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『標準微生物学(第13版)』 正誤表

このたびは 『標準微生物学(第13版)』 をご購入いただきまして誠にありがとうございます。本書の第1刷(2018年3月15日発行)および第2刷(2019年2月15日発行)におきまして以下の誤りがございましたので,ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。また,あわせて情報のアップデートもお知らせいたします。

「刷数」「訂正箇所」をクリックすると,それぞれを基準にして並べ替えられます。
2019年3月11日作成 2019年4月8日更新
刷数 訂正箇所 更新年月日
1 008頁・右段・5行目 …ゲノムgenomeとなる核酸がなく,… …ゲノムgenome情報を担う核酸がなく,… 2019/3/11
1 008頁・右段・11~12行目 …細胞にはゲノムとしてのDNAが存在し,… …細胞にはゲノム情報を担うDNAが存在し,… 2019/3/11
2, 1 017頁・右段・2~3行目 …低分子の物質を取り込む能を有している. …低分子の物質を取り込む能を有している. 2019/3/25
1 080~081頁・表7-4 主なグラム陰性菌の系統 ※医学的に重要な細菌であるBordetella属とShigella属が抜けている。 Alcaligenaceae科に「BordetellaB. pertussis(百日咳)」を,Enterobacteriaceae科に「ShigellaS. dysenteriae(細菌性赤痢)」を追加
※修正後の表を含む80~81頁はこちら[PDF:59KB]です。
2019/3/11
1 081頁・表7-4 主なグラム陰性菌の系統・「Species(種)(代表的疾病)」列 下から6~5行目 E. meningosepticum(髄膜炎,日和見感染) E. meningoseptica(髄膜炎,日和見感染) 2019/3/11
1 107頁・左段・下から5~1行目 …これらはカルバペネム耐性腸内細菌carbapenem-resistant Enterobacteriaceae(CRE)あるいはカルバペネマーゼ産生腸内細菌carbapenemase-producing Enterobacteriaceae(CPE)と総称され,… …これらはカルバペネム耐性腸内細菌科細菌carbapenem-resistant Enterobacteriaceae(CRE)あるいはカルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌carbapenemase-producing Enterobacteriaceae(CPE)と総称され,… 2019/3/11
1 134頁・KEY POINTS・3行目 医学的に重要なバシラス属菌は炭疽菌とセレウス菌である. 医学的に重要なバシラス属菌は通性嫌気性の炭疽菌とセレウス菌である. 2019/3/11
1 135頁・右段・「1 分類」2~3行目 …大型グラム陽性桿菌で,ほとんどの菌は通性嫌気性である.… …大型グラム陽性桿菌で,ほとんどの菌種は偏性好気性であるが,炭疽菌B. anthracisとセレウス菌B. cereusは通性嫌気性である.… 2019/3/11
1 135頁・右段・「1 分類」12~13行目 …枯草菌B. subtilisは納豆菌として知られている.… …枯草菌B. subtilisの一部の亜種は納豆菌B. subtilis subsp. nattoとして利用されている.… 2019/3/11
1 137頁・左段・「E 予防治療」2行目以降 …治療にはペニシリン系薬が第一選択薬として使用される.近年,ペニシリナーゼおよびセファロスポリナーゼ産生性を示すペニシリン耐性株が検出されている.ペニシリンにアレルギー体質を持つ患者にはフルオロキノロン,テトラサイクリン,マクロライド系薬などが使われる. …治療にはフルオロキノロン系薬,タンパク質合成阻害薬(リネゾリド,クリンダマイシンなど),β-ラクタム系薬(メロペネム,イミペネムなど),ペニシリン系薬(ペニシリンG,アンピシリン)などを併用した静脈内投与(2週間)を行う.ペニシリン系薬はペニシリン感受性株保有患者のみに投与する. 2019/3/11
2 137頁・左段・下から2~1行目 …ペニシリン系薬(ペニシリンG,アンピリシリン)など …ペニシリン系薬(ペニシリンG,アンピシリン)など 2019/3/11
1 138頁・左段・「4 その他のバシラス属細菌」8行目以降 B. subtilisは納豆の醸成を行い,日常生活に有用な細菌であるが,本菌による菌血症,敗血症の報告がある. B. subtilis(枯草菌)は,しばしば菌血症,敗血症の原因菌となることが報告されている. 2019/3/11
1 150頁・左段・「6 予防・治療」9行目 …リステリア属菌はペニシリン,セフェム,マクロライド,テトラサイクリン,… …リステリア属菌はペニシリン,マクロライド,テトラサイクリン,… 2019/3/11
1 154頁・表13-1 腸内細菌科の代表的な菌とヒト感染症 ※エンテロバクター属にE. sakazakiiが入っている(同菌種は2008年に分類が変更となり,Cronobacter sakazakiiとなっています)。 ※以下の注釈を追加:「*:E. sakazakiiは2008年に分類が変更となり,Cronobacter sakazakiiとなった.
※修正後の表を含む154頁はこちら[PDF:93KB]です。
2019/3/11
1 169頁・表13-7 ビブリオ属菌(Vibrio spp.)のヒトに対する病原性 ※表にV. damselaが入っている(V. damselaは1991年頃に分類が変更となりPhotobacterium damselaeとなっています)。 V. damselaを削除。
※修正後の表を含む169頁はこちら[PDF:144KB]です。
2019/3/11
1 175頁・左段・「D その他のビブリオ」1~2行目 V. hollisae,V. metschnikovii,V. damselaなども臨床材料から分離されているが,… V. hollisae,V. metschnikoviiなども臨床材料から分離されているが,… 2019/3/11
1 220頁・左段・「A C. jejuni subspecies jejuni」2~10行目 C. jejuniの病原因子としてエンテロトキシン,サイトトキシン,細胞膨化致死毒素cytolethal distending toxin(CDT),志賀毒素Shigatoxin(ST),ヘモリジン,Ⅲ型分泌装置とそれを介して宿主細胞内へ移入されるエフェクタータンパク質(Campylobacter invasion antigen B:CiaBなど)が挙げられる.外膜タンパク質やLPSは本菌の腸管上皮細胞への付着因子として作用する. C. jejuniについて多数の病原因子が報告されている.鞭毛は運動性や走化性を司る.CadF(外膜タンパク質)やPEB1(ペリプラスム結合タンパク質)は宿主細胞への付着因子として作用する.細胞膨化致死毒素cytolethal distending toxin(CDT)は宿主細胞の膨化とアポトーシスを介した細胞死を誘導する.CiaBタンパク質(Campylobacter invasion antigen B)は本菌の宿主細胞への侵入に関与する. 2019/3/11
1 230頁・左段・下から3~2行目 ※プロピオニバクテリウム属に含まれる菌種としてP. acnesP. avidumP. granulosumが挙げられている(これらは現在キューティバクテリウム属に分類されています)。 ※以下の脚注を追加:「*:P. acnesP. avidumP. granulosumの3菌種は,現在キューティバクテリウムCutibacterium属に分類されている. 2019/3/11
1 292頁・左段・「B ピリミジン系(フルシトシン;5-FC)」1~2行目 5-フルオロシステイン(5-FC)のみが製剤化されており… 5-フルオロシトシン(5-FC)のみが製剤化されており… 2019/3/11
1 322頁・右段・「B ウイルスゲノム」1~2行目 生物の遺伝情報を担う物質をゲノム genomeという. 生物の持つ全遺伝情報をゲノム genomeという. 2019/3/11
1 324頁・右段・「A ゲノムgenome」1~2行目 ウイルスはゲノムとしてDNAかRNAどちらか一方のみを持ち,… …ウイルスは,そのゲノムをコードする核酸としてDNAかRNAどちらか一方のみを持ち,… 2019/3/11
1 327頁・KEY POINTS・1行目 ウイルスは,ゲノムがDNAであるかRNAであるか,… ウイルスは,そのゲノムをコードする核酸がDNAであるかRNAであるか,… 2019/3/11
1 369頁・左段・「6 抗インフルエンザ薬」3~11行目 2018年1月現在.抗インフルエンザウイルス薬として使用可能なものには,アマンタジン,ザナミビル,オセルタミビル,ペラミビル,そしてラニナミビルの5種類(図32-2)がある.また,これらの薬剤とは異なる作用機序(RNAポリメラーゼ阻害作用を持つ薬剤ファビピラビルが承認されたが,通常のインフルエンザウイルス感染に対する使用は認められていない. 2019年1月現在.抗インフルエンザウイルス薬として使用可能なものには,アマンタジン,ザナミビル,オセルタミビル,ペラミビル,ラニナミビル(図32-2)に加え,RNAポリメラーゼ阻害作用を持つファビピラビル,そして新たに認可されたバロキサビル・マルボキシルがある.なお,ファビピラビルは通常のインフルエンザウイルス感染に対する使用は認められていない.
※情報をアップデートしました。なお,修正後の本文を含む369-370頁はこちら[PDF:367KB]です。
2019/3/11
1 370頁・左段・「7 抗HIV薬」の直前 以下のとおり,バロキサビル・マルボキシルの記載を追加:「C バロキサビル・マルボキシル baloxavir marboxil
バロキサビル・マルボキシルは,インフルエンザウイルスの酵素であるキャップ依存性エンドヌクレアーゼに作用し,ウイルスのmRNA合成を選択的に阻害する薬剤である.他の薬剤と異なり,単回投与で治療効果を発揮するという特長を有している.

※情報をアップデートしました。なお,修正後の本文を含む369-370頁はこちら[PDF:367KB]です。
2019/3/11
2, 1 449頁・右段・下から3~1行目 …とノイラミニダーゼ阻害薬がある(→449頁も参照のこと).… …とノイラミニダーゼ阻害薬がある(→369頁も参照のこと).… 2019/3/11
1 498頁・右段・下から13~11行目 …死亡者数は100万人(73%はサハラ砂漠以南のアリカ)と推定されている.… …死亡者数は100万人(73%はサハラ砂漠以南のアリカ)と推定されている.… 2019/3/11
1 519頁・「本編を学ぶ意義」4~5行目 …条虫,吸虫,線虫を区別するが,宿主体内で個体数が増加することはなく,… …条虫,吸虫,線虫を区別するが,宿主体内で成虫の個体数が増加することはなく,… 2019/3/11
1 527頁・図41-2 マラリア原虫の生活史・「赤内期」 栄養 アメーバ
※修正後の図を含む527頁はこちら[PDF:359KB]です。
2019/3/11
1 553頁・左段・「1 日本海裂頭条虫症,広節裂頭条虫症」1~2行目 わが国での感染は日本海裂頭条虫Diphyllobothrium nihonkaienseによるものである.… わが国での感染は日本海裂頭条虫Dibothriocephalus nihonkaiensisによるものである.…
※分類が変更になりましたので,情報をアップデートしました。
2019/3/11
1 553頁・左段・「1 日本海裂頭条虫症,広節裂頭条虫症」下から3~2行目 北欧に分布する広節裂頭条虫Diphyllobothrium latumは… 北欧に分布する広節裂頭条虫Dibothriocephalus latusは…
※分類が変更になりましたので,情報をアップデートしました。
2019/3/11
1 553頁・左段・「2 大複殖門条虫症」見出し~1行目 2 複殖門条虫症
複殖門条虫症Diplogonoporus grandisは…
2 クジラ複殖門条虫症
クジラ複殖門条虫症Diphyllobothrium balaenopteraeは…
2019/3/11
1 565頁・右段・「13 わが国で現在使われているワクチン」1~2行目 わが国で現在使われているワクチンは,表43-5に示す25ワクチンであるが,… わが国で現在使われているワクチンは,表43-5に示す26ワクチンであるが,…
※情報をアップデートしました。
2019/3/11
1 566頁・表43-5のタイトル 表43-5 わが国で現在使われているワクチン(2018年1月現在) 表43-5 わが国で現在使われているワクチン(2019年1月現在)
※情報をアップデートしました。なお,修正後の表を含む566頁はこちら[PDF:102KB]です。
2019/3/11
1 566頁・表43-5 ※不活化ワクチン・トキソイドに「DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風混合)」を追加。
※情報をアップデートしました。なお,修正後の表を含む566頁はこちら[PDF:102KB]です。
2019/3/11
1 567~568頁・表43-6のタイトル 表43-6 感染症法の対象となる感染症の類型(2018年1月現在) 表43-6 感染症法の対象となる感染症の類型(2019年1月現在)
※情報をアップデートしました。なお,修正後の表を含む567-568頁はこちら[PDF:194KB]です。
2019/3/11
1 567頁・表43-6 5類感染症 全数把握疾患(22疾患)
5類感染症 定点把握疾患(26疾患)
5類感染症 全数把握疾患(24疾患)
5類感染症 定点把握疾患(25疾患)
※5類感染症の全数把握疾患に「急性弛緩性麻痺」「百日咳」を追加。
※5類感染症の定点把握疾患から百日咳を削除。
※情報をアップデートしました。なお,修正後の表を含む567-568頁はこちら[PDF:194KB]です。
2019/3/11
1 575頁・右段・「1 薬剤耐性菌」4~5行目 …カルバペネム耐性腸内細菌(CRE)などがある …カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)などがある 2019/3/11
2, 1 602頁・表48-4 感染症法で指定されている特定病原体等・注釈** …緑色はウイルス,黄色は細菌/クラミジア/寄生虫,赤色は毒素を示す. …緑色はウイルス,黄色は細菌/クラミジア/真菌/寄生虫,赤色は毒素を示す. 2019/4/8
1 618頁・左段・5~6行目 CPE carbapenemase-producing Enterobacteriaceae:カルバペネマーゼ耐性腸内細菌 CPE  carbapenemase-producing Enterobacteriaceae:カルバペネマーゼ耐性腸内細菌科細菌 2019/3/11
1 618頁・左段・8~9行目 CRE carbapenem-resistant Enterobacteriaceae:カルバペネム耐性腸内細菌 CRE carbapenem-resistant Enterobacteriaceae:カルバペネム耐性腸内細菌科細菌 2019/3/11