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『新臨床内科学 (第9版)』 正誤表

このたびは 『新臨床内科学 [B5上製版] (第9版)』 および 『新臨床内科学 [縮刷版] (第9版)』 をご購入いただきまして誠にありがとうございます。本書B5上製版の第1刷(2009年1月1日発行)と第2刷(2010年4月1日発行),縮刷版の第1刷(2009年1月1日発行)と第2刷(2010年12月1日発行)におきまして,以下の誤りがございましたので,ここに訂正いたします。読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

2013年4月現在

■執筆者の訂正

訂正箇所
(第1刷)
38頁・目次・「付録-神経疾患-2.検査法-g. 末梢神経伝導検査」執筆者欄
水澤英洋 水澤英洋・叶内 匡
(第1刷)
1707頁・左段・「g. 末梢神経伝導検査」項目末尾(執筆者名)
水澤英洋 水澤英洋・叶内 匡(執筆協力)

■内容の訂正

訂正箇所
(第1刷および第2刷)
416頁・左段・2~10行目
「1.肥厚性幽門狭窄症(胃の位置・形態異常)」の診断と治療の項
■診断
 ……
 胃内視鏡検査では,子宮頸部様所見(cervix sign)が特徴とされている.しかし,本症はまれであること,および悪性疾患が除外できないことより,術前診断は非常に困難である.内視鏡下の生検も加味しての診断が重要である.

■治療
 治療は内視鏡的拡張術が行われることがあるが,本症は術前に悪性疾患を除外できないことが多いことから,幽門側胃切除術を施行する場合が多い.

■診断
 ……
 診断方法は新生児・乳児と成人では異なる.本疾患の大多数を占める新生児・乳児では生後数週間から3カ月程度に,噴水状の嘔吐で発症する場合が多い.以前はX線造影により幽門狭窄を証明していたが,最近では腹部超音波検査が第一選択となっている.腹部超音波検査により肥厚した幽門筋と延長した幽門管が特徴的な所見である.
 一方,非常に稀な成人の場合には,悪性疾患が除外できないことから,内視鏡検査,内視鏡下の生検も加味して診断することが重要である.

■治療
 治療についても新生児・乳児と成人では方針が異なる.新生児・乳児の場合には幽門筋切開(Ramstedt手術)が良く知られており,保存的治療として硫酸アトロピン療法も注目されている.
 成人については,内視鏡的拡張術が行われることがあるが,術前に悪性疾患が除外できない場合が多いことから,幽門側胃切除を施行する場合が多い.

(第1刷)
1420頁・表10-72
右記の注釈を追加 ※2007年6月以降の変更については,感染研ホームページ等を参照
(第1刷)
1422頁・表10-72内・「BCG」の区分
結核予防法 予防接種法による定期接種