尿酸血症に対する治療戦略
  3.高尿酸血症治療薬はベンズブロマロン? アロプリノール?
   フェブキソスタット?
  4.高尿酸血症に対する食事療法はどう進めるか
  5.低尿酸血症
 4 貧血
  1.概念と治療ガイドライン
  2.目標Hb値
 5 電解質・酸塩基平衡異常
  1.カリウム(K)異常
  2.ナトリウム(Na)異常
  3.代謝性アシドーシス
 6 カルシウム・リン代謝異常,二次性副甲状腺機能亢進症
  1.低リン食の腎性骨症および CKD進行に対する効果
  2.高齢骨における老化架橋
 7 血液凝固亢進
 8 造影剤による腎障害
  1.発症のメカニズム
  2.現在までに確立された予防法

10 生活習慣への治療的介入
 1 禁煙の勧め
 2 運動の勧め
 3 飲酒はほどほどに
 4 歯周ポケットの清浄化ブラッシング
 5 1日の始まりは前日の質のよい睡眠から始まる
 6 必要な予防注射は受けるべし
 7 定期的ながん検診を受けるべし
 8 日常的に励行すべき22条

11 外来フォローとチーム医療
 1 外来フォローチェックリスト
  1.日常検査・体重・尿量
  2.腎不全の増悪因子指標
  3.栄養指標
 2 CKDにおけるチーム医療
  1.チーム医療のメンバー構成
  2.医療連携のメリットとデメリット
  3.CKDコーディネーターのためのクリニカルパスの構築
  4.医療連携における研修システムとしての遠隔教育の導入
 3 腎代替療法の選択時期になったら

索引
関連書
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