第22回「理学療法ジャーナル賞」
2011.06.13
第22回「理学療法ジャーナル賞」
4月16日,第22回「理学療法ジャーナル賞」授賞式が医学書院本社にて開催された。本賞は,前年の1年間に『理学療法ジャーナル』誌に掲載された投稿論文のうち,特に優秀な論文を編集委員会が顕彰し,理学療法士の研究活動を奨励するもの。
『理学療法ジャーナル』誌への投稿論文数は年々増加しており,2010年の投稿総数は130本に上った。そのうち19本が選考対象となり,下記の3論文が第22回「理学療法ジャーナル賞」に選ばれた。
【入賞】赤羽根良和,他(さとう整形外科)
「骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折に対する運動療法の意義-椎体圧潰変形の抑止効果について」(第44巻6号掲載,報告)
【準入賞】木下一雄,他(慈恵医大柏病院)
「Magnetic Resonance Imaging(MRI)の特性を用いた単一運動課題における内閉鎖筋,外閉鎖筋の筋活動の差異についての検討」(同12号,原著)
【奨励賞】牧迫飛雄馬,他(国立長寿医療研究センター)
「地域在住後期高齢者におけるIADL低下の予測因子としての歩行能力」(同7号,報告)
左から木下一雄氏,赤羽根良和氏,牧迫飛雄馬氏 |
「入賞」論文が選ばれたのは実に5年ぶり。編集委員の吉尾雅春氏(千里リハビリテーション病院)は,赤羽根氏らの論文について,臨床で行える簡便な方法で効果を上げられることが検証されており,「ある種の感動を覚えながら査読した」と高く評価した。
『理学療法ジャーナル』誌では本年も,掲載された投稿論文から第23回「理学療法ジャーナル賞」を選定する。詳細については『理学療法ジャーナル』誌投稿規定を参照されたい。
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