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医療職が覚えておきたい運動・動作の英語表現

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本書では、日常生活における動作とリハビリテーション場面や検査場面などの医療現場における患者の動作を、イラストとともに英語で表現している。身振り手振りで説明してもどかしくなったという経験があれば、本書を開いてみて欲しい。意外にも平易なフレーズで伝わることもあり、覚えておくと便利なフレーズがたくさんある。付録には専門用語と平易な言い回しを併記した。
監修 柳澤 健
飯田 恭子
発行 2007年05月判型:A5頁:96
ISBN 978-4-260-00389-6
定価 2,200円 (本体2,000円+税)

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はじめに
著者 飯田恭子

 高齢社会を豊かで実りあるものにするためには、一人でも多くの人が何らかの病気や障害をもちながらも社会の中の一員として身体的・精神的に元気に活動していけるようなシステム作りが大切です。そのために看護・医療・リハビリテーションの専門職たちの果たす役割は大きく、すぐれた指導や援助活動が期待されます。加齢や疾病・障害によって、しばしば一時的にまた進行的に全身の機能低下や障害が生じたり、また身体のさまざまな部位のmotionやmovementが妨げられたりすることは避けられないことです。しかし近年は、高度に進んだ専門的知識や技術によってこれまで以上に健康回復や自立性の回復への道が広がってきています。さまざまな身体的不都合を抱えながらも、可能な限り日常生活を積極的に維持し、活発な精神活動、仕事や余暇活動、コミュニティ活動など社会生活、経済生活を享受していけるよう、看護・医療そしてリハビリテーションの専門職は最先端の理論に裏付けられたスキルを駆使することによって、大切な役割を果たしていかねばなりません。
 精神的・身体的に機能が衰え、身体の動きがスムースにいかないクライエントに対するプロとしての指示や説明のことばや表現は、具体的でわかりやすく、詳細でありながらも効率よく、また解剖学的にも矛盾がなく、生理学的にも適正でなくてはなりません。しかし、筋骨格系、神経系はもちろんのこと、身体のあらゆる部位の動きについてのアセスメント、診断・治療、処置、ケア、日常生活、リハビリテーションを行う上での指示や説明の用語や表現は案外と難しく、英語はもちろんのこと日本語においても具体的な例示はほとんど見あたりません。
 本書では、起きてから寝るまでの日常生活動作、運動・動作表現、診断・機能評価の表現、治療上の体位の表現、訓練・リハビリテーションの表現などについて、クライエントつまり素人向けへの指示や説明の文を専門の表現と対比しながら平易な英文で作成してあります。なお、運動・動作の表現については、首都大学東京の柳澤健教授にご専門の立場からご指導いただきました。
 国内外における、外国人患者への対応時にまた、専門職としての語学力のスキルアップに使っていただければ幸いです。

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PART1 起きてから寝るまでの日常生活動作表現
 section1 Waking up 起きる
 section2 At the bathroom 歯磨き・洗顔をする
 section3 Brushing up 髪をとかす
 section4 Getting dressed 着がえる
 section5 Toileting トイレに行く
 section6 Eating 食べる
 section7 Making tea お茶を入れる
 section8 Transportation 外出する
 section9 Housekeeping 家事をする
 section10 Recreation 余暇を楽しむ
 section11 Having a bath お風呂に入る
 section12 Bedtime 寝る
PART2 病院の中での運動・動作表現
 section1 Physical Exercise:Lying Position 体操の表現:マット上で
 section2 Physical Exercise:Sitting Position 体操の表現:椅子を使って
 section3 Physical Exercise:Standing Position 体操の表現:立位で
 section4 Passive ROM Exercise 他動的関節可動域訓練
 section5 Muscle Test:Upper Body 筋力測定評価:上半身
 section6 Muscle Test:Lower Body 筋力測定評価:下半身
 section7 Functional Assessments さまざまな機能検査
 section8 Diagnostic Tests さまざまな診断検査
 section9 Positioning 体位
付録:関節可動域運動の専門的な表現と一般的な表現

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